藍色の研究

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2009年 03月 29日

東京厚生年金会館

新宿にある厚生年金会館での原信夫とシャープス&フラッツのファイナル・コンサートでした。
本日のゲストは見砂和照と東京キューバンボーイズ。
この二つのビッグバンドによるコンサートはいつも大人気です。
ファイナルツアーと重なったために、この日のチケットは早くから完売しました。
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合同演奏のリハーサル、もう何度もやっていますからアンサンブルは合っています。
スイングとラテンビート、両バンドのカラーが出るように施されたアレンジメントにより他では聴くことのできない演奏になっています。
一度客席から聴いてみたいものです。
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2部は#&♭の単独演奏。
1部に合同演奏をやっているので、一瞬ですが舞台はコンパクトに感じます。
しかしこれが原さんの演奏に対する自信です。
単独の演奏でも、会場の温度は下がりませんでした。
今日のサックスセクションは、たぶんこれまでで最も良いできだったと思います。
メンバーそれぞれのソロもさすがにこの国を代表するソリストが集まっているだけに、僕自身が聴いていて興奮するものでした。
特に、初めてと言って良いほど大きくフューチャーされたピアノの西直樹の音楽性は出色。
これは間違えなく最高級のピアノソロです。

個人的にも現在考えている新しい試みを導入しつつ、このコンサートが終了したことを非常に幸せに感じています。
演奏前たくさんの方に楽屋へいらしていただきました。
慌しい時間でしたが、お陰様で緊張が解れたようです。
皆さん、ありがとうございました。

by sunrisek6 | 2009-03-29 10:44 | コンサート
2009年 03月 27日

世田谷・aLIVEスタジオ

音楽愛好家の方からのオファーで録音の仕事でした。
若い頃に作曲された作品を、僕のカルテットで音源にしようという企画です。
世田谷区深沢、閑静な住宅街にあるアライブスタジオです。
この曲を僕は多重録音でのアレンジを施しました。
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ソプラノ・サックスとアルト・サックスのソロ、それにクラリネットとフルートを二回ずつ重ねて4声部の木管アンサブルに編曲。
都合、6人分の演奏になります。
フルートのソロも入れたのですが、やはりヘインズは素晴らしいですね。
遠鳴りとマイクの乗りの良さは評判通りです。
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メンバーのサポートも素晴らしく、なかなか良い出来になりました。
またエンジニアの葛巻氏は、雑誌「ザ・サックス」の録音での凄腕を見込んで僕が依頼しました。
予想通りの音作りに、依頼者の方も大満足。
終了後、皆で記念撮影。
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by sunrisek6 | 2009-03-27 22:48 | 録音
2009年 03月 26日

銀座・スイング

北村英治さんのバンド、銀座スイングです。
いつもながら北村さんの前進する心には感心させられます。
感心、というのは少しおこがましいし適確ではありません。
それは僕にとって快感を伴う、映画のヒーローを見るようです。
北村さんはもうじき80歳です。
しかし昨日もリードの完全性に腐心され、息の出し方に進歩を見出そうとされます。
同じ管楽器奏者にとって、これほどの励みはありません。

僕は昨夜、少し新しいアプローチを試しました。
北村さんは、すぐにお気づきになったようです。
もう少し完成した形をお聞かせしたいと思います。

演奏終了後に、お世話になっている赤羽紀武先生に連れられて赤坂へ。
初対面の橋本伸一さん(写真右端)、それとピアニストであるお店のマスターと3時までたくさんのお話をしました。
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橋本さんは元ソニーの高名な音楽プロデューサーです。
かつて手がけられたジャズヴォーカルの笠井紀美子さんのアルバムは30万枚の大ヒット。
5千枚でヒットといわれるジャズ界では極めて異例のことです。
しかし橋本さんは、それでもそのことを良しとはされていません。

