藍色の研究

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カテゴリ:著作( 1 )


2013年 12月 27日

ジャズボイスの研究

今年2冊目の著作が出版されました。
昨年の11月に、毎日数時間かけて書き上げた本です。
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内容は、ジャズの発音に関した理論書と言えば最も近いでしょうか。
冒頭はサキソフォンの吹き方から説明していますが、本書はサックス奏者のためだけに著わした本ではありません。
本の中核をなすのものは、ジャズの語り口(ボイス)そのものです。
最初はリズムの解説から入り、ビートへと発展させます。
そして現在も理解されていないことも多い、アップビートについて言及します。
それはジャズにおいての3連音符は、譜面上のそれとは異なり形而上の物であることを主張します。
その後に造語によるジャズ的なボイスを、4分音符一個から8分音符、更にその組み合わせ。
そしてひとつのリフ(短いジャズ的な楽句)からフレーズまで発展させます。
最後にはチャーリー・パーカーとジョン・コルトレーンのソロを採譜して、最終的なボイスの研究に誘う内容です。

本書の特徴としてはコードシンボルは排除し、ジャズボイスのみに絞って解説していることが挙げられます。
リズムセクションを含めて全てのソロ・プレーヤーを志す方にははもちろんですが、特にビッグバンドのセクションアンサンブルにおいて一つの指標になればと自負しております。
またジャズボーカルにおいても、ジャズの本質がスキャット的な歌唱にも影響するとすれば、フレージングの造語も大いに参考になるやもしれません。

本書はアルソ出版社から12/25に刊行されました。
本の構成において編集の稲田耕嗣氏には多大な協力をいただきました。
氏に対して最も感謝すべきことは、編集部との板挟みになりながらも、僕の僅かながら過激で思想的な文章表現を音楽上必要だと理解し擁護してくれたことです。

ご一読いただければ幸いです。

by sunrisek6 | 2013-12-27 10:29 | 著作