日ごろからお世話になっている上野さん宅へ。
お年始というか、めったに聴けないレコードと、ご夫妻とのお話を目当てに行ってきました。
上野陽一氏も筋金入りのオーディオファン。
奥様の恒子(ひさこ)さんは、お兄さんの経営するジャズ喫茶で働いていらっしゃいました。
ですから、お二人ともじゃずファンでいらっしゃいます。
この日もオリジナル版が増えていました。
このオリジナル版と言うのは、初回プレスのレコードのことです。
何が価値があるかと言うと、これは音が良いからです。
この当時は磁気テープに録音したものを、レコード盤にカッティングしていました。
しかし磁気テープは年月とともに大きく劣化します。
レコード盤は保存状態が良ければ、50年前の音でも完全な形で残ります。
もちろんマッキントッシュの真空管アンプ。
アルティックのスピーカー(若干改造)は、昔の本格的なジャズ喫茶を思い出します。
この日もソニー・ロリンズの貴重なオリジナル版を聴きました。
素晴らしいですね!
また現在最も興味のあるキャノンボール・アダレイのレコードも。
このような再生装置で聴くと、またひとつその凄さがわかります。
今後の音作りに、大いに参考になりました。
夜は久子さんの手料理を頂きながら、たくさんのお話ができました。
お二人の御自宅ではライブもやっています。
その場合の名前が「うーさんち」です。
今月はフルートの太田朱美さんと、ピアノの片倉真由子さんのデュオ。
興味のある方は、上記二人のHPから探してみてください。
間違えなく良い演奏が期待できます。