
ジャズの名門レーベル、リバーサイドのライナーには次のように、「1970年前半のジャズシーンは、それを生んだ国においても低調であった。しかし日本においては話が違ってくる。日本の聴衆は完全な理解と深い知識でジョー・ヘンダーソンを認識していた。決して若いとは言えないジャズミュージシャンの創造する音楽は彼らに更なる熱狂を与えた。(後略)」
リズムセクションは市川秀男、稲葉国光、日野元彦。1971年、銀座「ジャンク」での実況録音。4曲目の[Junk Blues]をまず聴いていただきたい。聴衆を含めた我が国の音楽文化の高さに驚かれることだろう。