藍色の研究

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カテゴリ:ツアー( 46 )


2012年 09月 13日

2012年 大山日出男カルテット 西日本ツアー Ⅰ

今年の大山日出男カルテット西日本ツアーは、このブログに詳細をお伝えいたします。
今回メンバーはかなり強力です。
ピアノは椎名豊。
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日本のみならず、海外でも評価の高いピアニスト。
そのジャズに対する情熱は、僕も非常に勉強になりました。
ここまで大物になっても、僅かばかり年上である僕に対して礼節をわきまえてくれます。
このようなアメリカ的なジャズマンは、日本には少なくなりました。

ベースは佐瀬正。
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移動におけるベーシストの肉体的労力は、想像以上に過酷なものです。
しかしながら最後まで音楽に没頭して演奏してくれました。
コントラバスという楽器の可能性を理解し、ボーイング(弓での演奏)もジャズ界では最高に位置します。
稀に見る6弦ベースをこなします。

ドラムスはお馴染み、広瀬潤次。
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ドラマーとしての音楽性の高さは、日本で異を唱える同業者はいません。
ミュージシャン・オブ・ミュージシャンの一人。
僕は彼に我が国の基本的哲学である、武士道の精神を見出します。

さて一日目は、浜松「アナログ」。
ここでは地元のジャズシーンを牽引するトランペッター、内藤道男氏にお世話になりました。
氏は演奏家に留まらず、二つのビッグバンドとひとつのウインドアンサンブルのリーダーです。
お陰さまで、ほぼ満員のお客さま。
そして驚くべき歓声。
椎名豊などは、その声援にソロを切り上げることができないほど受けました。
また毎年3回ほど訪れるこの地での友人に再会できたことも、嬉しい瞬間でした。

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ツアー初日は、音楽的に最高の滑り出しとなりました。
写真は今のところこの一枚のみ。
浜松からの写真が届きましたら、追加してアップします。

by sunrisek6 | 2012-09-13 13:06 | ツアー
2012年 09月 13日

2012年 大山日出男カルテット 西日本ツアー Ⅱ

浜松から新幹線で京都へ、在来線である京都線に乗り換えて高槻に到着。
高槻ジャズの発起人、類い稀な人間的求心力を持つ北川潤一郎の店「JK Rush」での演奏です。

昨夜のおしゃれなジャズクラブの空間から、地下に入ったNYのジャズ黄金時代のスピークイージー(闇酒場)的でクールなお店です。
ここも満員の観客の皆さま。
最後まで熱心に耳を傾けてくださり、僕達も演奏を通じて感情を吐露することができました。

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演奏後のミュージシャンの表情が明るいでしょう。
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ここでは北川さんを中心に、遅くまで打ち上げ(多分4時ぐらい)。
まず店長の春木真奈美さん。
彼女は凄く機転が効き、僕達が演奏しやすいように最大の気を遣ってくれました。
とても明るく優しい浪速の女性です。
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左隣がオーナーの北川潤一郎氏。
彼とはこの後に、韓国問題について話し合います。
韓国人を日本に招聘するプロジェクトも立ち上げていますが、彼らの前で竹島が日本固有の領土であることは明言します。
僕とは方法が異なるものの、目標は同じです。
無論僕が意見を変えることはありませんが、少し違う視点の投影法を理解しました。

また高校時代の部活の友人、コメントを書き込んでくれた友人と会うことができ、遅くまで語り明かしました。
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by sunrisek6 | 2012-09-13 11:25 | ツアー
2012年 09月 13日

2012年 大山日出男カルテット 西日本ツアー Ⅲ

昨夜4時まで楽しい時間を持つことができたのは、今日がリハーサルだけで本番が無かったからです。
高槻から京都線で新大阪へ。
そこから新幹線で福山へ行きます。
この福山周辺でのコンサートやライブ、クリニックは福山社会人ビッグバンドのリーダーである宮澤兌郎氏のお陰で、またこれは13年間も続いています。
このようなことは実に稀なことなのです。
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初めてニューキャッスルホテルという福山城の展望が開けるホテルの部屋へ宿泊。
美しいですね。

休む間もなく福山市立中学高等学校へ移動。
日曜日に催される宮澤逸郎氏のバンド「ニュー・スイング・ドルフィンズ」のリサイタル。
そのコンサートに当校が賛助出演。
せっかくなら僕らも子供達と、一曲だけでも演奏しようということになったのです。
曲目はなんと「白夜のセレナーデ(Midnight Sun Has Never Set)」、これはシャープス&フラッツで僕のフィチャーナンバーでした。
最近は吹奏楽で、なかなかの編曲が出版されていることに驚きました。

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広瀬潤次が生徒にジャズスイングの話を切り出し、椎名豊が共に話を拡げて子供たちに理解できるように指導します。
彼らのジャズへの情熱は、子供たちへジャズを伝えることも含まれているのです。

