藍色の研究

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2011年 02月 25日

新宿・サムデイ

今年初めてのセクステットでした。
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今回はリズムセクションが全員異なっています。
リハーサルはそれほど時間が取れなかったのですが、みんなかなりの初見力があったために本番は上手くいきました。
自分としても、ここのところ考えている方向を外さなかったように思えます。

今日は非常にお客さんが少なかったのですが、自分の心境に変化があることに気付きました。
それは10年前だったら、少ない観客に安心している気持ちがあったのです。
もちろん多いにこしたことはありませんが、潜在的に自分の演奏はまだまだだと思う心がどこかにあったのです。
しかし、今は違います。
この演奏が多くの人々に聴かれないことを、実に残念に思うようになりました。
まあ小学生の頃にジャズにあこがれて、クラリネットでベニー・グッドマンのまねごとを始めたころから40年以上の月日が流れました。
自分は初めから才能があるなどという考えは微塵もなく、下手の横好きでここまで来ました。
ところが、演奏を聴かれないことを残念に思う。
進歩したものだな、と思います。

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トロンボーンの駒野逸美さんが聴きに来てくれました。
一曲吹いてもらいました。
彼女はまだ若いのに、型ということを理解しているようです。
驚異的ですね。

by sunrisek6 | 2011-02-25 11:17 | ライブ
2011年 02月 23日

浜松市楽器博物館

今回のクリニックは「アクトシティー音楽院」というものですが、アクトシティーとは浜松駅に直結する形で建てられた多くの建造物を指します。
一番目立つのが、僕たちの泊るホテルオークラ。
40階の建物は、かなり遠くからでも目立ちます。
またアクトシティーホール。
ここでは様々なコンサートが、数多く開かれます。
その一角に、楽器博物館があります。

せっかくここまで来ているのですから、少し早起きして見学に行ってきました。
友人から「一見の価値あり!」と言われていたのですが、確かに素晴らしい。
大きく一階と二階に分かれていますが、入館してすぐに案内の方から「今、ピアノの生演奏と説明を行っています。」とのこと。
急いで行ってみると、世界初のピアノ。
音はまるでチェンバロでした。
チェンバロ(ハープシコード)は、弦を引っ掻いて発音します。
そのため音量に差がつきにくい。
これをハンマーで叩くことによって発音させたのがピアノ。
ピアノとフォルテが出せるので名前がピアノフォルテ、略してピアノです。
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なぜチェンバロみたいな音がしているかと尋ねました。
すると、チェンバロの音に近づけるためにハンマーは羊皮紙でくるんだり、工夫があるそうです。
当時の聴衆の耳には、いきなり現在のようなピアノの音は受け入れられなかったようです。
納得。
この地階は、西洋の楽器コレクションです。
有名なスタインウェイの初期型。
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同じくベーゼンドルファー。
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値段なんか付けられない価値のものでしょう。

もちろん管楽器も充実しています。
その一部のみ掲載しましょう。

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ファゴットのように見えるのは一番右の楽器だけ。
他は金管楽器です。
歌口には金管のマウスピースが使用されていますが、まるで木管のようにたくさんのキーが使用されています。
この楽器はその後ピストンが発明されて、チューバなどの楽器へと発展したのでしょう。


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左側は、珍しいスライド・トランペット。
現在はありませんね。
このように、たくさんの可能性の中から現在の楽器は残ってきたのです。

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サキソフォンを発明したベルギー人のアドルフ・サックスは、この楽器以外にも多くの楽器を考案しました。
その代表がサクソルン属。
金楽器と木管楽器の音色の間を取り持つべく考えられたことは、サキソフォンと同じポリシーです。
殆どの楽器は現在残っていませんが、ビューグルとしてマーチングやドリルに使用されています。
コルネット(コルネはホルンのこと、小さいホルンという意味です)もこの流れを汲んでいます。

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さて、木管楽器の始めはフルート。
トラヴェルソ(管体が木製で殆どキーが無い)から次第にキーの数が増え、ついに管体が金属へと変化。
劇的な歴史を見ているようです。

