藍色の研究

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2010年 04月 30日

楽器選定

カドソンのアルトサックスを選定。
前橋にある中島楽器へ行ってきました。
この楽器は職人さんがたの手作り部分が多いため、今回の入荷分は彫刻が益々豪華になっていました。
どうも彫刻の蕾部分が開花したようです。
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もちろん肝心の音も高いレベルをキープしています。
ネックの部分に二通りの細工があり、僕はそのうちの一つを選びました。
中島社長は、やはりという顔。
僕の選択る楽器が、事前に予想されていたようです。

夜はいつものように多くの話題に及びます。
政治や経済にまで。
民主党に不安を感じる理由。
それでも日本が文化的にも経済的にも良くなって欲しいという意見。
楽器屋さんとジャズミュージシャンの会話じゃないですね~。
しかしやるべき人々が目先の利益で右往左往している昨今、僕たちがやらなきゃ。
と、おおいに語り明かした夜となりました。

by sunrisek6 | 2010-04-30 18:58 | 楽器
2010年 04月 29日

大宮・アコースティックハウス・ジャム

今夜も若手との共演でしたが、いつもとは異なるメンバーでした。
ドラムは最近気に入っている長谷川学。
ベースは最年少に関わらず安定した演奏を聴かせる清水秋好。
そして初対面のジェイコブ・コーラ。

彼はアメリカでクラシックとジャズを勉強し、日本に来たアメリカ人です。
日本に来て一年というので、最初は英語で話しました。
苦労した英語でのリハーサルを終えて、ちょっと買い物をして楽屋にもどると日本語での会話が聞こえてきました。
なんと彼は日本語は完璧!
「最初から言ってくれよ~」
「ゴメンナサイ、けどたまには英語は久しぶりだったから~」
などと話しているうちに意気投合。

実は僕も英語は勉強中です。
楽屋では日本語と英語を混ぜながら会話。
なんせ分からなくなれば日本語で言えばよいし、間違えた言葉は訂正してもらえるし楽しいひと時でした。

演奏にもこれが反映。
最初の方こそ話の行き違いがありましたが、だんだんと安定。
最後はバンドとして、4人がまとまりました。
これがセッションの理想とするところです。

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ジェイク(ジェイコブ)を交え、同じメンバーで再演します。
次回は7月15日。
お近くの皆さん、お勧めです。

by sunrisek6 | 2010-04-29 10:07 | ライブ
2010年 04月 29日

第15回書友展

b0094826_9302153.jpg今年も谷山忠男氏の出展されている第15回書友展に行ってきました。
僕はこれが4回目、連休前の恒例となっています。
氏は御年80歳。
傘寿のお祝いです。
しかし益々お元気で、もちろんトロンボーンも吹いておられます。

僕は#&♭に25年前にも一度在籍していました。
まだ30歳前の僕は、音楽的にも悩みの絶えない時期でした。
谷山さんは、独特の人生哲学で僕を諭してくださいました。
氏の人間に対する倫理観は、多分に仏教の教えに影響されています。
しかし、堅苦しい戒律によってではなく、人間臭い優しさに
その多くが語られます。





作品のいくつかをご紹介いたします。

「朝露のキラリと光るとき『オゲンキデスネ』の声がする。」
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毎朝かなりの距離を、かなりの速度で御歩きになります。
その時に、朝露からこのように語り掛けられたそうです。

「おわりのはじめ」
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物事が終わるということは、何かが始まるということ。
終わるということは、初めて経験する新鮮さに満ちている。
実際にこの書を観ると、まるで絵画のような印象を受けます。
谷山さんの書には、こにお絵画的な要素があり、そのセンスの良さに感動します。

「生カサレテ 今在ルコトノ 摩訶不思議」
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今回の作品の中では特別な力強い書体です。
やはり上手いですね~。

「一服しゃんせ」
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谷山さんは土佐のご出身。
この言葉は、「一服されていってください」の土佐弁です。
このように、ちょっとした挿絵も素晴らしい。
気持ちが和みます。

終了後はバリトンの森川さん、トランペットの横山均さんらと銀座の居酒屋へ。
何とも懐かしく楽しい夜になったことを感謝します。

第15回書友展は銀座大黒屋ギャラリー7Fにおいて、5月2日まで開催中。
入場無料。
谷山さんは毎日いらっしゃいます。
このブログのことをお話になれば、作者自ら作品について説明して頂けるでしょう。
興味のある方は、是非ともお立ち寄りください。

by sunrisek6 | 2010-04-29 09:54 | 文化芸術
2010年 04月 25日

ビッグバンドのクリニック

毎月一回行なっている、ジョリー・フェローズのクリニック。
月に一度しかお会いしないのですが、バンドのサウンドは急速に向上しているよ
うに感じます。
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まず、バンドの雰囲良いですね。
それぞれの係の方々が確実にバンドの運営に力を注ぎ、音楽的な面でもそれぞれ
のパートの方々が積極的に演奏されています。
終了後の反省会は、パートを越えたメンバーの皆さんの仲の良さが分かります。
7月のリサイタルが楽しみです。

