藍色の研究

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2010年 03月 28日

オールド・ヒッコリー桜ケ丘店

このお店はジャズクラブではありません。
しかし日本在住のジャズギタリスト、ピーター・モンゴメリーが、かれこれ15年以上前から月に一度のジャズライブを行っています。
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このお店は町田市を中心にする本格的窯焼きピザハウスの老舗です。
5店舗ありますから、彼はほぼ毎週のように演奏しているのでしょう。

最近2回ほど演奏しました。
まずウェイトイレス嬢が、「今日はジャズを演奏しますが、よろしいでしょうか?」
と、訪れたお客さんがたに確認します。
僕が見た限りでは、皆さん「演奏付き?やったー」という乗りで席につかれます。

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この店舗では、窯の前にセッティング。
勿論全ての方が聴いている訳ではありませんが、このライブのために来店される方々もいらっしゃいます。

ピーターも、真剣にジャズを演奏します。
最終ステージには、なんと「Giant Steps」もやりました。
ファンク・ビートで即興的に試みた「朝日のごとくさわやかに」は、非常に面白く、そのアイディアは成功。
都心からはかなり遠いですが、近辺の方々、どうぞいらしてみてください。

by sunrisek6 | 2010-03-28 19:13 | コンサート
2010年 03月 28日

草加・シュガーヒル

久々に西直樹と、実にのびのびと演奏できました。
今日はいつもよりも自己のオリジナルを増やしました。
感謝すべきは観客の皆さんにです。
僕たちの演奏を実に良く理解していただけました。
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良い演奏をすることができれば、それが伝わる。
当たり前のことですが、現実にいつも起こり得ることではないのです。

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#&♭の仲間であるトランペットの菊池成浩氏が遊びに来てくれました。
やっと楽器を持ってきたので、ここぞとばかりステージに上がってもらいます。
洒落たジャズ・ブルースを共演。
西直樹とのコラボレーションも上手く行き、楽しいひと時を過ごすことができました。

by sunrisek6 | 2010-03-28 19:00 | ライブ
2010年 03月 24日

前橋・中島楽器

前橋中島楽器へ楽器の調整へ行ってきました。
今回は車での移動なので、テナー・サックスもやって頂きました。
中島楽器オリジナルの、ネックと本体の結合部。
これは音の響きをかなり豊かにします。
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写真は調整済みのアルトを試奏しているところ。
テナーは間に合いませんでした。
それだけ時間を掛けて丁寧にやって貰えるということで、だからこそ信頼ができます。

終了後いつものように中島社長と飲みに行きました。
もう何十時間も色んなことを話してきましたが、未だに話が尽きません。
話している内容は、殆どが楽器の事以外。
音楽、芸術はもちろんですが、人間と社会、そして如何に生きるかという話に辿り着きます。
だから飽きないのでしょうね。
僕の音楽の重要な理解者の一人であることに間違えはありません。

by sunrisek6 | 2010-03-24 17:50 | 楽器
2010年 03月 23日

目黒・JJ'S Cafe

今日はいつものライブとは違い、僕の指導しているイイダ・ジャズスクールの発表会でした。
毎月一度のアンサンブル・レッスン。
スモール・バンド、トリオとカルテットがふたつずつです。
レッスン室で演奏するよりもライブ会場の方が、格段に音が良いですね。

色々とありましたが、皆さん頑張って演奏していました。
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僕も一曲だけフルートで加わりました。

ところで、やはりステージになると面白い発見があります。
それは普段、僕なんかのライブに良く来てくれる人ほどステージング・テクニックが高いということです。
潜在能力が高くても、実際の現場に慣れているかどうかです。

終了後の打ち上げで、具体的な話は避けました。
しかし僕が考えていた以上に、真剣に音楽と対峙されている生徒さんからのメールをもらいました。
僕はどこまでの深さを教えればよいのか、いつも葛藤があります。
このメールには非常にありがたく感じるとともに、勇気を頂きました。
人を教えるということは、教えられるということです。

by sunrisek6 | 2010-03-23 12:15 | ライブ
2010年 03月 20日

新宿・サムデイ

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僕のセクステットです。
新宿サムデイのマスターは、このバンドを非常に推してくれます。

今日は新曲を交え、これまでの成果が十分に出た演奏となりました。
皆、少しずつ違ってきているのです。

不断の努力と智恵の結果でしょう。
常に考えることを拒むと、このような結果にはなりません。



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片岡雄三は、その音楽と音をまた前進させました。
音に重厚さが増したのです。