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クラリネットはある程度の発展以降のタイプ。
それでもキーの形状と役割は、目覚ましい変化を遂げています。

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ついにサキソフォン。
これはキーが「C」です。
一般にメロディーサックスと呼ばれることが多いようですが、この楽器は随分よコンパクト。
次は決定的な発明品、アルト・サキソフォン。
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この楽器が出現しなければ、ジャズの発展と隆盛は無かったのではないでしょうか。
クラシックでは継子扱いされるこの楽器も、ジャズではヴァイオリンの位置にあります。

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同じくテナー、バリトンそしてソプラノ。
貴重なコレクションです。

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順番が逆になりましたが、この後アジアの楽器を見ました。
これはジャワのガムラン。
このほかにチベット、インド、ラオス、モンゴル、韓国、中国の楽器を見ましたが、ここで重要なのは全てにヘッドフォンでの音源が付随していたことです。
その楽器を見ながら、実際に演奏された音を聞くことができるのは嬉しい。
元来、他民族の音楽は理解しがたいもの。
それが実際に本物の楽器を目の前に音を聴いていると、親近感があります。
個人的な感想では、インドと日本がずば抜けて音楽的だと感じました。

皆さんも浜松へ行く機会があれば、是非お勧めです。

by sunrisek6 | 2011-02-23 19:42 | 楽器
2011年 02月 22日

浜松でのクリニック

このクリニックは、浜松のアクトシティ音楽院が主催。
原信夫のジャズクリニックと題し、ひとつの団体(普通は単独高、場合によって小中合同)に対して年三回、3年間にわたって行われます。
つまり1クルー3年で、他の学校に受講権が移行します。
それだけ人気があるということですね。
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原さんが全体練習、僕は木管セクションを個別指導。
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最初の学校は小中合同です。
今回は1クルーの最終回なので、子供たちにジャズのアーティキュレーションを教えます。

次は高校生。
一人ひとりのレベルが高い学校です。
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最初はパート練習で、主にスイングのことを説明。
やはり飲み込みが早い。
フルートはいい音を出していました。
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その後に、子供たちの中に入り演奏。
彼らの取り上げた曲は、クラリネットとフルート、そしてアルトのソロがあります。
楽器をとっかえひっかえ大変でした。

一日置いて、今度は金管バンド。
ここは単独の小学校で、木管セクションはありません。
僕は小バス(ユーフォニュームの小型)セクションを担当しました。
アルト・ホルンのパートを吹くので、E♭なのです。
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ここも最後なので、先生も含めてみんなで記念撮影です。
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最後のバンドは、二つの中学の合同。
この学校は、クラリネットでニューオリンズ・スタイルのソロがあります。
もっと僕がクラが上手ければな~、と思いながらも頑張って吹きました。

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パート練習では、ジャズの発音について言及。
こちらが具体的にはっきりと伝えると、彼女たちは分かってくれます。
つい熱が入り、あっという間に時間が過ぎてしまいました。

最後には花束を頂き、今回のクリニックも終了。
今年も11月から、三回のクリニックが予定されています。
僕も小学生、中学生、高校生への接し方の違いや、また普段クラシックをやっている子供たちにいかにジャズを教えるかが、少しですが掴めてきました。
このような試みは、実に大事なことです。
今回も良い経験になりました。

by sunrisek6 | 2011-02-22 21:04 | クリニック・レッスン
2011年 02月 22日

大宮・アコースティックハウス・ジャム

今日の大宮、アコースティックハウス・ジャムも前回と同じメンバー。
ピアノがジェイコブ・コーラー、ベースが石川隆一、そしてドラムスは水口泰邦。

みんな若手なのですが、僕は非常に吹きやすいのです。
多分、彼らが僕を中心に寄ってきてくれるからでしょう。
そのため最近では、この形での演奏に魅力を感じています。
最終的には、全員暗譜でやりたいものです。

