藍色の研究

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2014年 06月 07日

新宿・サムデイ

ヴォーカルの西村知恵のセクステット、新宿サムデイでした。
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前回のサムタイムの時より、個人的には数段良い状態での演奏になりました。
僕は女性ヴォーカルを、これまでもかなり参考にしてきました。最初は20歳の時に、エラ・フィッツジェラルドの「Air mail spesial」を聴いたときに衝撃を受け、たとえ管楽器であろうが言葉の無い演奏はジャズとは言えないことを教えられました。彼女のアドリブをコピーしましたが、音符の下にはスキャットのアルファベットも書きました。出だしは「Blaum du di,balumu du di,balum du di um du di um dha,dyu yah~」みたいな感じです。その後ニューヨークに住んでいた時は、ビリー・ホリデイの絶大な力を経験して彼女の信奉者となりました。それは今でも全く変わらないのですが、他にも数々の優れた歌手を知り大いに勉強したものです。歌は生身の身体を使うので、最高の楽器とも成り得ます。また楽器という媒体が無いために、直接的に人間の真実の色んな部分が分かるのです。ところで最近エラのCDをたくさん聴いています。彼女のスキャットの即興演奏は群を抜いていますが、色々なヴァージョンを調べると、かなり練り込んでいることがわかります。天才がソロを練り込んでいるわけですから、僕ももっと自分のソロから無駄な音をそぎ落とさねばなりません。しかし彼女の本領はそこではなく、スタンダードの深くて粋な解釈にあります。例えば彼女のヴィブラートは実に含蓄に富むもので、アルトサックスに取り込まないわけにはいきません。このようにヴォーカリストとの共演は自分にとって大きなプラスとなります。西村氏との共演で、かなりの勉強ができたように思えます。
明日から4日間の京丹後の旅。今度は僕のセクステットで、音楽を愛好する皆さんを楽しませることができればと願っています。

by sunrisek6 | 2014-06-07 02:56 | ライブ


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