それにつれて即興も、余裕と物語性が豊かに聴こえます。

もちろん僕らをサポートする広瀬潤次の演奏は見事です。
長くやっていると、素晴らしいミュージシャンでもその演奏が当たり前に聴こえてきます。
しかしには広瀬潤次は毎回感動させられます。
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ルイス・パジェも大きく変化した部分があります。
彼は僕と同じカドソンの楽器を使っているのですが、今回は中島楽器の新作です。
厚めにかかったゴールドプレートは、これまで彼の使用した楽器の中でも抜群です。
もうひとつは、ジャズのフレーズを研究していること。
彼はまだ若いので、これから素晴らしいソロイストになる大きな可能性があります。

また本日エキストラで依頼したベースの本川悠平。
前々から共演したいと考えていたベースです。
期待以上のサウンド。
太く良く響くベースの音は、僕の最も好きなサウンドです。
これからも色んな場で一緒にやりたいプレーヤーがまた一人増えました。
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もちろん西直樹も、その本領を発揮。
サポートに回っても、ソリストとしてもバンドを引き締めます。

良いメンバーに恵まれて、本当に幸せを感じます。
惜しむらくは、お客さんの数です。
着て頂いた方々は、一人も途中退席されず大きな熱い声援を送って頂けました。
今はこのバンドの録音を聴きながら書いていますが、水準に達しています。
他のバンドも高い水準にありますが、同じく集客では苦労しています。
現在は良いバンド、純粋な音楽を追求しているバンドが世の中に紹介されない時代です。
これは実は人災なのです。

by sunrisek6 | 2010-03-20 12:30 | ライブ
2010年 03月 17日

川崎・ぴあにっしも

初めて演奏するお店です。
この川崎駅近くにあるお店は、昔から名前は知っていました。
良いミュージシャンが出演するお店なのでかねがね吹きに行きたいと思っていました。

そんな折、ピアニストの深井克則氏からデュオの誘いがありました。
適度な広さと音の響き具合は、アコースティックな音楽を演奏することに大きな助けになります。

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深井氏との本格的な共演は初めてです。
ビッグバンドで会ったことは多いのですが、やはりスモールでないと本当の会話にはなりにくい。
彼はラテンのピアニストとして、日本において特筆すべき存在でしょう。
自身のビッグバンドも所持し、多くのファンを獲得しています。

演奏は非常に興味深いものとなりました。
彼のリズムは個性のあるものです。
しかし本質の上に成り立っているものなので、その内容は音楽と共に非常に自然な流れを持っています。
またリズムやビートのことに関して、多くの意味で簡潔に理解し合えます。

これは「ラテン」と「ジャズ」がビートに関してたくさんの共通項を持っていることに起因しますが、残念ながら話がかみ合わないことの方が多いのです。
彼はもちろんジャズ・ピアニストとしても高い位置にありますが、真の意味においてジャンルを超えているとも言えるでしょう。

特に心臓の鼓動とスイング、あるいはグルーブの新説は僕自身考えさせられました。
また彼との演奏中ソニー・ロリンズのニュアンスが、ふと理解できたような気がしました。

非常に新鮮なセッションとなり、再演を楽しみにしています。

by sunrisek6 | 2010-03-17 15:33 | ライブ
2010年 03月 16日

原信夫さんと

殆どの#&♭の仕事が終了し、久々に原さんお会いしました。
場所は原さんの娘さんが経営されている、麻布のブルーフレームです。
原さんは#&♭を終了するのがもったいないぐらいに、若々しくお元気でした。
まだあと3年ぐらいはできましたね。
僚友である、テナー・サックスの佐藤達哉氏も一緒でした。

いつものことながら、非常に美味しいお酒を振る舞っていただきました。
初めて飲んだ日本酒の古酒。
日本酒もワインのように、「19##年の~」が最高で高値で取引される時代が来るかもしれません。

しかし本題は日本のジャズ界について。
3人でたくさんの話に花が咲きます。
原さんが60数年にわたって尽力されたのは、日本のジャズ界の発展です。
その功績は大きいでしょう。

最近僕が考えていることも全てお話したところ、色んな意味でお考えが同じであることがわかりました。
最近の批評家は相手にしない、とおっしゃっていましたが、まったくその通りです。

昨年、#&♭は皇居内で演奏する機会に恵まれました。
本来ジャズ誌が音楽の発展を最も重要な存在価値においているなら、この快挙を記事にしない手は無かったはずです。
レコード会社などからの記事掲載費で運営している雑誌は、ジャーナリストの尊厳を望むべくはありません。

演奏家がその生涯を捧げるのは、音楽に対してです。
しかし日本の現状は、僕らが広報の役割まで負担せねばなりません。
何故なら、現場で行われる音楽的発見や新しい息吹を、批評家を始め編集者やライターが聴きに来ることが極めて稀だからです。
ゼロに近いと言っても良いでしょう。

