藍色の研究

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2012年 02月 01日

高槻市・たかつきスクールJAZZコンテスト

第3回たかつきスクールJAZZコンテストが大阪府高槻市で開催され、審査員として参加しました。
中学生と高校生のジャズビッグバンドが、たかつきJAZZストリート(高槻市で5月に行われるジャズフェスティバル)の参加を目標に練習を頑張ってきました。

今回は5校での競演です。
高槻市立柳川中学校
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熱血先生の下に明るく楽しい演奏。
今回は初めてバラードをレパートリに取り入れ、格段の進歩でした。
中学の部の優秀校に選ばれました。
My blue heaven.Angel eyes.The chicken






高槻市立城南中学校
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昨年は8人での参加。
それも木管やホルンなど、ビッグバンドには通常使用しない楽器が殆どでした。
しかしその勇気に暖かい拍手で迎えられましたが、今年は部員が倍増。
今後が楽しみな学校です。
Sing,sing,sing!




関西大学北陽高校
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高校生になると、かなりレベルが上がります。
社会人バンド顔負けの部分もあります。
この学校もストレートな4ビートで押してきました。
The heat's on.Perdido




伊丹市立伊丹高校
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近代的なアレンジによるTake the A trainなど、ファンクビートも交えて、アピール度の高いハイレベルな演奏を披露。
堂々の首位を獲得。
5月の本番に招聘されました。
Take the A train、Spain





大阪府立泉陽高校
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3連覇の掛った今大会でしたが、おしくも伊丹高校にその座を明け渡しました。
次点ではありましたが、審査員の評価は僅差。
落ち着いた演奏に好感が持てました。
Catch Phrase、Flight to Nassau.

僕は最後の講評で、音楽は元来競うべきものでは無いことを生徒に話しました。
演奏中のコメントや講評用紙に音楽的なことは多く伝えたため、音楽以外の話をしました。
日本人がいかに文化的に優れているか。
またこの度の震災で、かくもパニックを起こさず耐えられる民族があるか。
だから皆さんには、日本人であることを誇りにしてもらいたい。
何人かの人々から、大きな賛同の言葉が聞けたことが実に嬉しい。

子供達は未知の音楽を理解すべく、正面から立ち向かっています。
大人はどうでしょう?
理解できない芸術に二の足を踏み、芸術を自分たちの理解の範囲に引き下げようとしていないでしょうか。
子供たちの純粋な努力に、大きく勇気づけられた一日でした。

by sunrisek6 | 2012-02-01 00:08 | クリニック・レッスン


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