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2012年 05月 24日
このお店は若手のミュージシャンとの共演の場です。 前回と同じメンバーでの演奏。 ピアノは今泉大樹、ベースは石川隆一、ドラムスは海老沢幸二です。 ![]() このところの体調不良で、せっかくの新しい感覚がともすれば雲散霧消しそうになるところでしたが、何とか今回も思った方向に行くことができました。若手のメンバーも善戦。 次回7月のステージも楽しみです。 2012年 05月 23日
故森川信幸氏の告別式も、無事に済みました。 多くのミュージシャンが集い、有志の演奏の中、ノブさんを見送りました。 そして僕らは、また日常へと戻ります。 浅草に「スマイル」というジャズクラブがあります。 少し前に僕のカルテットに在籍したドラマーの井川晃氏と、ヴォーカリストの奥様、高橋エミさんのお店です。 何度か行きましたが、今回は初めて僕名義のライブです。 ![]() ギターの宮崎カポネ信義さんとの共演。 デュオは初めてでしたが、宮崎さんのブルースフィーリングに触発されてジャズの原点に戻ったような心地よさがありました。 またこのお店は実に音響が良く、演奏していても音の伸びに助けられます。 もうひとつ特筆すべきは、正面に東京スカイツリーが大きく見えること。 この日はまだ開業前でライトアップされていませんでしたが、これからは絶好のロケーションになるでしょう。 再演したいお店のひとつとなりました。 2012年 05月 19日
#&♭の名バリトン・サキソフォン奏者、森川信幸氏がご逝去されました。 79歳におなりでした。 ![]() 森川さんは音楽的に類い稀な感性を持ったジャズミュージシャンでした。 僕が30歳ぐらいの時に#&♭でリードを吹いていた時、非常に大事なことを教わりました。 例えばそれはNHKの番組の収録で「Don't Be That Way」を吹いた時。 ジャズの8分音符には曲調によってバウンスの微妙なタイムが異なること。 今でもそのアドヴァイスは音楽を作る上で大きな助けになっています。 また上手く吹いても、それがジャズである必要を説かれていました。 ![]() 楽譜も強く、フィンガリングやタンギングなど当時若かった僕らより数段上のテクニックをお持ちでした。 バリトンサックスはリズムセクションから最も遠い位置にあるのですが、決して遅れることはありません。 音楽が暖かく、またアンサンブルも抜群だったのです。 サキソフォンの弱点に不安定なピッチという側面がありましたが、森川さんがピッチを外すことはまず皆無と言って良いでしょう。 僕は441と442のピッチを正確に吹き分けたことを目撃しています。 そして後輩には優しく、決して自分の我を通す方ではありませんでした。 スタジオの仕事など、おやりになれば完璧だったと思いますが、本人はお嫌いでした。 お金を稼ぐことには無頓着でした。 #&♭に在籍した若手が、自分から音楽的な何かを吸収することを最も喜びとされていました。 また良いお酒をお飲みになりました。 飲むとますます優しくなりました。 楽器のサウンドは実に魅力的でした。 #&♭の全盛期のアンサンブルはトップノートをお兄様の森川周三さん(故人)、ボトムノートが森川信幸さんが担当したからこそ他のバンドでは成し得ないサウンドを作ったものと確信しております。 実はアルトサックスの音色も凄かった。 僕は何度も森川さんに自分の音を聴いてもらい、指示を仰ぎました。 大概は良いとしか言ってはくれませんでしたが。 しかしこのところ少しそのサウンドに近づいたかな、とも思います。 もう聴いてはいただけません。 ![]() 森川さん、いやノブさんはいつまでも語り継がれる日本の名演奏家の一人であることは間違えありません。 ノブさんのことを書き始めるとキリがないので、この辺りで筆を置きます。 最大の感謝を込めて、ご冥福をお祈りします。 今ごろはモっさん(森川周三さん)とご兄弟でお好きな日本酒を酌み交わしていらっしゃるのではないでしょうか。 お通夜、20日(日)18:00, 告別式21日(月)11:00。 カルチャーパビリオン 平安祭典 高円寺会館 東京都杉並区高円寺北2-1-7 電話 03-3339-1101 2012年 05月 17日
僕はマウスピースやリードを頻繁に変えるほうではありません。 またマウスピースもあまりたくさん所持していません。 極端なときは、使用できるものを一本しか持っていないこともあります。 しかしこのブログでもお伝えしましたが、最近少し変化があります。 変化というよりは、向上だと考えています。 そこで新しい楽器の可能性が浮上しました。 ![]() 手前が使用中のA902V、その向こうが新しいモデルです。 カドソンのニューモデル(とは言っても昨年から人気が高い)はラッカー無し。 昔はホルンなどの金管楽器に多かったのですが、サキソフォンには稀でした。 最近は技術が進み、ラッカーをかけなくても管体が腐食することは殆どありません。 このアンラッカーは、外見の新しさだけではありません。 