藍色の研究

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2009年 09月 08日

天皇皇后両陛下御成婚50年及び天皇陛下御即位20年奉祝行事

皇居内の桃華楽堂にて音楽会が開かれました。
原信夫と#&♭による演奏でした。
これは非常に特殊な音楽会で、長く記憶に残ることに疑いはありません。
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150名ほどの観客の皆さんの最前列は、皇室の方々です。
天皇皇后両陛下に皇太子同妃両殿下、また文仁親王同妃両殿下と黒田清子(さやこ)様。
ソロでステージの前に出るたびに、この方がたの御前で演奏することになります。
不思議と緊張感よりも、演奏できる喜びの方が大きく感じられます。

両陛下はもちろん、皆様方も喜んで僕たちの演奏をお聴き下さったように感じました。

演奏終了後は桃華楽堂のロビーに両陛下がお見えになり、メンバー一人一人との歓談の時間を頂きました。
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すぐ目前での陛下との会話は、現実を超えた経験でした。
本来であれば、非常に緊張する瞬間であるはずです。
しかしながら予想に反してそののようにはなりません。
真に高貴なお方は、そのような無意味な緊張をも感じさせないお力がおありになるのでしょう。
僕には「サキソフォンは演奏すると疲れますか?」「このバンドでは何年吹いていらっしゃいますか?」とご質問されました。
僕は緊張していなかったわけではないようです。
二つ目のご質問に「原さんとお知り合いになって30年です。」
とお答えしましたが、10年多くお答えしてしまいました。

まあご本人の原さんも「1929年には、陛下もジャズをお聴きになっていらっしゃいますよね。」
と言った後に陛下は
「私は1929年にはまだ生まれておりません。」
とお答えになられました。
一同爆笑に(もちろん節度を保って)なったのですが、陛下のユーモアを解するお気持ちの一端を見た次第です。

皇后さまにもお声を掛けていただきました。
この優しさに満ち溢れた御眼差しは、これまでに僕が経験したことが無いものです。

平安な心でいること、人に優しい気持ちで接すること。
この日本での最上級の何かを垣間見たように思います。
同時に自分の小ささも理解できました。
決して卑下しているのではなく、新しい知識と希望を得たという意味においてです。

ジャズミュージシャンが皇居でジャズを演奏するのは、長い歴史の中で今日が初めてです。
希有な機会を与えていただいた原信夫氏に感謝いたします。

by sunrisek6 | 2009-09-08 22:00 | コンサート


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