藍色の研究

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2011年 03月 29日

東北関東大震災

音楽家のブログに、ここのところ地震関連の話題が続くことに違和感を感じる方々もいらっしゃることでしょう。
決して危機感に振り回されて、パニックになっている訳ではありません。
現にこの数日間自分のやっていることと言えば、いつもより長い時間の練習。
それも殆どは既知のスケールを様々な形に並べ替え、全調で演奏できるようにすること。
あるボクサーは「こんなときに暢気にボクシングの練習をしていて良いものか?」と言っていました。
ボクシングの練習は、決して暢気にできるものでは無いことは僕も知っています。
それでも彼の口をついて出てきた言葉には、感じるものがありました。

ビッグバンドのクリニックなどにも出向きます。
欠席者がたった2名。
音楽の力は偉大です。
もっとも充実した2時間を共有できました。

個人レッスンもこのところで十人ほど。
茨城の親戚の安否確認のために欠席した一人の生徒以外、全員が拙宅に来てくれました。
栃木、群馬、八王子から来た生徒もいます。

また信頼している友人と、この災害の事から芸術の事まで幅広く話をしました。
そして新たな考えも、自分の中にわいてきました。

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福島原発は、予断の許されない状況が続いております
この対応だけではなく全体的に言えることが、政治主導による対策です。
管首相は、市民運動家から政治家に登りつめた人です。
細かいことをお話することは省きますが、自衛隊や国家に対する感覚に決定的な鈍さを持っています。
政治主導で事を行ったことで、全ての行動が後手に回りました。
原発しかり、避難場所への供給物資不足しかり。
民主党には、有事の際に対処できる頭脳が欠落しています。
蓮舫氏や辻本氏を、要所に配置したことでも、いかに人材不足かが分かります。
語るに落ちた、というところでしょう。

尖閣問題や、過去のお詫びを韓国に足して発信(管直人談話)で分かる様に、
彼は左翼イデオロギー所持者
です。
仙石福官房長官や、前述の蓮舫、辻本も同じ。
彼らは市民運動家であって、国を愛する国民の毅然とした美しさが無いのです。

またマスコミにも問題があります。
枝野官房長官の発表への、担当記者たちの的確さを欠いた質問。
彼らは現場を取材してきた、叩き上げの気迫が見えません。

マスコミは天皇陛下のお言葉を、その日にきちんと放送さえしなかった。
水曜日の昼間の放送では、国民の殆どは観ることができなかったでしょう。
僕はYou Tubeで観ましたが、胸に迫るものがあります。
支援物資に、この陛下の映像を一緒に送ることを望みます。
被災者にとって、大きな力となると確信いたします。

原発で身を呈して活動されている多くの方々に、心からの感謝をしたいと思います。
被災者以外の国民は、平常に戻らねばなりません。
それが経済的にも、日本再生へとつながるものだと考えております。

最後になりましたが、「月刊Will」の多くの論客の記事には興味を覚えました。
もちろん全ての事を鵜呑みにはできませんが、整合性のある論説が目立ちました。
特に尊敬する李登輝(元台湾総統)の「今回の日本の地震には刃物で切り裂かれるような心の痛み」
という言葉。
また日本政府が、早急に手を打たねばなぬことのメッセージを寄稿されています。
このような政治家が、日本にいなければならないのです。

by sunrisek6 | 2011-03-29 11:18 | 社会
2011年 03月 23日

目黒・Jay-J'S Cafe

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この時期にも関わらず、多くの方がいらっしゃいました。
目黒のJJ's Cafe、僕のカルテットです。
今回は若手のバンド。
期待以上の演奏を提供してくれたと思います。
アップテンポでも、またスローでもリズムが自然で、演奏し易い。
もちろん経験不足は否めませんが、今日の演奏でもリハーサルから1セット、2セットと段々良くなっていきます。
変化の速度がスイングを呼び込みます。

メンバーの中にはたくさんの仕事がキャンセルになり、アルバイトを余儀なくされるケースも出てきました。
彼は父親になったばかりなので大変です。
また八戸に実家を持つ者もいます。
僕自身も同じ状態で、これからどうなるか先が見えません。
しかし演奏はいつもより、密度の濃いものとなりましたし、お客さま方も楽しんでくださいました。
それが僕らの元気になります。

ひとつには今回の大災害で、日本人の素晴らしさを再認識したことにも起因します。
普段は実に希望の無くなるようなバラエティー番組に、日本の将来に不安を感じていた方も少なからずいらっしゃることでしょう。
被災地の頑張る方々、ボランティアの若者を見ていると、テレビはあまりにも日本の現状を伝えていなかったことを感じます。

警察、消防の士気の高さ。
また自衛隊員の勇気と実行力、そして重要なことはそれを誇りとする国民がいるということ。
この当たり前の国家の図式を忌まわしいもとして否定してきた組織は、この災害になんら解決策を打ち出せない。