赤羽先生は6月にサントリーホールで新日本フィルと合唱団の一員として共演されます。
なんと演目はモーツァルトの「レクイエム」。
皆さんますます血気盛ん。
本当に勇気づけられるし、負けてはいられません。

by sunrisek6 | 2009-03-26 22:59 | ライブ
2009年 03月 22日

国立能楽堂

b0094826_2134917.jpg今日は仕事ではありません。
千駄ヶ谷にある国立能楽堂で生まれて初めての、能楽鑑賞をしてきました。
能は室町時代に完成した日本独自の芸術です。
僕には理解できるかどうか不安ではありましたが、非常に興味がありました。

能舞台と言われる特殊な舞台が、建物の中に作られています。
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能の持つ非現実的な意識の時間、空間というのは、半醒半眠、つまり夢うつつの方が理解し易いそうです。
またあの少ない動きや音曲はいやでも睡魔に引き込んできます。

僕はまだまだ理解できているとは言い難いのですが、少なくとも心地良さは感じました。
またクライマックスに向かっていく高揚感にはドキドキしました。

オーケストラで言えば地謡は弦楽器群、大鼓や小鼓は打楽器群。またその掛け声は金管楽器や木管楽器。
能管は何んとも素晴らしい心の叫びや、自然の音を表現する様々な楽器を一本で表現しているようです。
残念ながらセリフや地謡の意味はほとんど解りませんでしたが、能楽はそのようなところに捉われるものでは無いようです。
正直、また行きたくなりました。
非常に不思議な非日常感覚です。
素晴らしいですよ。
皆さんもいかがですか?

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誘っていただき、能楽について色々と教えていただいた星野裕成氏。
氏は音楽愛好家で、会社の取締役でもあります。
僕とは同い年なので、何かと話が合うのですね。
素晴らしい世界をまたひとつ見せていただいたことに感謝をいたします。

by sunrisek6 | 2009-03-22 21:28 | 文化芸術
2009年 03月 18日

フルートを入手

かねてから念願のフルートを手に入れました!
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これまでのYAMAHAの楽器も明るい音で軽く鳴る、使いやすい楽器でした。
そのお陰で、練習も楽に続けることができました。
ただ管体は真鍮に銀メッキだったために、音が軽く少し傍鳴りの傾向がありました。

今回の楽器はアメリカ製のヘビーモデルです。
ジャズミュージシャンが多く使用しているだけではなく、ランパルが愛用していた楽器としても有名です。
吹奏感は素晴らしく、音の響きが指で感じられます。
また重厚な音で、ヴォリュームが落ちたような気がしますが遠鳴りします。
元来僕がサキソフォンで目指していた、優しく太い音にはこの楽器の方が合っています。
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この楽器はフルーティストの間で定評のあるオールドヘインズです。
当初、金属疲労が気になっていました。
しかし吹いてみると、それは全くの杞憂に終わりました。
総銀製の楽器は、真鍮とは異なった響きになるようです。
ヘインズを吹き始めてから、サキソフォンの音にも新たな発見がありそうです。
これでカドソン、クランポン、ヘインズと、僕の楽器のラインナップが揃いました。

by sunrisek6 | 2009-03-18 22:58 | 楽器
2009年 03月 13日

草加・シュガーヒル

このところフルートを練習しているとお伝えしましたが、ジャン・ピエール・ランパルのCDを多く聴いています。
そんな巨匠を聴くと、やる気がなくなるほど落ち込む可能性があるのですが、いえいえやはり最高の演奏を聴いておくべきでしょう。
自分の身のほどが、はっきり分かりますから。(分かりすぎ~)

もうひとつも前述したジャン・マリ・ロンデックス。
今回の演奏に影響しないはずがありません。

今日は少し手ごたえを感じました。
今までできなかった何か、あるいはずっと頭の中で鳴っていたアドリブソロ。
まだまだそのくっきりとした像を結んではいないのですが、何だかの形に見えてきました。

相方の西直樹の力も大きい。
写真ではいつもこんな感じですが・・・。
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最近気に入っているイギリスの窒素ガスのビール。
すごくビールらしいビールです。
車での移動、もちろん家に帰るまでオアズケです。

by sunrisek6 | 2009-03-13 18:18 | ライブ
2009年 03月 13日

神戸・こくさいホール

#&♭のファイナルツアーで神戸に行ってきました。
この「こくさいホール」も、かなり大きな会場でした。
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しかし何より、やはりフルバンドでのコンサートは楽屋が賑やかで良いですね。
先日のグランシップなどは、明るく陽気なキューバ人はいましたが、やはり6人で大きな箱はさびしい。

