藍色の研究

sunrisek6.exblog.jp
ブログトップ | ログイン
2011年 04月 25日

ペンタトニック アプローチ セミナー

アルソ出版の「THE SAX」に、2年ほど連載しているペンタトニックに関する講座。
最近は難しすぎる、という意見もあり、この辺りでこれまでの講座の復習をするという意味合いでセミナーを開催しました。
月に2度ほどレッスンを行っている、a_note+。
ここでセミナーを行ったのですが、広さの関係で14名定員としました。

ペンタトニック アプローチ セミナー_b0094826_1044657.jpg


今日は4時間の長丁場。
大きく三つのセクションに区切り、このスケールの説明を試みました。
やってみると、情報量の多さに我ながら驚きます。
このスケールを系統立てて、4時間でマスターすることは不可能です。
理解できさえすれば、あとは反復練習あるのみ。

僕の場合は新しい響きが実に面白くて、苦労した記憶があまりありません。
けど、気が付いたら6時間ぐらい吹いていたこともありました。
姿勢を気にせずに長時間吹きすぎて、しっかり頸を痛めてしまいましたが(笑)

ペンタトニック アプローチ セミナー_b0094826_10125337.jpg


楽器をお持ちの受講生もいらっしゃいました。
一人はまだ中学生。
楽譜に書かれていない、新しいペンタトニックをその場で考えながら吹く練習。
受講生は二人とも、良く吹いてくださいました。

最後の時間は、オルタード・スケールをいかにペンタトニックで表現するか。
この辺りになると、かなり話が込み入ってきます。
しかしながら聴講生の皆さんは、最後まで理解しながら熱心に聞いていらっしゃいました。
この複雑な内容を考えると、これは稀なことではないでしょうか。
日本人の明晰さと、勤勉さに改めて感心いたしました。

自分としては、まだまだ講師としての未熟さを感じます。
これも回数をこなさないと、本当には上手くはならないものなのでしょう。

正直に申し上げると、4時間はかなり疲れました。
終わった後は、しばらく頭が回りませんでした。
けれど充実感があります。

最後まで聞いて頂いた皆さん方に、深く感謝いたします。

by sunrisek6 | 2011-04-25 10:28 | クリニック・レッスン


<< 第16回書友会展      金井英人氏永眠 >>