この後は場所を変え、社会人バンド「ニュー・スイング・ドルフィンズ」のクリニック。
中にはビル・ホルマンの複雑なアレンジメントもあり、限られた時間の中でのクリニックは一種の格闘とも言えるべき状態となりました。
最終的には何とかまとまり、近くの台湾料理店で疲れを癒しました。

by sunrisek6 | 2012-09-13 10:46 | ツアー
2012年 09月 13日

2012年 大山日出男カルテット 西日本ツアー Ⅳ

福山ニューキャッスルホテル別館の「セラヴィ」での演奏です。
ここはリピーターの皆さんが多い会場の一つですが、初めての方も多くいらっしゃいました。
結果としてこれまでで最も多くの入場でした。

さて今回のツアーのラインナップをお知らせします。
1st Set

1.Riverside Jump
前作のCDの冒頭に収録された曲ですが、よりテンポを上げて演奏。
このようなことが可能なのも、リズムセクションの素晴らしさです。
ある程度のアップまでは、何の不安も感じません。
久しぶりの経験です。
2.Summertime
懸案のSuperimposeを駆使して演奏します。
ソロの複雑さと理解の困難さは別の次元です。
一瞬の躊躇いがあろうが、その後には和解が訪れます。
問題は演奏家が明確に奏でるか否かに掛っていることを再認識しました。
3.Black Orpheus
椎名豊の美しいソロからスタートするこの曲は、そのためにこの曲本来の抒情性を引き出し易くなります。
彼は国立音大の作曲科出身。
近代フランス音楽にも造詣が深いのです。
4.Bluesette
フルートで演奏。
ハイライトはトリオに任せて、僕はフルートに専念しました。
5.信太妻
組曲風のこの曲は、あるファンからの熱心な要望により今回のツアーに組み入れました。
お陰さまで新たな理解者を増やすことができました。
アカペラでの佐瀬正による6弦ベースソロは、この曲の物語性を強調する興味深いものとなりました。
椎名豊のピアノは節度のあるロマンティシズムを保ち、実に的確なスタンスに位置しています。

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2nd Set
1.Desert Moonlight
「月の砂漠」として知られるこの曲は、リー・モーガンがジャズアレンジを施したもの。
オリジナルレコーディングとは異なったスタイルのドラミングは、広瀬潤次の音楽家としての次元の高さです。
そのため、演奏は模倣に留まることなく発展して行きました。
2.Once I Loved
滅多にやらない中庸のサンバリズムを用いました。
このグルーブに関してリズムセクション内でディスカッションが持たれ、そのことが曲の色彩を深める結果になったようです。
3.You Go To My Head
「忘れられないあなた」とも訳されるタイトル。
これほど切ない失恋の歌は珍しいのですが、この福山での演奏はその心情が理解できたように思います。
少しですが、理解が進みました。
4.In Case You Missed It
ラストは爆発的なエネルギーを持った曲で、僕のバンドには必要不可欠です。
最後の広瀬潤次のドラムソロは、ここのみならず全ての場所で圧倒的な評価を得ました。

僕の誕生日は今月28日なのですが、いつも少しいバースデーケーキを頂きます。
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バンドの皆も演奏してくれて、お客さま方も歌って頂き感謝です。
しかしながら、未だに慣れません。
申し訳ない気持ちと、気恥かしい気持ちが半々。
けど、ありがとうございます。

終了後に福山でのジャズの中心「ライブスポット・デュオ」へ。
マスターのトンさん(桑田隼人氏)は、福山のジャズに関わる全ての人々から慕われるテナーマンです。
ここでジャムセッション。
ジャムで地元のプレーヤーとの交流。
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トンさんの娘さんはピアノとヴォーカル。
お父さんのおし込みが良いようです。
また若い有望な女性のドラマーにも期待が持てます。

by sunrisek6 | 2012-09-13 10:45 | ツアー
2012年 09月 13日

2012年 大山日出男カルテット 西日本ツアー Ⅴ

福山での楽しい一夜が明け、今日は海を渡って向島(むかいしま)へ。
福山駅から山陽本線にのり、尾道駅へ。
何とも風情がある街で、いつ来ても特殊な感慨が湧きます。
海を渡るのですが、渡ると言っても尾道水道は川ほどの幅です。
今回は渡船を使いました。
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向島の山の上にある「向島洋らんセンター」。
いつもは蘭の展示場ですが、コンサート会場に使われることも多いようです。
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ここはリピーターの方々が多い場所で、特に同窓会と重ねてこのコンサートにいらっしゃる方々は実に熱烈です。
今回のミュージシャンが、大いに評判が良かったことをお伝えせねばなりません。
個人的にも楽器とマウスピースを変え、奏法にも変化がある僕の音を、リピーターの方々はすぐに気が付いてくれました。
何かやったことを評価されるのは幸せなことです。
勿論、知ったかぶりの方もいます。
それは音楽的な問題ではなく、教養の有る無しに関わる人間性の問題です。
今日のこの場所には一人もいらっしゃいませんでした。

