藍色の研究

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カテゴリ:ライブ( 451 )


2017年 10月 03日

このところの雑感

9月はニューヨークから帰国してすぐに西日本ツアー。その時には身体の内部や頭の中での変化に気付きませんでした。しかしその後、徐々に新たなイメージが自然と浮かび上がりました。
具体的に説明することは困難ですが、まずサキソフォンに関して。楽器は天井から見えない糸で吊り下げられている感覚。ストラップにぶら下がっているのではありません。楽器は中空に浮遊している感覚。この時点でストラップなど何を使おうが同じ。
即興演奏はこれまでよりも心に浮かぶメロディーを聴く。歌と理論の比率を変え、できれば階名さえ使わず、直接音を指に伝える。リズムは回転する軸の上で、自由にテンポを変える。
このところの6連戦での星は、3勝2敗1分けの成績でした。今後も勝ち越しを目指して行きます。
写真は新宿サムデイ(この日は敗北)と栗原市で行われた「ミュージックコラボ2017」のコンサート前に、生徒のクリニックです。
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by sunrisek6 | 2017-10-03 14:04 | ライブ
2017年 09月 12日

【七日目 最終日 博多・ニューコンボ】

ツアーもいよいよ最終日。大変に良くしていただいた国貞さんご一家と名残を惜しみつつ、防府駅から山陽本線で新山口駅、新幹線で九州に入り終点の博多駅で下車。僕の生まれ故郷です。しかも今日の会場「ニュー・コンボ」は僕の生まれた家から徒歩5分も掛からないところにあります。中学高校時代は先代の「コンボ」で日曜日など半日もコーヒー一杯でジャズのレコードを聴き続けた記憶が鮮明です。
 中学の友達、高校の同級生や先輩方も多く駆けつけてくれました。そして演奏もツアー最後の夜にふさわしいものとなりました。今晩は特別にお客さんも交えて、この場所で打ち上げ。非常に良い条件で演奏させて頂いたマスターの有田幹治さんが調理するもつ鍋を頂きながら別れを惜しみます。
 広瀬潤次の病状が気になるところですが、僕のバンドは今回も成功裏に終了しました。しかし年々疲れは出ます。練習も大事だけど、健康にも気をつけねばなりません。
 このツアーでお世話になった多くの方々のお顔を思い出すと、僕は非常に助けられて存在していることを今更ながら痛感します。そのお気持ちにお答えするには、今後も前を見て努力することだと考えています。皆様、ありがとうございました。
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by sunrisek6 | 2017-09-12 13:10 | ライブ
2017年 09月 11日

【六日目 防府市・オーパス】

山口県防府市には「ジャズ屋」という多くの人々から愛されたライブハウスがありました。ここを経営されていたのが国貞さんご夫妻です。今はこのお店がないのですが、オーパスという会場を借りてライブを開催してくださいました。国貞さんの人望は厚く、会場は満席で補助席を出したほどです。これで演奏のモチベーションが上がらない訳はありません。椎名豊(p)、本川悠平(b)、藤山英一郎(ds)みんなが個性豊かに自分の音楽を展開しつつ音楽的な会話を成立させていました。
ここで今回のツアーのラインナップをご紹介します。

1st セット
I Remember You
Summer Time
Giant Steps
Naima
Ezz-Thetics

2nd セット
Blue Montreux ( Mike Mainieri )
Goin' Out To Sea ( Hideo Oyama )
Speak Low
The Midnight Sun Will Never Set
Work Song

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by sunrisek6 | 2017-09-11 13:08 | ライブ
2017年 09月 09日

【四日目 尾道・ジョンバーガー】

福山市から更に東へ車で一時間ほどの観光名所でもある尾道市。志賀直哉の「暗夜行路」や小津安二郎の「東京物語」など、数々の名作の舞台にもなった場所です。ここのライブハウスは非常にデッド(響きがない)音響で、サックス吹きには最も過酷な環境です。致し方なく、マイクロフォンを使用して少しリバーブをかけざるを得ません。しかし響きがない自分のモチベーションは上がらないものの、丁寧に吹くことでお客様も楽しんで頂けたようです。
 昨夜と今日、二日連続で来てくれた友人のヴォーカリスト梅世津子さんにもステージに上がってもらい久々に共演できました。
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by sunrisek6 | 2017-09-09 13:02 | ライブ
2017年 09月 08日

【三日目 福山ニューキャッスルホテル・セラヴィ】

年ごとにお客様が増えていくセラヴィでの演奏も15回目ぐらいになったでしょうか。集客の労を中心になって取っていただいた宮澤さんに感謝です。いつものように大きなアンコールの拍手も湧き、やはり自分の音楽を優先させてるとは言え、正直安心します。
 終了後に観客の皆さんと打ち上げ。そして福山市のジャズミュージシャンのホームグラウンド「Live Spot Duo」へ行き、地元のミュージシャンも交えてジャムセッションです。
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by sunrisek6 | 2017-09-08 13:00 | ライブ
2017年 09月 06日

