藍色の研究

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2008年 04月 24日

第13回 書友展・銀座大黒屋ギャラリー その1

シャープス&フラッツで長年リードトロンボーン、また重要なソリストとしてご活躍だった谷山忠男氏の展覧会です。
ここのところ三年続けておじゃましています。

氏は音楽のみならず、この書においても、また仏教的な人間の哲学的倫理観においても深い知識をお持ちです。
お話を聴いていると心が癒されます。

さてその作品の数々をご紹介します。

                     「生者必滅」
第13回 書友展・銀座大黒屋ギャラリー その1_b0094826_110117.jpg

世は無常にして生者も必ず滅びる、とあります。
今回の展覧会の作品群のテーマは、人生においての上手い生き方と言えるかもしれません。
どんなに栄えていても、いつかは必ず滅びる。
仏教の「無常」の教えです。



                     「日常無事」
第13回 書友展・銀座大黒屋ギャラリー その1_b0094826_114858.jpg

特別なことではなく、毎日の生活を変わりなく生きることが全ての基本である。
できるようで、できません。



                      「おまかせ」
第13回 書友展・銀座大黒屋ギャラリー その1_b0094826_1161419.jpg

全てを大きな神の力におまかせして、自分の計らいをいれない。
この書は、非常にこのことを感じる作品で、谷山氏の構成力と技術も素晴らしい。



                      「ぬくもり」
第13回 書友展・銀座大黒屋ギャラリー その1_b0094826_11105754.jpg

大自然の暖かさ。
この書も、本当にぬくもりを感じます。



                    「はじめてのいま」
第13回 書友展・銀座大黒屋ギャラリー その1_b0094826_1114087.jpg

この素晴らしいネーミングのセンス!
これはチャーリー・パーカーの「NOW'S THE TIME」と同じ意味。
つまり、常に新鮮な今に生きているということです。

by sunrisek6 | 2008-04-24 11:17 | 文化芸術


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