終了後は尾道に帰って、3日間も連続で聴いてくれたミュージシャンとメンバーで打ち上げ。
宮澤さんは飲まずに付き合って下さり、これも実に有難い。

by sunrisek6 | 2012-09-13 09:54 | ツアー
2012年 09月 12日

2012年 大山日出男カルテット 西日本ツアー Ⅵ

今日は前述の宮澤兌郎氏のバンド「ニュー・スイング・ドルフィンズ」のリサイタルです。
場所はしまなみ交流館(テアトロ・セルネ)大ホール。

三部構成の第一部は福山中学高等学校。
最近見られるようになった中高一貫教育、これは教育現場にとって良いと思います。
上級生は下級生の面倒を見ることを覚えますし。下級生は上級生に敬意を持つことを学びます。
敬意を持たれた上級生は、下級生をもっと正しく指導する責任を感じます。
そのような訳で、練習の時から感じていた礼儀正しさは本物でした。

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「白夜のセレナーデ(Midnight Sun Will Never Set)を演奏中です。

2部はカルテットでの単独演奏。
コンサートホールの音響の良さを楽しみながらのプレイ。
ライブハウスとは違った気持ちの新鮮さは、新たな方向性へ音楽が発展します。
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3部は主役のビッグバンドの演奏。
リーダーの宮澤さんは「最近は練習しても上手くならない。やはり才能が無い人間は駄目だ。」
とおっしゃっていましたが、演奏を聴いてみるとリズムとピッチ、また音色や歌い方に大きな進歩が感じられました。
演奏家は上達すると、頭の中の理想が上がります。
理想に比し、自分の技量が伴わないと恰も下手になったように錯覚するのです。
自らの至らなさに気付かないことこそ、頭の中が進歩していないことの証左なのです。

さて演奏では2曲ほど共演。
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最後は僕もセクションの中に加わり演奏しました。
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福山~尾道~向島の演奏が終了し打ち上げ。
非常に盛り上がりました。
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前列が宮澤氏。
叔父さんは宮澤喜一元総理大臣。
宮澤さん自身は叔父さんと政策的に反対の意見を持っていらっしゃいます。
さすがですね!

by sunrisek6 | 2012-09-12 16:25 | ツアー
2012年 09月 11日

2012年 大山日出男カルテット 西日本ツアー Ⅶ

福山から広島まで九州新幹線さくらにのり、のぞみで新山口へ。
今回初めての山口県宇部市です。
年に一回宇部から僕の自宅までレッスンにいらっしゃる宮尾和子さん。
本来はフルートを吹かれていたのですが、最近サキソフォンまで演奏されるようになりました。
この宮尾さんとご主人がコンサートを企画され、成功に至りました。

場所は旧山口銀行の建物を歴史的価値を考慮して、市が管理保存。
そこをコンサート会場としました。

ここは幕末から明治維新に薩摩藩と共に日本の原動力となった長州藩です。
お客さまは静かながらも、じっくりと音楽に耳を傾けられています。
もちろん拍手は暖かいのですが、静かです。
それが最後の曲が終わった時に、爆発的な歓声へと変わりました。
僕が最も好きな流れです。
コンサートの最後の拍手が、その日の結果なのだと思っています。

この日の本番と打ち上げの写真は、宇部からの郵送待ちです。
また改めて加筆修正します。
しばらくお待ちください。

by sunrisek6 | 2012-09-11 16:47 | ツアー
2012年 09月 11日

2012年 大山日出男カルテット 西日本ツアー 番外編

大成功と言えるヒストリア宇部での翌日、宮尾さんご夫妻に観光に連れて行って頂きました。
この近辺で前々から是非訪れて見たかったのが秋芳洞です。
皆さんご存知の通り、我が国最大の鍾乳洞です。

宇部から車でぴったり1時間。
秋芳洞の入り口です。
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ここに来ただけで、急激に外気温が下がります。
また川の水の色がコバルトブルーに変わってきました。

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鍾乳洞の中は長袖が必要なほど気温が低下、そして湿度も上がります。
最低限の照明に押さえられているため、この幻想的な世界に心を奪われます。
しばらくは別世界の景色をお楽しみください。
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最後に有名な鍾乳柱の前で撮影してもらいました。音楽家にとって旅とは非常に重要です。
この風景のイメージは、後日何らかのかたちで音楽に色を添えることでしょう。
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この秋芳洞の上はカルスト台地と呼ばれて、珍しいものです。
勿論日本最大級で、この景色はありそうで今まで見たことのないものです。

下は秋芳洞(しゅうほうどう・あきよしどう)、上は秋吉台。
漢字が違うということも初めて知りました。

by sunrisek6 | 2012-09-11 14:57 | ツアー
2011年 09月 17日

2011年ツアーのアップ

ツアーの模様をアップしました。
丹後の美しい風景は、多めの写真でお楽しみください。
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HPの「ライブ・レポート」より、お入りください!

by sunrisek6 | 2011-09-17 01:33 | ツアー
2011年 09月 15日

ツアー終了!

2012年大山日出男カルテット西日本ツアーが無事に終了しました。
大阪府と京都府を3本追加しての旅でしたが、予想以上に好評を得ることができました。
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(写真は京丹後市「シャープス&フラッツの館」でのライブ風景)

この模様は仕事が一段落付いたら、HP「ライブ・レポート」にアップします。

by sunrisek6 | 2011-09-15 09:51 | ツアー