藍色の研究

sunrisek6.exblog.jp
ブログトップ | ログイン
2017年 09月 01日

ニューヨーク7

b0094826_18081058.jpg
b0094826_18081382.jpg
b0094826_18081500.jpg
b0094826_18081755.jpg
b0094826_18081972.jpg
b0094826_18082192.jpg
b0094826_18082308.jpg
 今回のニューヨークは毎日が自分との戦いのようでした。このことは後に述べるとして、最終日は観光と休息に充てることとします。とは言え前日のジャムセッションが終わったのが午前3時、クイーンズの滞在先へ戻ったのは午前4時を過ぎていましたから今日は無理はできません。
 しかし絶対に行きたかったのはブルックリン側からブルックリンブリッジを眺望するポイント。アメリカの色んな映画を観るにつけ、この場所での撮影があります。その度に長い間ニューヨークから遠ざかっていることを、悔恨と寂しさを感じていました。ここに来ることで、子供じみてはいますが気持ちにケリをつけたかったのです。最寄駅からははなれているのに多くの人々が訪れていました。その後はマンハッタン・ミュージアム・オブ・アート、略してMOMAに行きました。金曜日の夕方からは$25の入場料が無料なのです。閉館までに時間がなかったので、5階の近代絵画に絞って鑑賞しました。メトロポリタンの画家の作品群が、更に多く展示されており、ここにはキュビズムや点描画家、またシュルレアリスムの作品も豊富でまさに垂涎ものです。
 夜はタイムズスクエアに足を延ばして、実に清潔になったこのエリアで今回初めてステーキを食べました。硬い肉でしたがソテーではなくグリルなので美味しくいただきました。
 久しぶりのニューヨークで感じたことは、ミュージシャンの音楽に対する真摯な姿勢です。日本では楽しそうに演奏することを是とする人たちもいますが、自分の演奏が余程完全ならそんなこともあるやもしれません。しかし少なくとも僕は自分の出している音に満足しながら吹くことは稀です。この街のジャズクラブで聴いた多くの優れたジャズマンも同様です。無駄に笑っている演奏家はいません。まだまだ日本では付加価値にうま味を感じる幼稚さがあります。容貌だったり、性的な魅力だったり。音楽によってそのように見えることは事実ですが、それは全て芸術といえる崇高な演奏のなせる業です。そのことでの音楽的成熟は必要でしょう。
 具体的なことで感じたこと。まずベーシストの音程が頗る良い。音程が悪いベースは存在しない。ピアニストの音が柔らかい。またコンピングのリズムが実に上手く、PAに頼らない。ドラムスは音量が小さくても大きくても、リズムの速度と重量感が明確な表現と共にゆるぎなくバンドを支える。当たり前のことですが改めてそう感じました。そしてホーンはとにかく自分の言葉を持ち、即興演奏を正確に失敗させずに吹く。タンギング一つのミスもないほど。これは今後自分に課すべきことの大きな一つです。 
 わずか一週間足らずでこれだけのことを教え、そして思い出させてくれたニューヨークに改めて最大限の感謝を捧げます。
 翌日は朝4時半起き。ニューヨークの日の出は初めてです。帰国したら、時差ボケを治して西日本ツアーに備えます。


by sunrisek6 | 2017-09-01 18:06 | 文化芸術


<< 西日本ツアー      ニューヨーク5 >>