製造上の便宜を図るためにキーポストをプレートで本体に貼り付けることを止め、昔の名器のように音の響きを阻害する部位を排除しています。 全ては書けませんが、これまでの中島楽器のノウハウの集大成です。 ところでカドソンの使用率のアンケートでは、セルマー、ヤマハ、ヤナギサワについで4位だそうですね。 市場に出た年数と従業員数で考えると、これは物凄いことかもしれません。 勿論僕はベストな選択をしています。 現在僕の頭の中にある音を出すために、この楽器は大きく寄与してくれる直観を感じます。 人との出会いもそうですが、楽器との出会いも人知を超えた偶然が殆どです。 その出会いのときまで前を向いて研鑽していなければ、貴重な事柄を見過ごしてしまいます。 考えてみれば僕はかなりのことを見過ごしてきたお陰で、これ以上の失態を繰り返さない反省が生まれました。 これも年を重ねることの効果の一つでしょう。 2012年 05月 07日
関東は大荒れの天候でした。 被害に遭われた地域の方々には、お見舞い申し上げます。 僕は船上でのライブでした。 家を出がけにはバケツをひっくり返したような雨に、雹が混じり凄い風。 勝どきに到着しても風は収まらず出航を危惧しましたが、ほどなく青空が見えてきました。 風のためにデッキでの演奏はやめて、キャビン(客室内)でのライブとなりました。 今日のメンバーはギターの天野丘(たかし)。 ![]() 新しい感覚を持ったギタリストで、可能性のあるアンサンブルを楽しめます。 そしてヴォーカルの紗野葉子。 ![]() 深い味わいの歌を聴かせてくれました。 そのうこうするうちに、美しい満月が顔を出します。 ![]() そしてライブは続きます。 ![]() 悪天候や様々なトラブルにめげずに演奏を終了することができました。 最後にハウスボートクラブの船長と社長(奥様)、そして第一回目のこのライブの朝に生まれた娘さんと(すごくシャイで写真は嫌い?)と記念撮影。 ![]() 次回は秋の中秋の名月に企画します。 皆様もイタリアンと満月で、東京湾上でのジャズはいかがですか。 2012年 05月 05日
今年も高槻市(京都と大阪を結ぶJR京都線の中間点)で毎年行われる、高槻ジャズストリートに参加しました。 一昨年は韓国から来たビッグバンドのゲストとして演奏。 その後個人的な政治思想的な主義の問題で、公には韓国人との共演は避けることに致しました。 昨年はワークショップで、一般の音楽愛好家にジャズのクリニックをやる現場を見ていただきました。 今年は関西圏(大阪・京都・神戸)で活躍する有望な若手との共演です。 一日目は阪急高槻駅高架下の広場。 街中の構造物の自然な残響が心地よい。 また椅子は設置されていないのですが、たくさんの人々が来て下さいます。 若手ミュージシャンとは事前にメールで譜面のやり取りをしました。 アンサンブルは上手くまとまりました。 リハーサルが無いのは確かに厳しいのですが、ジャズフェス独特の高揚感を観客の皆さまと共有しました。 この瞬間は何にも代え難いもののひとつです。 ![]() 野江直樹(ギター)、権上康志(ベース)、斉藤洋平(ドラム) 終了後にCDを購入して頂いた方々とお話ができました。 演奏後の感想は、僕にとって貴重です。 終了後に10時から打ち上げ。 この企画の中心人物、北川潤一郎氏のJKカフェ。 多くのミュージシャンにはすっかりお馴染みのお店です。 椎名豊のバンドと一緒になりました。 彼は英国から帰国したばかりですが、今度は英国人のトランペッターとテナー奏者を連れてきました。 また韓国からのミュージシャンも共演。 交通整理(無論音楽的な)には、さぞ腐心されたことでしょう。 英国人のエド・ジョーンズ氏とデイモン・ブラウン市とは、翌日ケーブルTVの放送で急遽共演することになりますが、この時はまだ知らされていません。 ![]() 打ち上げには韓国人ミュージシャンも多く参加して、お互いいい加減な英語でたくさんの会話。 個人的に韓国人に恨みを持つものでは無く、あくまで国家間の政治的な問題です。 翌日は現代劇場レセプションホール。 安定したピアノトリオとの共演になりました。 一番最初の出演(12:00~)だったため、サウンドチェックができました。 二日目と言うこともあり、構成を進めることができます。 会場は立ち見まででて、満員の大盛況。 ![]() 志水 愛(ピアノ)、山本久生(ベース)、引田裕路(ドラム) 録音を聴いたところ数多の反省点はあるものの、方向は間違えていないことがわかりました。 引き続き練習するのが楽しみです。 親知らずのその後は、薄皮を剥くように回復しております。 しかし下顎へのダメージは、まだ痛みが残り、口を大きく開けることができません。 少なくともミニトマトはどんなに小さいものでも、口には入らない状態が続いています。 お陰で演奏中の顎の位置を、今更ながら再確認しました。 これは今後生徒に奏法を伝える時に有効かもしれません。 最後に大阪からから応援に来て頂いた小暮夫妻、そして会期中に色々と完璧なサポートをして頂いた佐野武氏に大きな感謝を致します。 佐野さんは神戸からいらっしゃったボランティア。 歌を御詠みです。 http://k-agrado.com/sanoyoiyoi/yoiyoi.html 興味のある方はどうぞご覧ください。 2012年 04月 29日
