藍色の研究

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2007年 06月 23日

麻布・ミュージックフェス

サントリーホールの前、カラヤン広場で野外コンサートが開かれ、シャープス・アンド・フラッツの一員として演奏してきました。
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梅雨というのにこの天気!
なかなか爽やかな風の中で演奏できました。何よりもこの原信夫さんのバンドは大人を楽しませる。音楽の在り方を考えると自然なことです。また音楽的な質も我が国のバンドの中で高い質を保っています。
今日のコンサートには早い時間にアマチュアのバンドも参加していましたが、その中の一人に「古いい曲が多かったけど楽しめた。」という感想を聞きました。彼の意見はあながち間違えてはいませんが、今日のジャズに新旧を論じることは全くと言っていいほど意味がないことなのです。僕は個人的に音楽にとって新しいか新しくないかの対立自体が、古臭いことのように思えます。心の曇りを晴らさねば、そこに音楽の本質は存在しません。このことはある意味、僕の命題ともいうべきことなので、折を見てお話したいと考えています。
最後は高校生と市民バンドとの合同演奏でした。
麻布・ミュージックフェス_b0094826_2322255.jpg

若い人たちと演奏することは、とても有意義なことで個人的にも楽しい瞬間です。リハーサルから一緒だったのですが、今日のバンドは僕ほどこの意義を楽しんではいなかったようです。中に数人、僕も負けそうなくらいにこの経験を大事にしてくれた生徒がいました。子供たちに、この何にも代えがたい感覚を教えないで、いったい何が音楽教育でしょう。

by sunrisek6 | 2007-06-23 23:40


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