自衛隊を「暴力装置」といった瞬間、僕は国会中継を見ていました。
あれは反射的に本音が出たのでしょう。
恐ろしくて彼らには日本の安全を任せることなど、できようはずがありません。

もう少し現地が安定したら僕らにできること、音楽の演奏を被災地で行いたい。
電気が無くても音の出る楽器ばかりですから、小回りは利くと思います。
残念ながら、東北地方には不案内です。
何か計画をお持ちの方がいらっしゃいましたら、どうかお教えください。

by sunrisek6 | 2011-03-23 22:47 | ライブ
2011年 03月 21日

流言飛語、あるいは悪意のある世論操作

ある番組で、今回の原発事故について非常に危機的な状況であるということを主張していました。
アナログ時代の某二桁の放送局。
また同名の新聞社は、僕の嫌うものであります。

あるノンフィクション作家が、他の放送局(主にNHK)で解説している学者はすべて似非学者だと断言していました。
ノンフィクション作家は、膨大な原子物理学理論を理解しているのでしょうか。

一部に、この放送の影響が出ています。
西へ向かう列車が(放射性物質からの疎開という意味で)満杯、福島県周辺の人々を宿泊拒否するホテルなど。(21日付、産経新聞)

大きな社会不安に乗じて国家転覆を謀るのは、まるで共産革命の方法です。
良識ある人々が、正しい報道を選択することを心から願います。

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昨日は新宿のホテルで演奏してきました。
新宿の街はいつもと変わらなく見えますが、人ではかなり少なめです。
現在ガソリンが手に入らない状況ですので、駅から20分以上楽器を2本持って歩きました。
花粉症がひどい僕は、この時期に外を長時間歩くのはかなり辛いです。
しかし僕たちサックス吹きは、いくらでも電車で仕事場へ行けます。
ガソリンは公共の車のために優先されるべきでしょう。

原発事故の話に戻ります。
自衛隊、警察、消防庁、東電の担当社員の人々には、心から感謝の気持ちを伝えたいと思います。

知人から再度原発事故に関して、過大な不安を感じる必要はないという旨のメールが送られてきました。
長い文章ですが、説得力があります。
その中にこのURLが含まれていました。

http://d.hatena.ne.jp/sakagami5/20110314/1300069849

僕も感じることですが、この震災で日本人の素晴らしさを再発見された方も多いのではないでしょか。

前述の作家は、日本人の劣等性を主張します。
多分、日本が嫌いなのでしょう。
日本が嫌いな日本人の言うことに、耳を傾ける必要はないと思います。

僕にやれることは演奏することのみです。
明日の目黒JJ’sCafeは、予定通り演奏します。
終了時間は、皆さまの交通も考慮し早めに設定します。

by sunrisek6 | 2011-03-21 11:47 | 社会
2011年 03月 18日

原発事故

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被災地が寒気に見舞われ、非常に心が痛みます。
今年だけでも、早い春が北国へ訪れることを願ってやみません。

地震と津波のために、福島第一原子力発電所で深刻な事故が起こっていることは周知の事実です。
この事故について、多くの意見が飛び交っております。

僕は二つのことを重要視しています。
一つはマイクロ(ミリ)シーベルトという単位が、現実的にどれほどの健康被害をもたらすか。
新聞によっては細かく解説されているものもありますが、現在の報道では国民の恐怖を煽っている事実は否めないでしょう。
先日、個人的に信頼できる医師から放射性物質に関する意見書をメールで頂きました。
デリケートな問題であるため公表は控えさせていただきますが、必要以上に危機感を持つことには無いと考えます。

二つ目は、現地にとどまり命を顧みず緊急作業をされている方がたの存在です。
この問題の所在を論ずる時期ではありません。
今現在、被曝の恐怖の中で戦っている人々を忘れる訳には行かないのです。
退避支持を受け、我が家を後にせねばならない多くの方の為にも、彼らは努力しています。
自衛隊や機動隊の隊員も同様です。

一つだけ残念なことは、東電のトップと防衛相に、何か重要なものが見えないことです。
民主党の官房長官は頑張っていると思います。
副官房長官に任命された方も、偏狭な政治思想は一切捨て、国難に立ち向かってもらうことを願います。

久しぶりに演奏のご報告です。
一昨日の銀座スイングにおける、「北村英治セクステット」は時間を早めて演奏いたしました。
ステージの前には、この時期にハッピーなスイングジャズを演奏できるかどうかが不安でした。
しかしハッピーなジャズは、こちらの真摯で厳しい音と躍動の選択によってのみ表現されることを思い出しました。
演奏中は、良い音楽のことしか頭にはないのです。
お客さま方がそれを聴いて、何らかの元気になされば、これほど嬉しいことはありません。

by sunrisek6 | 2011-03-18 10:21 | 社会
2011年 03月 14日

被害拡大

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続々と拡大する痛ましい多くの状況に、言葉がありません。
明日から計画停電が東京電力により実地される見通し。
幸いにして難を逃れた日本人は、皆このことを受け入れることと思います。
数日の間は、ライブ報告はお休みと致します。