【一日目、高槻JK Rush】

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ニューヨークから帰国後、すぐに西日本ツアーが開始です。今回は直前のツアー二日前にレギュラーのドラム奏者、広瀬潤次から戦線離脱の連絡が入りました。僕のカルテットにとってこれ以上の打撃はないのですが、広瀬潤次本人の不幸は僕に比べられないほど大きなものです。自分のバンドよりも、彼の状態が非常に心配でした。
 とは言え、ツアーはキャンセルできません。最初に福山を中心に活躍する佐藤政徳氏に打診。自分はとてもその技量には至らないと辞退されました。最悪の場合はトリオでの演奏を覚悟しましたが、奇跡が起こりました。同じようにトラブルで9月前半の仕事をキャンセルを余儀なくされたドラマーの藤山英一郎が捕まったのです。演奏ラインナップに少し手を入れて、一時間のリハーサルのみで高槻JK Rush。僕は彼を30年近く前から知っており、僕の中での高い評価は変わるどころか益々進化した彼の演奏を目の当たりにしました。これで何の心配もいりません。後は毎日集中して自分の音楽をやるだけです。
 個人的には昨年よりも良い出来となり、JKの真奈美さん、オーナーの北川潤一郎氏などと旧交を温めました。

by sunrisek6 | 2017-09-06 12:54 | ライブ
2017年 09月 04日

西日本ツアー

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広瀬潤次(ds)の体調不良による不参加は実に残念で、僕はカルテットの操舵手を失ったようなものです。
しかしながら一種の奇跡が起こりました。藤山英一郎は古くからの知り合いで、彼が東京在住なら是非とも共演したいドラマーの一人です。バイオグラフィーは記事中にあります。
実は彼は先月怪我をして、9月の仕事を大方キャンセルしたところ予想よりも早く完治。僕のカルテットの全日程をドラマーとして引き受けてくれる運びとなりました。日本には数少ないロングリーチの大きなビートをお楽しみください。

by sunrisek6 | 2017-09-04 12:47 | ライブ
2017年 08月 13日

リディアン

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新しいお店、リディアンでのカルテットでした。「リディアン・クロマティック・コンセプト」はジョージ・ラッセルが著わしたジャズの古典的理論の名著です。この近代的なスケールをお店の名前であることとは大きく関係しないのですが、この日もスタンダードを50年前の語法で演奏することはせず、いつも通りの近代のジャズ話法で終始吹きました。
観客の皆さんは何かを感じていただけたように思います。この日もファーストセットで席をお立ちになった方はいらっしゃいませんでした。皆さんは音楽に理解しやすい単純さよりも、何らかの強い表現を求めてくださいます。これは音楽家にとって最も感謝すべきことの一つです。
またこの日は片倉真由子という稀有なピアニストとの共演でした。彼女とカルテットで一晩ステージを共にするのは初めてですが、想像していた以上の高揚感を与えてくれました。
終了後に来ていただいたお客様と歓談し、その方々の目の表情から一定の水準に達したことを感じ安堵しました。初めてジャズのライブをお聴きになった方々も少なからずいらっしゃったのですが、暖かい感想メールを受け取り感謝しております。この日は広瀬潤次の秀逸なドラミングに、今更ながら舌を巻く結果ともなりました。ベースの本川悠平はいつもながら、奮闘してくれます。
個人的なことですが、高校時代の吹奏楽部の友人でトランペット(現在は日航の国際線の機長)である瓜生研一氏と幸せな邂逅も僕にとって大きなご褒美でした。

by sunrisek6 | 2017-08-13 10:40 | ライブ
2016年 09月 11日

2016年、大山日出男カルテット西日本ツアー

今年も無事に終了しました。
今回特筆すべきことは、音楽的に過去の呪縛から逃れられたことかもしれません。ジャズは過去の遺産、また信じられないほどの高みに達した先達が多く存在するため、概してその形を踏襲する魅力に負けてしまいます。しかしながら、ジャズはいつの世にも現在進行形の音楽であり、過去を振り返るとジャズそのものの定義に反することも屡々なのです。音楽的にジャズの歴史の上に自分のスタイルを立脚させることは当然ですが、模倣には思想がありません。

各会場での写真をご紹介します。
大山日出男カルテット
大山日出男(as)
椎名豊(p)
本川悠平(b)
広瀬潤次(ds)
ゲスト:片岡雄三(tb)
共演:ニュー・スイング・ドルフィンズ
福山市立中学高等学校

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このツアーの実現のためにご尽力頂いた多くの方々、貴重な時間を僕らの演奏会のためにお使いいただいたお客様に心より御礼申し上げます。

by sunrisek6 | 2016-09-11 11:52 | ライブ
2016年 08月 07日

スカパー収録とDVD撮影

スカイパーフェクTVの公開収録が、新宿サムデイにおいて無事に終了しました。
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9月の第4日曜の12時より、ミュージック・ラボという番組で45分間放送されます。そしてここに数曲のボーナストラックを加えてDVD化され、これも9月にリリース予定です。3千円台での小売りになると思います。
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収録されるという状況下でも、現在考える最も新しいメロディーを可能性のある限り吹いてみました。このようなことができたのも、会場にいらしてくれた多くの皆様のお陰です。この場を借りて感謝申し上げます。
そして椎名豊を始め、トリオの類稀な演奏には大いに助けられました。
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by sunrisek6 | 2016-08-07 23:07 | ライブ