新橋・サムデイでの僕のセクステットも一年目になりました。
今回は新曲、それもオリジナルでビバップからの脱却を図りました。
4曲をアレンジして、写譜まで完成させるのは時間と精神力が必要です。
しかしその結果は十分に報われるものでした。
抽象的な表現や、現代的な和音はともすると観客無視の姿勢につながります。
曲に対する深い理解と自信が不可欠です。
メンバーの皆さんは本当に音楽的に信頼できる、と再認識しました。
この日の演奏は、ジャズがフォームではなく質の高さによることを痛感した次第です。
リズムセクションのサポートも抜群でした。
少ないリハーサル時間で、最大限に曲を理解してくれました。
作曲者として、感謝の気持ちでいっぱいです。
また今回は初の試みで、全て生音。
マスターも「この方が、ええんとちゃう?」と、その意外な結果に喜んでいました。
アンコールまで掛かったことが、この日の演奏を象徴しています。
さあ今度こそ新しい曲を書かなくちゃ!