藍色の研究

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2011年 10月 07日

浜松・ジャズクリニック

毎年年末になると行われる「原信夫のジャズクリニック」。
これは浜松のアクトシティー音楽院が、浜松市の文化教育事業の一環として請け負っているものです。
20年以上続くクリニックですが、僕は3年前から加わっています。

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これまでにないシステムをご紹介しましょう。
まず一つの学校が受講を応募すると、年末を中心に月に一度で都合3回の受講となります。
更にこれは3年間続きます。
毎年3回で3年間ですから、都合9回。
中学や高校で生徒たちの代替わりがあったとしても、少なくとも一度は受講できることになります。

僕は個人的には3回目ですから、3年間見ている学校もある訳です。
そうなると随分、生徒も慣れてきます。

僕たちは、二日間で4か所まわります。

一日目は瑞穂小学校。
ここは3回目で、生徒たちの顔も覚えています。
毎年成長して行くのが楽しみですね。
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瑞穂小は金管バンド。
僕はアルトホルンのパートを指導します。
曲は「Get It On」で、ロックビートは彼女たちの得意とするところ。
これまでで一番の出来です。

浜松・ジャズクリニック_b0094826_859222.jpg


生徒に見送られながら、次の学校へ移動。
ここは開成中学校、水窪中学校、浜北西高等学校の3校合同バンド。
かなりの人数でした。


曲は前田憲男さんのアレンジで「茶色の小瓶」。
木管セクションは、なかなのレベル。
非常に音楽的な話など、一時間強のパート練習などはあっと言う間に終わってしまいます。

全体練習では、僕も生徒の中に混ざって吹きます。
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バンドの中に入るのは、生徒たちとの交流にもつながります。

二日目は芳川小学校と南洋中学校の合同校。
同じ学区にあるので、兄弟のような感じです。
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この学校も3年目。
生徒たちもリラックスしてきました。
「Sing Sing Sing」のクラリネットソロを聴かせてほしいとのリクエスト。
どうもBSの放送を観たようです。
初回は皆緊張していて、こんな雰囲気にはなりませんでした。
3年間続けるというのは、こんな効果もあるのですね。

更に移動して気賀高等学校へ。
ここは初めての学校ですが、一校とは思えない大人数でした。
曲目は同じく前田憲男さんのアレンジで「St.Louis Blues」。
アレンジメントは、かなりレベルの高いジャズバンドを想定されています。
サックスセクションなどは、チャーリー・パーカーのフレージングなども取り入れられて本格的。
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(写真が無くて残念!、次回クリニック時ににアップします)

この学校は生徒たちの真剣な眼差しが印象的です。
ブルースに関しての基本から講義。
コード進行にも軽くふれつつ、ブルースがジャズにおいて重要なものだと説明します。
次回が楽しみな学校です。

今年の12月と来年1月に、また浜松へ赴きクリニックをやります。
生徒たちの成長も興味がありますが、個人的にはクラリネットを練習せねばなりません。
今のままでは吹いて聴かせるには、参考にならない(*_*;

by sunrisek6 | 2011-10-07 09:27 | クリニック・レッスン


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