藍色の研究

sunrisek6.exblog.jp
ブログトップ | ログイン
2014年 10月 26日

阿佐ヶ谷ジャズストリート

このジャズフェスは20回目です。
この実行委員会から呼ばれたことは一度もありませんが、色んなバンドで4回目の出演です。
今回は初めて楽しいステージとなりました。
阿佐ヶ谷ジャズストリート_b0094826_22134925.jpg


リーダーはピアノの椎名豊。
彼のトリオ、本川悠平と広瀬潤次はそのまま僕のカルテットのレギュラーメンバーでもあります。
つい先日の神田TUCでも椎名豊のオリジナル曲を中心に演奏しましたが、今日は益々これらの曲から得られれものが多かったように感じます。特に穏やかな3拍子で作られた「Flowers」は、まるでヨーロッパ、それもパリのカフェで昼下がりのひと時を過ごすかのような、安穏な人生の休息を表現するかのようです。演奏していて、このバンドの音楽が観客に理解されている空気を確実に胸に取り込みながらサキソフォンを吹くことができました。
またカルテットが全速力で駆け抜けた「In case you missed it」の後に登場したゲストヴォーカルの豊田チカ氏の歌唱は、とかく器楽演奏の後の歌手が陥るジャズ以外の手法に頼ることなく、正面からブルースフィールを歌い上げる堂々としたもの。彼女との音楽的な接触は自然発生的な即興性に富み、秀逸なトランペッターとのバーストレイドと同義的な意味合いがあります。
終了後はみんなで近所の居酒屋で短い打上げ。何故なら、第三部で行われるジャムセッションの参加を要請されたからです。ここでは普段は会うことの少ない多くの若手たちと共演することができました。皆、すごく上手ですね。この日本の厳しい状況下での音楽生活は僕らの時より一層厳しさがあることでしょうが、彼らの音楽的に充溢した人生を祈ります。一番の問題はミュージシャンの質の向上に、世の中の価値観が追いつかないことでしょう。

by sunrisek6 | 2014-10-26 22:11 | コンサート


<< 利府町スクールジャズ・フェスティバル      銀座スイング~宇都宮インダルス... >>