藍色の研究

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2010年 11月 28日

池袋・インデペンデンス

池袋でのライブは珍しく、ここインデペンデンスには初出演です。
池袋駅から5分ほどで東京芸術劇場の近くにあります。
小ぶりな店ですが、少しデッド目な音響が昔のジャズ喫茶を思い出します。

安ヵ川真理カルテットは、リーダーを筆頭に毎回進歩を感じます。
このバンドへ誘われて一年近くの間に、10回ほどセッションしたでしょうか。
最初と今では、バンドサウンドに格段の差がある様に思います。

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このバンドのレパートリーはリーダーの真理さんのオリジナルが2曲。
あとはH.Silver,B.Evans,の名曲や少し変わったスタンダード。
全て僕が現在において演奏に興味をそそる作品です。
特に今日初めて演奏した「Nardis」は面白い。
自宅でも覚えるほど練習したのですが、懸案だったダブルハーモニックマイナー・スケールの好例が実践されています。
自分のバンドでもやってみたい曲です。

またお客さま方は最高に素晴らしく、満員の店内からは大きな拍手と掛け声がかかり、まるで熱心なファンの集うジャズ喫茶へツアーに行ったような感じです。
その後押しを受けて、バンドもスイングしました。
ここのところの停滞に大きな元気をもらった一夜となりました。

by sunrisek6 | 2010-11-28 11:09 | ライブ
2010年 11月 26日

赤坂・バードランド

ドラムスのケン・岡本さんのバンド。
名前はファンキージャズ・オールスターズ。
岡本さんは50年代のイーストコースト・ジャズをこよなく愛する方です。
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レパートリは、Work Song,Moanin',No Problem,Song For My Father,The Sidewinderなどのお馴染みの物。
僕がジャズに引き込まれた頃の名曲ばかりです。

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現在僕が考えていることは、複数のペンタトニックをほぼ同時にフレーズに入れること。
この練習は非常に疲労を伴うために、長くは続けられません。
しかしながら、このフレーズをこのバンドで使うことはないのです。

マーク・レヴィンは僕の敬愛するピアニスト。
彼の名著「jazz piano book」にこうあります。
「演奏はTPOを考えなさい。」
60年代の試行錯誤の音楽なら仕方なかったことでも、現在は多くの知識と選択肢があります。

単に新しく響かせることだけを無計画に演奏するのは、避けるべきでしょう。

集客の関係で、二人のシンガーも共演しました。
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歌の伴奏は面白いものです。
ホーンで伴奏する場合は、特に全体の景色を俯瞰せねばなりません。
課題はまだまだあるものです。

by sunrisek6 | 2010-11-26 11:33 | ライブ
2010年 11月 23日

六本木・オール・オブ・ミー・クラブ

ドラムスのベテラン、原田イサムさんのカルテットでした。
いつもながらイサムさんのファンの方々で、お店は満員です。
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休憩時間は客席の空いている椅子に座るしか、スペースがないほどでした。
しかしそれもまた良いもので、お客さんと色々なお話ができるわけです。

今日はアメリカンポップスとしてのジャズを期待されるお客さんも、多くいらしゃいました。
皆さんとお話ししているうちに、そのようにメロディーを吹いてみようかともかんがえ、少しですが新しく旋律を変えて演奏しました。
自分に新鮮であり、また正しい音を選択している限りは、良い演奏になる可能性が大きいようです。

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ヴォーカルの紗野葉子さんとは何回も演奏していますが、その場での音楽的な反応ができる数少ないシンガーです。
もちろんリーダーの原田イサムさんとも、ビートがピタリと決まる瞬間が何度もあり、大変に幸せな時間を過ごすことができました。
(リーダーのお顔がシンバルに隠れて、申し訳ありません~)

by sunrisek6 | 2010-11-23 12:10 | ライブ
2010年 11月 19日

草加・シュガーヒル

今日はクールに演奏できる予感がありました。
やはり練習量は大事です。
全曲を覚えることによって、初めて自分の力が出るような気がしています。

ここのところの課題曲はW・Shorterの「Lester Left Town」。
かなりコード進行の難解な曲ですが、何とも魅力的。
録音もしましたが、だいたい予想通りの結果になりました。

テンポが落ちる原因も解明。
やはり客観的に調査することは大事なことです。

今日はステージから客席を写してみました。
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大学のジャズバンドの皆さんが聴きに来てくれました。
音楽に敏感で綺麗な目をしていました。
最近の若い人達は、日本人の美意識を持っています。
問題は大人ですね。
政治家を含めて、日本の「恥の文化」を考えて欲しいものです。

最近はバッハのフルートソナタを吹きはじめました。
もちろん人前で演奏するなどとんでもない。
しかしながら、この究極的な旋律の美しさに触れることは、必ず自分を高めることになると思います。
フルートのために作曲されたものをフルートで吹くと、バッハの偉大さが身に沁みます。
全ての先達に感謝したくなりました。