by sunrisek6 | 2010-04-25 02:01 | クリニック・レッスン
2010年 04月 22日

銀座・スイング

しばらく西日本方面へ旅をしていました。
個人レッスンや、ビッグバンド・クリニックなどです。
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帰りの新幹線から、久しぶりに富士山が見えました。
とは言っても山頂の部分だけですが。
しかしそれでも絵になるのが、この富士山の素晴らしさでしょう。
僕も含め、日本人は多かれ少なかれこの山を誇りに感じているのではないでしょうか。

さて、その足で夜は銀座スイング。
北村英治さんのカルテットです。
#&♭での同僚、トロンボーンの片岡雄三も一緒。
今まで最も良いアンサンブルとなったようです。
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いつもながら北村さんの演奏は、その多くが僕にとって大きな示唆と希望に溢れるものです。
今日は、高次倍音の話が出ました。
クラリネットは木管楽器の中で、特にくっきりと倍音が出るそうです。
つまりオルガンが、完全5度上の音程やあるいは13度上の音程を表現するように。
しかし適切に練り込まないと、美しい音にはなりません。
北浦さんのサウンドには、ここに磨き上げられた秘訣があるようです。

by sunrisek6 | 2010-04-22 12:53 | 友人
2010年 04月 16日

雅楽演奏会

今日は皇居の宮内庁式部職楽部で、雅楽を観賞してきました。
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昨年の9月に、天皇皇后両陛下の御前で演奏いたしましたが、その時の御褒美だと考え、早朝からでしたが有難く行かせて頂きました。

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(写真はイメージです)

古くは西暦500年頃の曲もあります。
日本最古の芸術の一つです。
やはり大陸の影響は大きいと思いますが、日本独自の解釈があります。
中国の音楽は、昔上海で観たことがありますが、この雅楽は全く異なっていました。

まず楽器の音色が違います。
主旋律を演奏するのは篳篥(ひちりき)ですが、日本の方がかなりマイルドな音色です。
西洋の楽器に例えると、オーボエと同じダブルリード属に入ります。
変化自在の音程とそのニュアンスは、たとえようがありません。
これに横笛(おうてき)が加わります。
3種類あるのですが、主に竜笛(りゅうてき)が優雅にオブリガードを飾ります。

そこに笙が、通奏低音のような形でこれらを支えます。
そして、琵琶、琴、和琴(わごん)がアルペジオ的な和声を寄与します。

忘れてならないのは打楽器群。
太鼓(たいこ)・鞨鼓(かっこ)・鉦鼓(しょうこ)のリズムは、日本の伝統音楽全ての基本となるものでしょう。
太鼓は最前列の中央に位置し、西洋音楽には見られないほどの重要な役割を担っています。

昨年、国立能楽堂で能を観賞した時もそうでしたが、西洋音楽とはある意味聴き方が異なる部分があります。
異論はありますが、能の場合半睡半覚状態でその世界がこちらに流れ込んでくる瞬間があります。
話は変ってベートーベンの時代の交響曲は、第一主題、第二主題、展開部、再現部と理解しつつ、まるで小節を読むように理解して行く楽しみがあります。
雅楽も、主題や構成の理解を重視するより、この音の中に包まれ抱かれる感覚を強く受けました。

また演奏家の技量は相当なものです。
当たり前のことですが、これは日本の伝統音楽を支えている人たちは皆同様です。

近代の西洋音楽は、すでにこのような日本音楽の特質を理解しています。
武満徹氏がいち早くヨーロッパで喝采をもって迎えられたのは、このことが理由でしょう。

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僕のバンドの相方、ピアニストの西直樹夫妻。
この後、またしばらくは来られないだろう皇居内の美しさを楽しませていただきました。


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これが昨年に演奏した桃華楽堂。
このロビーで、直接両陛下と言葉を交わす栄誉を頂きました。

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もとは江戸城ですから、美しい石垣がいたるところに残っています。
そのどれもが、非常に大きく近代美術のような高い整合性を持っています。

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しばらくの時間、現実から離れて良い時間を過ごせました。
このような機会を与えて頂いた全ての方に感謝します。

さて、明日からはしばらく旅です。
人々との出会いを大事にしたいと思います。

by sunrisek6 | 2010-04-16 21:46 | 文化芸術
2010年 04月 12日

新宿・パークハイアットホテル

今日はパーティーの仕事。
気心が知れているミュージシャンとの演奏は楽しい。
ですから会場を変えてのダブル(一日2本の仕事)もステージでの会話を楽しみながら終わりました。
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11時半に入って、終わりは22時。
楽しかったけど、体には来ますね~。

