藍色の研究

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2011年 04月 08日

東北地方で最大余震

演奏の帰りに、車で信号待ち。
停車した瞬間に強い揺れを感じ、後ろの大型トラックが踊るように左右に揺れます。

関東でもこうなので、宮城はいかばかりかと想像します。
少し落ち着いてきた時に、何とも不安な夜を過ごされたこととお察しいたします。

草加、シュガーヒルでのライブでした。
そういえばピアニストが若手の中嶋錠二に代わってから、震災の為に記事を書いていません。
今回は、かなりの進歩を感じました。
やはり若いというのは、吸収力と向上する速度が違います。
彼は既にオーソドックスなスタイルを、ある程度は確立しているのですが、僕はそれに加えて新しいアプローチを要求しています。
そのために、僕自身も勉強せねばなりません。

東北地方で最大余震_b0094826_931589.jpg


終了後に、お客さん方と震災の話。
執刀医をされている方は、なんと手術中だったそうです。
メインの大きなライトに落下の危険があるため、それを外しました。
開腹後だったために、揺れが収まってから執刀されたそうです。

仙台市出身の方は、両親も含め2.3日は連絡が全く取れずに安否確認ができなかったそうです。
その間の不安は、言葉には替え難いものがあるでしょう。
幸いに全員がご無事だったようです。

東北地方で最大余震_b0094826_9415951.jpg


どうも演奏の内容から離れてしまいます。
チューナップしたアルトは、やはり音に艶があります。
この音は自分に、音楽の型を守らせる力を与えてくれます。
そして最近はレパートリーに、ホレス・シルヴァーの「Summer in Central Park」やベニー・ゴルソンの「Whisper Not」などの往年の名曲を加えました。
専門的になりますが、マイナーのサブドミナントコード[minor7th(♭5)]の考え方が大きく拡がりました。
またスケールを様々な形で組み合わせることで、古い曲に新しい解釈を共生させることに希望を感じています。

このような状況ですが、自分の音楽を進めることを休むことはできません。
この模様はYou Tube上にアップされています。
http://www.youtube.com/sugarhilljazz#p/u/1/ayYF7dyQNJg
をアドレスバーに貼り付けてご覧ください。

by sunrisek6 | 2011-04-08 09:50 | ライブ


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