藍色の研究

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2009年 04月 29日

東京都交響楽団定期

高校大学の友人、コントラバス奏者の吉浦勝喜氏の演奏を聴きにサントリーホールへ行きました。
都響の定期公演です。
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このオケは少なくとも日本で3本指に入る名門。
世代交代もあり、若い団員を中心に雰囲気も良いようです。

今日のプロはブラームスの「ヴァイオリン協奏曲」と、R・シュトラウスの「ツァラトゥストラはかく語りき」。
小泉和裕氏の指揮、ヴァイオリン独奏はエリック・シューマン氏。

シューマン氏のヴァイオリン協奏曲は勿論素晴らしい演奏。
しかし、この曲は協奏曲という側面よりも当時交響曲の作曲家として脂の乗り切ったブラームスの作品。
ヴァーチューゾとしての独奏楽器よりも、オーケストレーションを重視しています。
そのせいか、どうしてもソロよりもオケのアンサンブルに多くの魅力を感じました。

しかしアンコールで弾いたパガニーニのカプリスは、シューマン氏の面目躍如たる名演。
いかにオーケストラにヴァイオリン一本で立ち向かうことが困難かが分かりました。

リヒャルト・シュトラウスの「ツァラトゥストラはかく語りき」は、ブラームスと打って変わって近代的な大編成による総天然色の響き。
この難曲を素晴らしいアンサンブルで堪能しました。
終わってしまうのが勿体ない至福の時間です。
やはり交響楽団は生でなくちゃ、本当の音は味わえません。
当日券は完売、満員の聴衆を魅了した都響に拍手!

by sunrisek6 | 2009-04-29 23:55 | 文化芸術
2009年 04月 27日

仙台でのクリニック

仙台の奥田建設会長、奥田和男氏は原信夫さんの大ファン。
また音楽を愛好する仙台の名士です。
自費で#&♭をお呼びくださって、これまでも何度もコンサートを開いていただきました。
また仙台市内の中高生には、僕たちとステージ上で共演する機会を与えていらっしゃいます。
郷土の音楽文化、教育にも熱心な活動を続けられています。

今日は来月中旬に行われるコンサートの事前練習。
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原さんは4校、100名ほどの合奏指導。
メンバーは4人ほどが同行してパート練習を指導しました。
僕は木管楽器全てを担当したので、ひとつの教室には入りきれないほどの人数になりました。
休憩を挟んで2時間ほどのクリニック。
フルート・クラリネット・サキソフォン・オーボエ・バズーン、もちろんピッコロ・バス・クラリネットなど皆レベルが上がっています。
特にフルートは僕自身、中に加わってアンサンブルを楽しみたいと思いました。
わずか2時間のクリニックですが、みんな変わってくれました。
その音を聴くと、疲れも忘れてしまいます。

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終了後は奥田氏のはからいで仙台市の寿司屋で御馳走に。
御当地の銘酒、一の蔵などで、他とは一味違う職人さんがたの握りを堪能しました。
来月にもう一度クリニックが予定されています。
次回はジャズのリズムを、もう少し詳しく伝えようかと思っております。
原さんの左隣が奥田会長。
僕達の世代からも、このように剛毅な芸術を楽しむゆとりのある経済人が出るのでしょうか?

by sunrisek6 | 2009-04-27 13:06 | クリニック・レッスン
2009年 04月 27日

マイク・プライス・ビッグバンド

目黒・白金台の高級結婚式場である八芳園。
広く美しい日本庭園は、旧華族の持ち物でした。
ここでの演奏はACJ(アメリカン・クラブ・ジャパン)のパーティーです。
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やはり日本人のパーティーとは違います。
まずスピーチは極端に少なく、食事の時間にはたっぷりのジャズ。
演奏を楽しみ会食をすることに慣れています。

またダンスフロアにも自然と人が集まり、ダンスを楽しみます。
ジャズはここから発展したことを思い出します。
素晴らしいメンバーとともにアンサンブルを満喫した一夜になりました。

by sunrisek6 | 2009-04-27 12:45 | コンサート
2009年 04月 24日

草加・シュガーヒル

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西直樹とのデュオは、いつも新しい発見があります。
また練習で試したことを実践する場所でもあります。
このデュオで新曲を演奏して、カルテットやセクステットに発展させることも多いのです。
今日はいつもより多めのお客さん。
皆さん熱心に聴いて頂けて、非常に良いライブになりました。
ソプラニーノの音が安定してきたことも収穫のひとつです。