今回のコンサートも大盛況、大成功のうちに終了しました。
回数を重ねるごとに、バンドの音は向上します。
また僕自身のフューチャーナンバーも、決して倦むことなく発展させて行くことができているようです。
非常に良い感じの状況。
終わってしまうのが勿体ない。

by sunrisek6 | 2009-03-13 18:08 | コンサート
2009年 03月 10日

静岡・グランシップ

静岡市にある非常に大きな総合施設、グランシップのホール「大地」でのジャズコンサートでした。
タイトルは「モダンジャズの変遷Vol2、ビーバップ」
僕はもともとチャーリー・パーカーに驚愕してジャズ界に入った人間ですから、この企画は積極的に参加しました。
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第一部はカルテット。
オーニソロジーやヤードバード組曲を演奏。
バード・オブ・パラダイスやエンブレイサブル・ユーは原作のアレンジを残して再現してみました。

第二部はセクステット。
グルービン・ハイなどは転調部分や最後のスローになるエンディングもアレンジして演奏。
このセットは現在の自分のフレーズを盛り込みつつ、大いに楽しみました。
観客のみなさんも非常に良く聴いて頂き、アンコールではア・カペラでパーカーズ・ムードを演奏し、幕を閉じました。
僕にとっても素晴らしい経験となりました。

トリオは全員アメリカ人。
トランペットはキューバ出身のルイス・パジェだったので、トロンボーンの中路英明に
「今日は日本人はオレたち二人だけだね。」
と言ったら、
「いいえ、僕は関西人ですから。」
「・・・・・・・・。」
音楽に国籍は無関係です。
最後には打ち解けて、素晴らしい共同作業ができたように思います。
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最後はグランシップの館長さんやプロデューサーの皆さんと記念撮影。
ただ、みんなはその日のうちに帰京。
僕は次の日が神戸でコンサートなので居残り。
新幹線に急ぐ皆さんを見送り、一人でさびしくホテルの部屋で飲んだのでした~。

by sunrisek6 | 2009-03-10 15:01 | コンサート
2009年 03月 06日

新宿・サムデイ

サムデイのビッグバンド・フェスティバルの最後の二日間。
二つのバンドに出演しました。
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最初はカウント・ベイシー特集バンド。
この企画は三回目です。
翌日は東京リーダージビッグバンド。

このところ新たに表現したいことが出てきました。
それというのも、最近になってフルートを練習していることに関係します。
フルートは息の流れが具体的な形として認識し易い。
またそのイメージがはっきりとしていないと音がまとまら無い感じがします。
そのためクラシックのフルートの名手の演奏を、なるべく多く聴くように心がけています。
サックス奏者のフルート持ちかえは、とかくマイクロフォンに頼りがち。
それではこの楽器を吹く意味がありません。
最近聴いているのは圧倒的にジャン・ピエール・ランパル。
ぞっとするほどの音色と音楽性。
これは現在の僕にとって、大きな音楽的示唆でもあります。

またもうひとつそれに加わったのがジャン・マリ・ロンデックス。
僕がかねてから現在最高のクラシック・サキソフォン奏者と考えている音楽家です。
ネットでロンデックスの4枚組のCDを入手。
これは驚異的な演奏が凝縮されていました。
さきほどのカウント・ベイシーのレパートリーを演奏するときには、このフランス的サキソフォンの響かせ方は忘れてはならない香りです。

今はフルートによって、息の使い方の新たな感触を感じています。
それに加えて、サキソフォンの限界点を軽々と突破しているロンデックスの音楽性にも敬服し、今更ながらこのような音楽を練習して自身のソロを磨きたいと考えています。
音楽の道にはキリがないようですが、これは僕にとって非常に大きな希望と楽しみなのです。

by sunrisek6 | 2009-03-06 00:19 | ライブ