昨年の暮れにオープンした、JR蕨駅前のOur Delightというお店でのライブでした。
新しいお店は、いつも新鮮な気持ちで仄かな期待感も生まれます。
まあ大概の場合は何も変わらないものですが。
レギュラー・カルテット(椎名豊、本川悠平、広瀬潤次)による演奏は水準に達するもので、この水準とは僕が考えるジャズの合格点なのですが、現在も少しずつ上がっているようです。学校の試験ではありませんから、合格点を取って喜んでいるわけにはいきません。しかしこの基準に満たないと感じる演奏に堕ちる可能性はいつも孕んでおり、安心などできないのです。