藍色の研究

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2011年 05月 08日

高槻・ジャズストリート

考えてみたら高槻のジャズフェスであるジャズストリートには、今回が正式な招聘でした。
当初は韓国人のバンドへ入る様に要請されましたが、音楽的な問題や政治的な問題によりお断りしました。
このイベントの実質的なリーダーである北川潤一郎氏は僕のわがままを聞き入れてくれて、今回はワークショップでの参加となりました。
高槻・ジャズストリート_b0094826_83135.jpg

会場は大阪医科大学歴史資料館。
高槻駅近くにある学府です。

ジャズアンサンブルの指導ということで、他のクリニックの倍の時間を頂きました。
また聴講者は100人限定。
有難いことに満杯で打ち切り。
高槻・ジャズストリート_b0094826_86138.jpg

会場の都合でドラムセットを搬入できなかったのですが、その分他のリズム楽器に関して話が多くできました。
最初のバンドはヴォーカル入り。
次第に良くなっていくのが嬉しい。
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二つ目のバンドは、トランペット、トロンボーンのフロントにギターが加わります。
彼女たちのアイドルは、J.J.JohnsonだったりLee Morganだったりする訳で、これはジャズの王道ですから実に頼もしい。
これからは、真に実力を持った女性のホーン奏者が増えていくことでしょう。

終了後にお世話になっている小暮夫妻とお会いして、たくさんの話をしました。高槻・ジャズストリート_b0094826_8141483.jpg
夫妻は#&♭時代からのファン。
大阪在住で、近辺の演奏の時は駆けつけてくれます。
実に有難い。




その後、会の中心的な事務局でもあり打ち上げ会場でもあるJKカフェへ。
多くのミュージシャンとの再会ができました。高槻・ジャズストリート_b0094826_8203156.jpg
写真はトランペットの日野皓正さん。
この他にもベースの安ヵ川氏など、久々に会う顔。
またジャズをサポートするプロデューサーや韓国バンドの面々。
そして前出の北川氏と、多くの話をしました。
彼は身一つで被災地へ行き、がれきの撤去などの建築土木関係で尽力してきそうです。高槻・ジャズストリート_b0094826_8285848.jpgボランティアとして現地へ行くと、役所から仕事をあてがわれます。
なんと東北を支援する造花作り。
呆れます。
北川氏はそこを飛び出し、多く家屋が倒壊した場所での活動。
自衛隊に掛け合い、倒れた家にジャッキを掛けます。
中から出てくるのは、ご遺体です。
水も食料も支給されない中での活動ですから、さぞ大変なことだったと思います。
彼のこの活力が、当地のジャズストリートを立ち上げる礎になったことは間違えありません。

by sunrisek6 | 2011-05-08 08:35 | クリニック・レッスン


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