by sunrisek6 | 2009-04-24 10:16 | ライブ
2009年 04月 23日

第14回書友会展

銀座のど真ん中、4丁目交差点にある大黒屋ギャラリー。
元#&♭のリード・トロンボーン、谷山忠男氏の書の作品展覧会。
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最近、ここにおじゃまして谷山さんのお話を聞くのが恒例の楽しみとなりました。
早速、素晴らしい氏の作品一部ををご紹介いたしましょう。
「空っぽ」
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演奏の時にいかに頭の中を空っぽにすることが重要か、いやというほど知っています。
日頃の生活の中でも、頭は空っぽにしておかなくては、新しい知識は頭に入ってきません。



















「土に めりこむように あるく」
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足の指に力を入れて、大地をつかみ取るように歩くことが重要だそうです。
全ての書は、氏の生きざまそのもです。



「ゆき交うものみな佛さま そのとき わたしも ほとけさま」
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谷山さんは、毎日10キロを歩かれるそうです。
ふと周りを見渡すと、そこに仏様がいらっしゃるように感じる時があるそうです。
そのときは、ご自分も仏のような境地にいたっているかもしれないのです。


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「何妙法蓮華経」

谷山さんは9人兄弟。
谷山さんを含めて上のお兄様方7人は、すべて戦争にいらっしゃったそうです。
村人の誰もがお父様に、息子を7人も戦争にやって、さぞかし御心配であろう、と気遣ったそうです。
しかしお父様はいつも「わしの息子は全員生きて帰ってくる。なんも心配はしとらん。」
と言い切られていたそうです。
この日蓮宗のお題目には、大きな力があるのだと谷山さんはおっしゃいます。














「般若心経」
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非常に独特な谷山さんの書の中にあって、この作風は僕らが見慣れた書体です。
書に関してあまり多くを語られませんが、どう読むかよりどう感じるかが大切だとおっしゃいます。
それぞれの文字に込められた面白み、これが芸術なのでしょう。
しかしこのお経のような端正な書体で書かれたものも非常に美しく、経の持つ力を感じました。


今回の書を拝見して、ますます作品には磨きがかかり高い次元の境地に達しておられることがわかります。
来年は80歳におなりですが、最近は運動をして10キロの減量をなさったそうです。
僕の周りの諸先輩方は、みんなスーパーマンに見えてきました。

この展覧会は今度の日曜まで。
入場無料、谷山さんが丁寧に解説してくださいます。
興味のある方、日頃の煩悩にお悩みの方、どうぞいらしてくださいね!

by sunrisek6 | 2009-04-23 15:36 | 文化芸術
2009年 04月 22日

お茶の水・NARU

数ヶ月前に僕の尊敬する、また日本を代表するテナーサキソフォン奏者の山口真文氏から「毎週火曜にお茶の水のナルで演奏しているから、良かったら楽器を持っていらっしゃい。」と言われました。
なかなかおじゃまする機会が無かったのですが、昨夜行ってきました。

第一セットは全て真文さんのオリジナル。
素晴らしい・・・!
久しぶりに質の高いジャズの演奏を聴けました。
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最近フルートの練習を通じて、楽器の「ソノリテ」について考えます。
真文さんの音は極上の「ソノリテ」があります。

また若いトリオも好演!
ドラムの小松伸之君は先日サムデイで共演して、その力量に感心しました。
しかし今宵の山口真文バンドでは、数段上の才能を感じました。
ベースの川本悠自君もクールな中に、音楽性の高いビート。
非常に好感が持てました。
またピアノの片倉真由子さんは、噂どおりの才媛でした。
集中力、音楽に対する姿勢ともども申し分ありません。
お父上はアルトサックス奏者で、ビッグバンドに在籍されていたそうです。
少し前にご逝去されたそうで、非常に残念です。
しかしお父上も、このような素晴らしい演奏を天国から目を細めてご覧でしょう。

2.3セットは僕も演奏させていただきました。
真文さんのような極めて質の高い演奏家と並ぶのは、非常に緊張感を伴います。
多くのことを楽器を通して教わった気がします。

by sunrisek6 | 2009-04-22 15:04 | ライブ
2009年 04月 19日

原信夫とシャープス&フラッツ、2days

#&♭、二日間の連続コンサート。
一日目は日比谷公会堂のビッグバンド・フェスティバル。
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12時に麻布のスタジオでリハーサル開始。
ゲストのヴォーカル、マリーンをも加えて3時間みっちり練習。
その後、日比谷公会堂へ移動し本番。
今回は#&♭でのビッグバンド・フェスティバルは最後の出演となります。
これまでの中でも、非常に質の高いコンサート。
また本当の意味で、お客さま方の熱い声援を感じました。
7時過ぎに演奏終了後、東京キューバンボーイズのメンバーと有楽町で合流。
ガード下の「日の基」、ここは昔からバンドマンご用達の廉価な飲み屋。
終電まで2バンドの有志で盛り上がり、焼酎のボトルが5本以上は空いたような気がします。

