静岡市にある非常に大きな総合施設、グランシップのホール「大地」でのジャズコンサートでした。
タイトルは「モダンジャズの変遷Vol2、ビーバップ」
僕はもともとチャーリー・パーカーに驚愕してジャズ界に入った人間ですから、この企画は積極的に参加しました。

第一部はカルテット。
オーニソロジーやヤードバード組曲を演奏。
バード・オブ・パラダイスやエンブレイサブル・ユーは原作のアレンジを残して再現してみました。
第二部はセクステット。
グルービン・ハイなどは転調部分や最後のスローになるエンディングもアレンジして演奏。
このセットは現在の自分のフレーズを盛り込みつつ、大いに楽しみました。
観客のみなさんも非常に良く聴いて頂き、アンコールではア・カペラでパーカーズ・ムードを演奏し、幕を閉じました。
僕にとっても素晴らしい経験となりました。
トリオは全員アメリカ人。
トランペットはキューバ出身のルイス・パジェだったので、トロンボーンの中路英明に
「今日は日本人はオレたち二人だけだね。」
と言ったら、
「いいえ、僕は関西人ですから。」
「・・・・・・・・。」
音楽に国籍は無関係です。
最後には打ち解けて、素晴らしい共同作業ができたように思います。

最後はグランシップの館長さんやプロデューサーの皆さんと記念撮影。
ただ、みんなはその日のうちに帰京。
僕は次の日が神戸でコンサートなので居残り。
新幹線に急ぐ皆さんを見送り、一人でさびしくホテルの部屋で飲んだのでした~。