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もちろん、メインの楽器はアルトです。
シダー・ウォルトンの「Ojos De Rojo」などが、自分としては興味深い演奏になりました。
またソプラニーノ・サックスで「I Thought About You」を演奏してみました。
この楽器は、まだ色んな可能性があるようです。
ある意味、トランペットが優しくメロディーを奏でるようなニュアンスを出すことも可能かもしれません。
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フルートは、先日レッスンしてもらったことが、少しずつですが効果が出ています。
まあそれでも、やっと高校生の吹奏楽に近づいた程度ではありますが・・・。
これからも努力が必要です。

全体的に、正しい型がわずかではありますが取れるようにもなってきました。
音楽を演奏するのは実に大変なことではありますが、ほんの僅かでも向上すれば、その厳しささえも楽しみと感じることもできます。
まあ、オプティミスティックな性格なのでしょう。

by sunrisek6 | 2011-02-22 18:07 | ライブ
2011年 02月 22日

男子会

今日はあまり無い取り合わせでの会。
原信夫氏と赤羽紀武氏と3人で会いました。
原さんと赤羽先生は、昔からのお付き合い。
最近は少人数でお二人が会うことが少なかったところから、3人で集まろうという話になった訳です。

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お二人のお話には、もちろん昔の思い出話も出ます。
それはそれで非常に興味深いもので、話によってはそれだけで一晩掛っても語りつくせないような物語もある訳です。
そのような話は置いておいて、興味深かったのは音楽論と政治論。b0094826_17383154.jpg
お二人とも熱弁を披露されます。
この夜はずっと赤ワインを飲みました。
このお店「リュージュ」は築地にあるのですが、一見さんには見つけられない店です。
赤羽先生の隠れ家とも言える場所ですね。b0094826_17413690.jpg
料理はお任せで、やくみつる似のマスターが飲み物に添うものを、良いタイミングで出してくれます。
そのせいか、随分と飲んだようです。

お二人の貴重なご意見を拝聴しつつ、しばし時を忘れました。

by sunrisek6 | 2011-02-22 17:45 | 友人
2011年 02月 22日

新宿・サムデイ

高瀬龍一(tp)のセクステット、新宿サムデイです。
リーダーの新しいオリジナルなどを、楽しんで演奏しました。
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このバンドで気を付けることはヴォリューム、つまりダイナミクス。
必要以上の大きな音は禁物です。

ただ楽器には、音を圧縮したp(ピアノ)と、弱いpがあります。
この二つを、的確に使い分けねばなりません。

これは観阿弥、世阿弥の花伝書にあります。
能には「強い」「弱い」「荒い」「幽玄」という4つのニュアンスが重要な要素となります。
ところがこれは音楽にも当てはまることなのです。
このことを実践するチャンスが、このバンドには多くあります。
次回を楽しみにする理由でもあります。

by sunrisek6 | 2011-02-22 17:27 | ライブ
2011年 02月 12日

小林陽一クインテット結成35周年

1985~1987まで、このバンドに在籍しました。
リーダーはドラマーの小林陽一氏。
当時は「ジャパニーズ・ジャズメッセンジャーズ」というバンド名で、キングレコードからレコード(CDではありません)をリリースしました。
仕事は比較的多く、2週間ほどのツアーにも良く出た思い出があります。
みんな20代~30代前半で若かったですね。
そのため主張も強く、ぶつかることも多々ありました。
しかし今では小林氏(当時はモンキーさん、と呼んでいた)には、スモールコンボのステージングを数多く経験させてもらったことに深く感謝しています。
年齢を重ねることは、人の良い部分を発見することでもあります。
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赤坂ビーフラットにおいて、彼の記念ライブを開催。
雪の日にかかわらず、ほぼ満員の状況でした。
僕はOBとして、2部に出演。
昔からの仲間などに再会し、しばし時を遡ります。
トランペットの筒井政明氏は、現在はディキシー・キングスでトラディショナルなジャズを演奏しています。
このバンドの創世記のメンバーとして参加。
スタイルにとらわれない、極上の音楽を提供されていました。

