ホームページの扉に「しばらくは演奏家としての・・・」と書いていましたが、最近はそれ以外の立場を取れるようになりました。
#&♭が一応終了して時間ができたことによります。
今日のカルテットは新曲が5つ。
半分は新しい曲ということになります。
旧作をリメークしたものもあります。
前回演奏した時は、方法論に不足がありました。
現在のメンバーは西直樹を中心に、近代理論をこなせます。

初めて「ハーモニック・メイジャースケール」を導入した新作も演奏。
これから西直樹には大きく助けてもらうことでしょう。

高瀬裕はアップテンポにおいて、かなりのサポートを提供してくれるようになりました。
今回のアップは「Minor Apprehension」。
Jackie McLeanの50年代の名作ですが、現代においても色褪せません。

シングルリップに奏法を変更後、フルートの音色に変化があります。
John Coltraneの「Crescent」は、この楽器で演奏しました。
何にしてもアンサンブルやスイングに決定的な方向設定をしてくれる広瀬潤次。

日本最高のドラマーの一人です。
ところで今夜はジャズを観賞しようという、7名ほどの若い女性のグループが最前列で聴いてくれました。

ありがたいことです。
今のジャズ誌は、現在の日本のジャズ演奏家の貴重な動向を髪の毛一本ほどもリスナーに知らしめていません。
また現場に来て何が起こっているかという研究も、殆どなされていません。
そんな中で、このバンドに来ていただけて感謝しております。
いつもながら皆さんのお陰で、音楽を演奏するということが成立しています。