ここのところ、またひとつ新しいことがわかりました。
3日ほど前から、少しアンブシュアのイメージを変えたのです。
今はマウスピースとリード、楽器のセッティングが過去最高。
もっと早い時期にこれらに巡り合っていれば、もう少し苦労が少なかったような気もします。
いやいや、今に感謝すべきでしょう。
それにこれまでの試行錯誤があったからこそ、これらの物を選ぶ技と耳が鍛えられたのかもしれません。

by sunrisek6 | 2010-04-12 15:49 | コンサート
2010年 04月 12日

北本・ダンモ

埼玉県北本市。
高崎線で大宮から5つめの駅、北本。
ここに昔からあるジャズ喫茶「ダンモ」。
ダンモとは50年代に日本に入ってきたモダン・ジャズのバンド用語。
それまでのハリウッド映画を中心としたゴージャスなダンスやパーティーに聴かれる音楽とは一線を異にし、人間の喜怒哀楽や知的な音楽的表現を前面に出した音楽。
勿論、サッチモやレスター・ヤング、ビリー・ホリデイなども至上の芸術家ですが、当時の若者が体制に反対するエネルギーをモダン・ジャズが代弁し、また彼らのエネルギーを担ったのです。

このようなお店は、現在において希少価値があります。
まずレコードが、素晴らしい音で聴ける。
マスターのジャズへの思いが店の壁に吸収されている。
常連さんも、その考えに少なからず同調されている。

ここでの演奏は、若い頃に今よりも危機感を持って一生懸命に演奏していた自分と対面します。
もちろん今は、もう少し冷静に、魅力的に響くことを考えていますが。
先週も共演したドラムスの水口泰邦、今晩はかなりエネルギッシュ。
いや~、ドラムはこうでなきゃ。
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リーダーはピアニストの安ヶ川真理。
共演するたびに進歩されていて驚きます。
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久々にソプラノもたっぷり吹かせてもらいました。

「ダンモ」のマスターは、元ジャズマン。
ベースの大御所、稲葉国光さんとは今でも昵懇の間柄。
次回は稲葉さんと共演させていただけるようで、これは僕にとっても大きな楽しみになります。

by sunrisek6 | 2010-04-12 15:15 | ライブ
2010年 04月 12日

赤坂・バードランド

昔は六本木にあったバードランド。
日本ジャズクラブの老舗です。
僕はクラリネットの巨匠、鈴木章治さんのバンドで良くご一緒させていただきました。
当時はこの鈴木章治をはじめ、松本英彦、世良譲などの日本ジャズ界の重鎮が縦割り(毎週同じ曜日に出演する、カレンダーを縦に割ったように見えることから呼ばれるバンド用語)で入っていました。
現在は皆さん、鬼籍にお入りです。

そのような事情もあり、今は赤坂の一つ木通りに移転。
僕は初めて行ったのですが、明るく広い店内にびっくり。
それもそのはず、ママさんはフラダンスの店として大きく方向転換されたからです。
天井には星がまたたき、たまには流れ星もあります。

この中で演奏したのが「ケン岡本とファンキージャズ・オールスターズ」。
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このバンドは50年代の黒人ジャズのレパートリーで固めています。
僕はここからジャズに魅力を感じてのめり込んだので、嫌いなはずはありません。

演奏終了後に、お世話になっている赤羽紀武先生と近くのクラブへ流れました。
ここでも音楽や文化の話題に花が咲きます。
赤羽先生は二つの論を提唱。
「何が大事か」論。
それと「どうだ~!」論。

何が大事かは、常に本質を考えて行動すること。
どうだ~!は、どんな人間も持っている誇りにしたい、あるいは自慢したい気持ち。
ふとつとも面白い論でした。
これから考えてみようと思っています。

by sunrisek6 | 2010-04-12 14:52 | ライブ
2010年 04月 12日

新宿・サムデイ

トランペッター、高瀬龍一のセクステット。
新宿のサムデイで久々に集まりました。
ここのところ「KIND OF BLUE」の全曲演奏などを行ってきましたが、今回はバラエティーに富んだ選曲となりました。
初めて演奏した「CRESCENT」は、僕のバンドのレパートリとかぶっていて驚きましたが、このバンド独自の味付けとなっていました。

彼のオリジナルも数曲演奏。
作曲家としても良いセンスを持っています。

ところで高瀬隆一と、僕のバンドのベース奏者、高瀬裕。
このバンドでは二人が一緒に演奏しているので実に紛らわしい。
勿論血縁関係はありません。
良く質問されるので、顔を並べておきます。
う~ん、血のつながりは無さそうです。
ちなみに右が隆一、左が裕。

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by sunrisek6 | 2010-04-12 14:37 | ライブ