昨夜聴いたウェイン・ショーター・カルテットの余韻が褪めない中での僕のセクステット、新宿サムデイでのライブでした。
しかも2週間以上楽器を吹けない状態からのリハビリで臨んだ演奏でしたが、結果としてはこれまでで最も優れたステージになったと感じています。
もちろん今宵の優れたミュージシャンの力ですが、特にアンサンブルの力が増したように思います。
始めて参加していただいたトロンボーンの大ベテラン、佐藤春樹氏は素早くご自分の立ち位置を把握する能力をお持ちです。
考えてみたら2週間吹いていないということは、その期間は自分のあまり褒められたものでない自分の音(僕の心の中では)を聴いていないということです。そしてその間に自分の理想とする巨匠たちの演奏を聴き続けた訳ですから、これまでとは異なったアイディアとアプローチが芽生えました。良く言われますが、転んでもただでは起きないのです。
少し変化した音楽は、今後の人生にほのかな希望の灯を点した感じです。