そんな話で盛り上がりました。
もちろん、ミュージシャンらしくジョークを交えながら。

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途中から原さんのご長女、額賀真理子さんも加わり、日本の美術に関してのお話にも飛びました。
真理子さんは画廊もやっていらっしゃいます。
カンヌ映画祭の一環として、フランスから日本の現代の浮世絵画家を紹介するスペースが与えられたそうです。
ヨーロッパに進出することは、僕の現在の希望です。
日本には多くの素晴らしい聴衆が存在しますが、それを広めるジャーナリズムの良心がありません。
ヨーロッパの批評家は、聴衆からの厳しい目に晒されています。
日本のように野放しではなく、上手くもないお姉ちゃんを褒めた批評家は筆を折るしかないのです。

真理子さんの行動力と芸術に対する考えは、原さん譲りのものですね。
非常に楽しい会でした。
これからもたまにこういう形でお会いすることも多いと思います。
僕としては、何らかの良い報告ができるように頑張ることが重要です。

by sunrisek6 | 2010-03-16 13:11 | 友人
2010年 03月 16日

ジョリーフェローズ

月に一度、社会人ジャズ・ビッグバンドを指導させて頂いてます。
名前は「ジョリー・フェローズ」といいます。
かなり歴史のあるバンドで、僕が知る限り最古のアマチュア・ビッグバンドです。
なんせOBの方に90歳代の方がいらっしゃるののですから。

今日も水道橋のスタジオで、7月10日に行われるリサイタルの練習をしました。
マンティカやワン・ノート・サンバなどラテンものが、今回の練習のメニュー。
皆さんもともと技量があるので、ちょっとしたことで素晴らしく向上されます。

終了後に毎回行われる「反省会」という名前の飲み会。
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演奏のこともそうですが、広くジャズのことについて熱い議論となりました。
この音楽に対する思いは、若者にも負けないものがあります。
もっと楽しくなりそうで、非常に楽しみにしています。

by sunrisek6 | 2010-03-16 12:36 | クリニック・レッスン
2010年 03月 09日

大宮・アコースティックハウス・ジャム

今回も大宮ジャムは、若手トリオとの共演でした。
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昨日のレギュラー・カルテットに比べても、遜色の無い演奏です。
お客さん方の質も高く、非常に楽しいステージとなりました。
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皆、20代と30代前半。
ピアノの中嶋錠二は、古いスタイルながらも基礎が堅い。
新しい曲にも対応できる才覚を持ち合わせています。
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ベースの石川隆一は最年少。
彼はビートの根本を感じています。
これから非常に楽しみです。
ドラマーの長谷川学(がく)は、この中では最もキャリアがあります。
僕の敬愛するテナーの川嶋哲郎などとも共演しています。

音楽的な向上心も十分な彼らとの共演が楽しくない訳がありません。
このユニットは、何かの形で継続します。
皆さんよろしくお願いします。

by sunrisek6 | 2010-03-09 00:01 | ライブ
2010年 03月 06日

目黒・JJ'S Cafe

ホームページの扉に「しばらくは演奏家としての・・・」と書いていましたが、最近はそれ以外の立場を取れるようになりました。
#&♭が一応終了して時間ができたことによります。
今日のカルテットは新曲が5つ。
半分は新しい曲ということになります。
旧作をリメークしたものもあります。
前回演奏した時は、方法論に不足がありました。
現在のメンバーは西直樹を中心に、近代理論をこなせます。
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初めて「ハーモニック・メイジャースケール」を導入した新作も演奏。
これから西直樹には大きく助けてもらうことでしょう。
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高瀬裕はアップテンポにおいて、かなりのサポートを提供してくれるようになりました。
今回のアップは「Minor Apprehension」。
Jackie McLeanの50年代の名作ですが、現代においても色褪せません。
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シングルリップに奏法を変更後、フルートの音色に変化があります。
John Coltraneの「Crescent」は、この楽器で演奏しました。
何にしてもアンサンブルやスイングに決定的な方向設定をしてくれる広瀬潤次。
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日本最高のドラマーの一人です。

ところで今夜はジャズを観賞しようという、7名ほどの若い女性のグループが最前列で聴いてくれました。
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ありがたいことです。
今のジャズ誌は、現在の日本のジャズ演奏家の貴重な動向を髪の毛一本ほどもリスナーに知らしめていません。
また現場に来て何が起こっているかという研究も、殆どなされていません。
そんな中で、このバンドに来ていただけて感謝しております。
いつもながら皆さんのお陰で、音楽を演奏するということが成立しています。

by sunrisek6 | 2010-03-06 11:39 | ライブ