藍色の研究

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2012年 06月 11日

五十嵐明要さんのお祝い

日本を代表するアルトサックスの一人、五十嵐明要(あきとし)さんの傘寿(80歳)のお祝いです。
築地にある聖路加タワーの47Fレストランで開かれました。
五十嵐さんのファンが多数列席。
100名のところ、最終的には演奏するミュージシャンも含め150名ほど集まりました。

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最初は原田イサムさんの挨拶からスタート。
そして五十嵐さんカルテットによる演奏へと続きました。

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日本において、これほどアルトの甘い華麗な音色を出す奏者は五十嵐さんの他には見当たりません。
これからも出現しないかもしれません。
僕などは早くに見切りを付けたから良いようなもの、こんな凄い人を追いかけていたら自分のスタイルに到達するまでに息切れしています。
まだ気付かない若手は可哀想ですね~。

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盟友の森サカエさんとの共演。
この後にマウストゥーマウスでキスされていましたが、もう許されるお歳です。(失敬な!)

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最後は五十嵐さん主催のバンドKKB.
何とこれは後期高齢者バンドの略です。
ついでならKKB48にして欲しかった。

久振りに聴いたテナーの杉原淳さん、さすがでした。
この演奏が終わっても会場の熱気は冷めやらず、これまでに演奏した全員が舞台に上がり「Take the A train」でジャム。
ラッキーにも五十嵐さんと杉原さんに挟まれ、ピアノは前田憲男さん。
一夜の楽しい夢です。

それにしても80歳とは考えられない五十嵐さんのプレイ。
帰がけに、「五十嵐さん、ベニー・カーターを越えるんじゃないですか?」
「いや~、あれは化けものだからな~」
「五十嵐さんなら、張り合えますよ。」
「コラッ!、ハハハ」
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まだまだ美しいアルトサックスの音は聴けそうです。
秀麗な音色とは、こういう音のことを言うのでしょう。

by sunrisek6 | 2012-06-11 18:17 | コンサート


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