翌日は神奈川県座間市にあるハーモニーホールでのファイナルコンサート。
休日なので、家から高速を使って行きました。
ホールは2回の最上席まで満員。
このバンドは進歩しています。
まず楽屋が明るく暖かい。
リハーサルバンドでは、決してこのような雰囲気にはなりません。
多少のトラブルがあろうが、メンバーはそのことによってマイナスの要因にはしないのです。
勿論、リーダーの存在が大きい。
原さんの統率力も進化しています。
その結果、今回はメンバーがいつも以上に力を出しました。
多分、瞬間最大風速ではなく、これからもこのバンドは変異して行くことでしょう。

by sunrisek6 | 2009-04-19 23:34 | コンサート
2009年 04月 17日

新宿・サムデイ

サムデイ・ビッグコンボ。
新宿サムデイのマスター、森氏の招集したバンドです。
取り仕切るのは井上淑彦氏。
リズムセクションも素晴らしかったのですが、フロント陣もそれぞれに修羅場をくぐり抜けてきた音楽家です。
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左から、片岡雄三、高瀬龍一、僕、井上淑彦、吉田治。
お客さんは少なかったのですが、非常に良いライブでした。
また初共演のドラム、小松伸之。
噂どおりの力量、感心しました。
このように音楽の方向を把握して、ソリストが堂々めぐりに陥らないように演奏できるドラマーは多くは存在しません。
また決して諦めることなく全力で支える姿は、見ている側に勇気を与えます。
そのうち僕のバンドでも共演したいと思いました。

個人的にも、大きくリードの設定を変えたことが吉と出たかもしれません。
ますます楽しみが増えましたが、その分しっかり練習しなければなりません。
油断することや慢心することは必ずや、悪い結果に導かれます。
これだけは自信を持って言えること。
変な自信ですね~。

by sunrisek6 | 2009-04-17 19:20 | ライブ
2009年 04月 11日

赤阪・ビーフラット

マイク・プライス・ジャズオーケストラの赤坂ビーフラットのライブ。
今日も他のバンドには無い、デューク・エリントンのライブラリから多く選曲。
やはり素晴らしい作品だと再認識しました。
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この日もたくさんの素晴らしいプレイを聴くことができました。
宮本大路氏のバリトンソロは絶品。
またベースのマーク・トゥリアン氏のビートは何と深いことでしょう。
エリントンの古いシャッフルビートに、素晴らしいエネルギーを寄与してくれました。
個人的にはジョニー・ホッジスがフーチャーされた「PASSION FLOWER」のソロが、僕にとっては一番の緊張するソロでした。
改めてホッジスの偉大さがわかりました。
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by sunrisek6 | 2009-04-11 10:13 | ライブ
2009年 04月 09日

上野・アリエス

上野での仕事。
せっかくなので上野公園を周ってみました。
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しかし残念ながらピークは既に過ぎていました。
それでも桜は美しい。
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不忍池の対岸、池之端の桜並木。
右の弁財天との対比がきれいです。
年々桜が美しく見えてきます。
もしかしたら寿命とも関係あるかもしれません。
桜は年に一回しか見ることができない訳で、確実に見られる回数が減ってきます。
このことで、桜を愛でる強い気持ちが湧きあがるのかもしれません。
芸術も同じです。
いつまでも試行錯誤が許される物ではない。
そろそろ結果を出しても良い頃でしょう。
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という訳で、今日は上野アリエス。
ランデル洋子さんのライブです。
山岸笙子さんのピアノトリオとの共演は、気心が知れていてリラックスできます。
ランデルさんのヴォーカルは、前回の時よりものびのびして聴こえました。
このユニットで、来月CDのレコーディングです。

個人的には十年ぶりぐらいに、異なる性格を持つリードを使用してみました。
まだ吉と出るか凶と出るかは不明。
不安の中に、期待と楽しみがあります。

by sunrisek6 | 2009-04-09 23:49 | ライブ