また僕が尊敬する現在活躍するアルトサックス奏者は、日本に3人います。
その一人が山田穣氏。
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音色の方向性は僕とは異なり、アルトの高い倍音を上手く練り込みます。
これはソニー・スティットなどの音と同質です。
ともすれば甲高く、ヒステリックになりがちな方法ですが、彼だけはその音をブルースフィーリングに直結させる天性の資質を持っています。
今日は久々に共演できて、大変に刺激になりました。
このところ体調不良だったそうですが、完全に復活。
これからも目が離せない存在です。
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by sunrisek6 | 2011-02-12 11:06 | コンサート
2011年 02月 11日

草加・シュガーヒル

昨夜は銀座スイング。
今年初めて北村英治さんとの演奏でした。
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相変わらず柔らかく美しい音です。
北村さんの音色も、ヨーロッパの響きがあります。
素晴らしい音は世界共通なのですね。

さて今日は草加シュガーヒルでした。
今回のピアニストは若手の中嶋錠二。
若手カルテットを組んだ時のピアニストです。
僕はこれから若手と演奏して行く必要性を強く感じています。
このことに関しては、何かの折に詳しくお話いたしましょう。

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リハーサルもやりました。
いつもより細かく演奏に関して注文をつけさせてもらいます。
このことが音楽を高めることに繋がります。
最終的にはカルテット全員が、暗譜でライブをこなすことも可能でしょう。

また久々にソプラニーノを使用。
やはり、この楽器は良いですね。
また新たなレパートリーも考えようと思っています。

by sunrisek6 | 2011-02-11 11:53 | ライブ
2011年 02月 08日

前橋・中島楽器

最近は中島さんのお店でレッスンをやっています。
今日はお二人ほど。
佐久からはるばるいらした方も。
どちらの方も、実に音楽に対してご熱心です。
都会よりは少ない機会を大切にされているのでしょう。
そのせいか、密度の高いレッスンになります。
また先日フルートのレッスンを受けたことも、レッスンする側として新鮮な発見がありました。
レッスンを受けてないと、レッスンの仕方は分からないものです。

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さて今回は少し面白い新作が入っていました。
まだ公開できませんが、実はかなり楽しみなことなのです。

夜は中島さんとたくさんのお話。
いつもながら、最近の僕の頭の中にあることをたくさん聴いてもらいました。
そして、中島さんの楽器をお客さんに紹介して最終的に購入してもらえるまでが、音楽と同様にひとつのストーリーであるという話を聞きました。
その売り方が強引だったり、嘘があれば美しくない、と。
これも美しい型のひとつですね。
そんなわけでいつもながら意気投合。
今晩は二人で紹興酒を1.5リットル飲んでしまいました。

by sunrisek6 | 2011-02-08 23:42 | 楽器
2011年 02月 08日

六本木・サテンドール

今日のサテンドール・スペシャルセッションのメンバーは、原朋直tp、佐藤達哉ts、関根英雄p、佐瀬正b、トミー・キャンンベルds。
このところの課題は、美しい型を作ることです。
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最初は少し消極的だったかもしれません。
今は思っても無いことを吹くことだけは、何が何でも避けたいところ。
そのため自然と手堅くなります。
しかし曲が進むにつれ、トリオのサウンドも安定してきます。
そうなれば、少し冒険もできるわけです。
美しい型と、起伏に富んだ表現を同時にこなしたい。
何曲かは、少し理想に近い型になりました。
「Nica's Dream」は滑らかな原朋直のサウンドに助けられ、ある意味で成功したように思います。

また博多で、フルートのレッスンを受けてきました。
疋田美沙子氏は現地で活躍するフルーティスト。
僕の芸大時代の同期でもあります。
やはり独学はダメですね。
多くのフルートに関するイメージをもらえました。
そのためかフルートで演奏した「Detour Ahead」は、これまでと違うイメージで音を作る子血尾ができました。
トミー・キャンベル氏のファンク寄りのビートも楽しかったです。

by sunrisek6 | 2011-02-08 23:16 | ライブ