藍色の研究

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2009年 02月 21日

川口総合文化センター リリア

JR川口駅前のリリア音楽ホールに行ってきました。b0094826_1813668.jpg
僕の母校である東京芸術大学のサキソフォーン専攻生による演奏会を聴くためです。
これまでも招待状が何度も届いていたのですが、なかなかスケジュールが合いませんでした。
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初めての経験だったのですが、後輩の若さあふれる演奏に接して非常に気持ちが高揚しました。
まず僕たちが在学時代から演奏していたパスカルの「4重奏曲」などは懐かしかったし、トマジの「バラード」はつい先日、上越教育大学でレッスンしたばかり。

しかし初めて接する曲にも、素晴らしい作品が多くありました。
特にシュトックハウゼンの「少年のデュエット」は、ソプラノサックス2本のみで書かれた作品で、学生の素晴らしい解釈と高いテクニックに感心しました。
また若手の作曲家による作品(まだ芸大大学院に在学中)の松岡大祐「トゥリアエズ」は、そのふざけたネーミングとは裏腹に、作り込まれた秀作。ミニマルミュージックの影響もあり、その物語性も豊富でした。
またリゲティ「6つのバガデル」は、原作をサキソフォーンように編曲することには疑問を持つ僕ですが、非常に面白く感じてしまったことを白状しておきます。

僕たちが在学していたころより、全体的にテクニックが上がったことは予想通り。
フラジオ、ダブルタンギングは標準装備の時代になりました。
ただ身体を必要以上にくねらせ過ぎて、元来のメロディーのレガートと連続性とエネルギーを空間に放射してしてしまう瞬間と、硬めのリードをハードプレスで演奏するために全体的に音の輪郭がぼやけてしまったことが残念でした。
しかし確実に、次の時代を担う名手がこの中から世の中に出てくることは疑いようもありません。
久しぶりに、良いものを聴きました。
さすが芸大!
(僕は落ちこぼれなので、自画自賛ではありませんよ~!)

by sunrisek6 | 2009-02-21 18:53 | 文化芸術


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