今日の演奏の中で僕のオリジナル「Dime Tea」の全曲演奏がYouTubeにアップされています。
よろしければご覧ください。
http://www.youtube.com/watch?v=9LGSQ4h4kNA&feature=player_embedded
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by sunrisek6 | 2010-11-19 16:00 | ライブ
2010年 11月 18日

新宿・サムデイ

高瀬龍一セクステットのステージでした。
決してたくさんのお客さんではなかったのですが、皆さん楽しんで聴いていただけました。
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今回演奏していて感じたのは、音の圧縮です。
リーダーの高瀬龍一は、非常にリリカルな演奏を目指しています。
これは叙情的と言う部分においてのことです。
そのためには、単に盛り上がるような乱雑な演奏は慎まねばなりません。
彼はそういう意味において、自己を制御して成功しているといえます。

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リーダーの音楽性はバンドの方向を決定づけます。
それができなければ、サイドマンは務まりません。
リリカルに演奏すると、音の圧縮が必要となります。

マイルス・デイヴィスが好例です。
彼のバンドにおいては、様々なサックス奏者が相方としてマイルスの対極に立ちました。
僕は当初はキャノンボールのようなスタンスをイメージしていたのですが、最近は変化してきました。
まだ上手くは行きませんが、この日の録音を聞く限り悪くはないようです。

大きな音は必ずしも必要ではないのですが、内面の音の力は必須です。
リズムセクションも含めた全体のアンサンブルも、現在の課題であるバンドサウンドに大いに参考になった夜でした。
もう少し頻繁に演奏できればもっとまとまるのですが、これは僕のバンドも含めて日本のバンドすべてに当てはまること。
同じユニットで多くの回数を演奏したいと、切に思います。

by sunrisek6 | 2010-11-18 10:21 | ライブ
2010年 11月 15日

原市公民館ジャズコンサート

原市公民館はさいたま市の東隣、上尾市にあります。
実は僕の住んでいるさいたま市見沼区からは、車で10ふん程の距離。
ここでジャズコンサートが企画され、僕のカルテットで出演しました。

公民館主催の入場無料のコンサート。
70名あまりの観客の皆さんを前に、演奏しました。
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年齢層は高かったのですが、レパートリーはいつもの調子でウェイン・ショーターやシダー・ウォルトンのナンバーでラインアップ。
しかし皆さんは、非常に熱心に聴いてくださいました。
最近思うのですが、現在60歳から70後半ぐらいの方々(一度定年を迎えて、第二の人生を開始されている)は文化的にも勉強熱心だと思うのです。
皆さんはこのようなコンサートに足繁く通ってくださいます。
これからの日本の文化を支えるのは、このような皆さんではないでしょうか。
そのために、ジャズも熟成せねばなりません。

今日の演奏は、僕にとって及第点を取れたように感じます。
まず、若手のトリオが良い。
とにかく吹きやすい。
これは非常に重要です。
ジャイアンツファンには申し訳ありませんが、個々の技量が突出していても全員のための自分でなければアンサンブルにはなりません。
彼らは数年前のソフトバンクを支えた城島や井口のように、これから日本のジャズを支えるプレイヤーになっていくことでしょう。

また個人的には、ひとつ前進がありました。
これは能楽から学んだことなのですが、型を正確にやるということ。
これは無味乾燥なことではなく、かえって多くの練習と精神的な安定が必要なことです。
少しできました。
この方向で良いとも感じました。
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公民館スタッフの皆さんも、非常に熱心にコンサートを企画運営していただきました。
政治の世界を見ていると日本に失望することも多いのですが、今日はこんなに素晴らしいコンサートができて、この国に誇りを感じる一日でした。

by sunrisek6 | 2010-11-15 19:21 | コンサート
2010年 11月 10日

浜松クリニック

浜松アクトシティ音楽院の主催で、クリニックへ行ってきました。
対象は浜松市の小学生から高校生。
これは15年近く続いているクリニックです。
合奏指導は原信夫氏。
僕は主に木管楽器の指導にあたりました。
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二日間で4カ所、6校の生徒を指導。
子供達へのクリニックは、いつもと多少異なります。
難解な言葉を使わないようにせねばなりませんが、かといって子供相手の指導ではダメです。
彼らは楽器を通して、音楽に理解が深いのです。
非常に才能に溢れた子供たちですから、ある程度真理を話すべきです。
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また上手く話すことができれば、スポンジのように吸収します。

レッスンをする側には、難しいことが多々あります。
その中で、自尊心を消すということがあるかもしれません。
指導者の意見が通らなかったり、あるいは生徒たちの反応が鈍いときに焦ってはいけません。
決して生徒たちから、羨望の眼差しで見られようとしてはなりません。

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このような意味において、学習しているのは僕の方です。
限られた時間内でのクリニックは、非常に難しい。

このクリニックは、来年も2回予定されています。
次回は、もっとよい時間を生徒たちと過ごしたいと思っています。

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by sunrisek6 | 2010-11-10 09:34 | クリニック・レッスン