高瀬龍一セクステット、新宿・サムデイでした。
このバンドも結成して2年ほど経ちました。
今日は久々の新曲がありました。
マイルス・ディヴィスの「SO WHAT」は、あの有名なイントロからのアレンジメント。
高瀬氏はは、「マイルスの演奏に忠実に従う、しかしコピーではない」と説明していました。
これは僕もわかります。
ジャズもクラシックと同様に、再現される価値のある作品が多くあります。
ソロの内容まで同じだとジャズの本質から大きく外れますが、想像的なソロが展開される限り過去の作品から新しいものを引き出すことは、ジャズにおいてこれまでも多くなされてきたことです。
この曲のイメージに合うテンポでの演奏は、僕自身にとっても新たな発見につながりました。
「PHILL NOT BILL」は、僕も初めて聴く曲です。
速めの3拍子で長尺の曲、しかもブリッジ部分は一小節字余りという複雑なフォームを持つ曲。
しかし全編を流れるのは、暖かい優しさです。
すごく気に入りました。
リーダーの高瀬氏の演奏も一段と音楽的に深いものとなり、また選曲にも彼の感性が光った一夜でした。
お客様方と楽しい音楽の時間を共有したステージでした。