新宿サムデイのビッグバンドフェスティバルが始まりました。 初日はサムデイ・ジャズビッグバンド。 マスターのジャズに対する熱い想いから立ち上げられたバンド。 僕はここでコンサートマスターの任を与えられました。 当日は朝から自宅で全体的な音楽の構成と、自分のリードアルト譜の練習。 午後はメンバー全員サムデイに集合してリハーサル。 ここでは全てを仕切ります。 3時間弱のリハーサルでは、全曲を通して破たんが無いようにするのがやっと。 そして2時間以上の本番。 前回の2倍ほどの曲数。 メンバー全員、大変だったと思います。 やはり当日のみのリハーサルでは限界があります。 サムデイの看板バンドにするなら、リハーサルを増やし本番も増やさねばならないでしょう。 これには皆さんの支援が必要。 良いバンドは、良質の聴衆に支えられるのです。 そして二日目も出演。 マイク・プライス・ジャズOrch. ![]() こちらのバンドは大曲が二つあるため、かなりなリハーサルを重ねてきました。 どちらのバンドもリードアルトを担当しているのですが、明らかにこちらのバンドの方がアンサンブルと音楽の構築がなされている。 お客さんがたの反応でも明白です。 サムデイ・ジャズビッグバンドのコンサトマスターである僕としては複雑なところ。 ![]() それでも素晴らしいサックスセクションに恵まれて、純粋に音楽を作ることができました。 昨日は銀座シグナス。 ケン岡本さんのファンキージャズ・オールスターズ。 リラックスして演奏することができました。 ![]() トランペット(鈴木正晃)との2フロントは、やはりジャズサウンドに様々なカラーを与えます。 今回は初めて「処女航海」もレパートリに入りました。 人前で演奏することは多くないのですが、やはりハンコックの名作です。 ![]() ゲストヴォーカルはEIKO。 彼女のファンが多く詰め掛け、最後まで熱気のあるシグナスでした。 親知らず抜歯後、この4日連続のライブは少なからず患部に堪えました。 非常に練習したい気持ちが強いのですが、次の本番のためにも多少の休息が必要かもしれません。 2012年 04月 25日
今日は北村英治さんのバンド、銀座スイングでした。 超満員、補助席まで出た賑わい。 演奏も快調でした。 ![]() 実は今日のライブ、演奏不能だったかもしれないのです。 というのも6日前に抜歯した親知らず。 この処置のおかげで実に散々な一週間でした。 最初の数日は顔全体が大きく晴れ上がり、唾を飲み込むことも激痛でした。 一時間以上嚥下動作なしということもありました。 口の中は外側以上に腫れていたようです。 声を出すことも難しい状態で、奥歯はかみ合わせることができません。 3日目にリハーサルがあり、音が出るかどうか甚だ不安な状況で参加。 メゾピアノ程度の演奏がやっとでしたが、周りの優れたミュージシャンの音を聴き元気を接収しました。 音楽の力は偉大なものだと、自ら再認識した次第です。 昨日の昼まで満足に吹けなかったのですが、今日はやっと音が出るようになりました。 まさに滑り込みです。 4日間続くライブのうち、明日と明後日はビッグバンドでリードを取ります。 何とか体が持つことを願っています。 このトラブルで、また何か新しい物の見方ができるような気がします。 転んでもただでは起きないのは、いつものことですが。 2012年 04月 17日
僕はいわゆるカドソン・中島楽器のイメージキャラクターというところですが、この度雑誌などの広告のために写真をニューリアルすることになりました。 今日はその撮影でした。 新作は佐藤達哉氏、ルイス・パジェ氏を加え、三人並んで楽器を吹いている画になります。 一人ずつ楽器を実際に吹きながら、写真を撮っていきます。 最後にこれを合成するという寸法。 ![]() この写真はブログ用に撮ってもらったものです。 出来上がりはモノクロームの写真になりますが、かなりリアリティーのある出来上がりのようです。 ![]() 写真家のベンさんのスタジオ。 2時間あまりで終了。 この後久しぶりで中島社長と佐藤達哉氏と三人で飲みに行きました。 2012年 04月 15日
老舗社会人ビッグバンド、ジョリーフェローズのクリニック。 毎月一度、後楽園近くの練習スタジオで行っています。 もうかれこれ3年目となりました。 ![]() もともと潜在能力の高かったバンドなので、目に見えて向上されています。 音楽的なことに加え、このバンドは紳士的です。 そのため音楽を美しく表現することに対して、実に自然体を作り出すことができます。 終了後には反省会と称し、グラスを傾けます。 メンバーの皆さんが仲良く、暖かい雰囲気を持っていらっしゃるので楽しい。 今年は四谷区民会館でのリサイタルを、7月に控えて練習中。 3年目にして、初めてゲストとして僕も共演いたします。 近くなりましたらご案内致します。 特に社会人バンドの方々の御来場をお待ち申し上げます。 |
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