藍色の研究

sunrisek6.exblog.jp
ブログトップ | ログイン
2012年 06月 26日

NHKセッション2012

NHK-FMのジャズ番組「セッション2012」の収録でした。
僕は初めてこの番組に出演したのは1981年。
ニューブリードというビッグバンド、当時は俳優の鹿内タケシさんが司会をされていました。
505スタジオでの収録で、完全に生放送。
確か週末のゴールデンタイムのオンエアだったと記憶しています。

今は敷地内にある「ふれあいホール」での公開収録です。
NHKセッション2012_b0094826_12381947.jpg

左がNHKホールです。
ふれあいホールは小劇場とうい感じで、ジャズの演奏会や演劇などに良いでしょう。
演じる人間の息遣いや、表情がわかる距離感は重要ですから。

NHKセッション2012_b0094826_12442676.jpg


当日のスケジュール。
テレビとは違い、カメリハ(カメラリハーサル)が無いので楽です。

NHKセッション2012_b0094826_12444174.jpg


今回は演奏中の写真がありません。
当たり前ですが、NHKに著作権があるためです。

肝心の演奏はとういと、これはなかなか良かったのではないでしょうか。
岡崎好朗(TP)、椎名豊(P)、川村竜(B),安藤正則(DS)という秀逸な演奏家が揃ったことが大きな要因ですが、それだけではありません。

まずNHKのスタッフが素晴らしい。
比較しては申し訳ないのですが、全員が真摯な姿勢で番組制作に取り組んでいらっしゃいます。
ディレクターの三浦こずえさんは、モスクワ音楽院に学んだピアニスト。
音楽と演奏家のことを理解されているため、僕らも音楽に集中できました。
録音はラジオという媒体としてもっと重要な要素となりますが、副調整室で聴いたリハーサルの録音は久々に自分のプレイバックを聴いて違和感のないものでした。
数十年ぶりかもしれません。
そのようなスタッフの姿勢が、観客の皆さんのカラーを決定します。
今日の会場は、上品なお客さま方で埋まりました。
僕は日本人が世界で最も上品な民族だと信じています。
取り澄まして格好つけているのではありません。
このような場所での悪ふざけや、から騒ぎが嫌いなだけなのです。
幸せな時間を過ごすことができて幸せです。
共演者、スタッフ、お客さま方に深く感謝します。

個人的にはいつもながら反省しきり。
しかしながら、全体的には上々の出来であったと自負しております。

放送日はNHK-FM、7月22日(日)23:00~24:00
再放送は7月27日(金)10:00~11:00です。
セットリストは
1.C Jam Blues
2.Riverside Jump
3.しのだづま
4.Desert Moonlight
5.Black Orfeus
6.IN Case You Missed It

お聴きになって頂けると幸いです。

by sunrisek6 | 2012-06-26 13:05 | コンサート


<< 練馬春日町・レディ・デイ      新宿・サムデイ >>