藍色の研究

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2010年 07月 29日

六本木・サテンドール

今日は珍しくサテンドール・スペシャルセッションではありません。
トランペットのマイク・プライス氏のクインテットです。

旅に出る前に渋谷のスタジオでリハーサル。
スモール・グループのワンタイムライブでリハを持つことは稀です。
これはプライス氏の完全主義によるもの。
いい加減にやらない精神は、僕も賛同するところです。
リハをやって思ったことは、なるほど初見では無理、と言うことでした。

リー・モーガンやウディー・ショー、カーティス・フラーなどの作品は僕の愛好するところですが、知らない曲ばかり。
フレディー・ハバードの「SKY DIVE」も、演奏するのは初めてです。
そこにプライス氏自身のオリジナル曲が加わり、これはノーリハではとんでもないことになったでしょう。

六本木・サテンドール_b0094826_1417578.jpg


ステージで音を出してみると、どの曲も非常に興味深い。
いつもとは違った回路を通り、メロディーを探す作業は楽しいものです。

もうひとつ付け加えるべきことは、ジョナサン・カッツ氏のピアノです。
彼のアイディアは正確です。
僕は即興演奏において優先事項であると考えます。
不正確なソロは、難解になることが多いのです。
また音楽的に理解が深い人間の前では、出鱈目に聴こえます。
休憩時間に、ビル・エヴァンスの言葉に意気投合しました。

余談をひとつ。
ビル・エヴァンスの名言に「制限のないところに、自由は無い」というものがあります。
ジョナサンによれば、この制限は「limited~」では無く「reference」だそうです。
この訳文は間違えていませんが、すこしニュアンスが異なってきます。
確固たる自己との関連なしに、自由なメロディーなど浮かびようが無い。
ということにもなるかもしれません。

このような機会を与えてくれたマイク・プライス氏に感謝します。

by sunrisek6 | 2010-07-29 14:38 | ライブ


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