亡くなった方々には心からご冥福をお祈りいたしますと共に、ご家族や住居を失った方々にはお見舞いを申し上げたく存じます。
その上で誤解のないように申し上げますが、防災国としての日本は決して世界の水準にひけは取っておりません。
またこの未曽有の大打撃にも、日本人は負けないものと信じております。
中にはわが国の将来に不安を感じる向きもありますが、決してそんなことはありません。
何らかの形で協力し合い、この大災害を乗り越えられると考えます。

by sunrisek6 | 2011-03-14 00:00 | 社会
2011年 03月 11日

東北地方太平洋沖地震

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自宅でフルートを練習している時に突然の揺れ。
たまらず外に飛び出したら、近所の人々も外へ出てきました。
これまで経験した中で最も大きな地震でしたが、大地自体がうねるような揺れを感じたことには驚きました。
日ごろ見慣れた自宅付近の風景が、まるで別の世界のように目に映りました。
路上で近所の方々と、しばし成り行きを見守りました。
気がつけば、フルートは手にしたまま。

しばらく停電となりましたが、復旧後にテレビを見て東北地方の悲惨な状況を知りました。
この関東でもあのような恐怖を感じたのですから、震源地に近い方の心中を察するにあまりあります。
まだまだ被害の状況は把握できていませんが、被災地の方々に心からお見舞い申し上げますと共に、政府諸機関の迅速な対応を切に望みます。

by sunrisek6 | 2011-03-11 20:12 | 社会
2011年 03月 08日

前橋・中島楽器

前橋・中島楽器に行ってきました。
今回も色んな発見がありました。
その一つがソプラニーノ。
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管体はそのままですが、キーの金属が替っています。
しかしそのことは、音には関係ありません。
ある部分の材質を変更することにより(企業秘密)、飛躍的に操作性が向上しました。
この楽器の高音域は殆ど音楽的に使用されることは稀なのですが、上手くすれば最高音のF#まで可能になりました。
僕の楽器も同じように調整してもらっとところ、驚くほど変わりました。
中島さん始め、スタッフの不断の努力を称えたいと思います。

また去年末から、ここでレッスンもやっています。
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この方は長野県の佐久からいらっしゃっています。
今日は長野は雪。
交通状況を考えて、早めに出発されたそうです。
ビッグバンドのリードも吹かれているそうですが、かレッスンの度に大きく向上されています。
お近くの興味のある方も、是非中島楽器さんまでお問い合わせください。

夜は中島社長と恒例の飲み会。
この不況の中、お互いに良い材料は少ない。
けれど全く愚痴は出ません。
まだまだこれから先のことを色々と話し合い、元気が出ます。
こんな時にこそ、夢や希望を語れる友人を持っていることは幸せなことです。

by sunrisek6 | 2011-03-08 12:07 | 楽器
2011年 03月 05日

新宿・サムデイ

今日は新宿サムデイでの、マイク・プライス・ジャズオーケストラ。
これまでのレパートリーに加え、デューク・エリントン・オーケストラのレパートリーが数曲新たにラインナップに追加されました。
この曲は僕も初めて聴くもので、リーダーのマイクさんがいかに希少な譜面を探してきているかが分かります。
しかもそのアレンジメントは、どれも独創性に溢れています。
もちろん特異なだけではなく、スイングする可能性が大きくその裏側に付随しています。
これが演奏していても愉しく、また表現の様々な色合いを出すことにモチベーションを寄与してくれると共に、この作品を高い次元で再現せねばならない義務を感じます。

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今週は4日間も一緒だったマイク・プライス氏。
二つの本番にそれぞれ一回のリハーサルを取ったからです。
セッション形式のバンドが多い中、これは珍しいことかもしれません。

by sunrisek6 | 2011-03-05 12:03 | ライブ
2011年 03月 04日

赤坂・ビーフラット

今日は赤坂にあるビーフラットの、10周年記念企画。
今週はノーチャージです。
つまりお客さま方は、ミュージックチャージが無料。
演奏料はお店の負担です。
しかも毎日、二つのバンドが演奏。
満員にならない訳はない。
今日もお店の広い客席が、ジャズファンで埋まりました。

最初は多田誠二と片岡雄三の双頭バンド。
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多田氏のエンターテイメント溢れる進行で、大いに客席を沸かせます。
また本人のアルトサウンドも、滑らかで柔らかく太い音に進化していました。

僕はトランペットの、マイク・プライスのカルテットで参加。
彼の興味深いアヴァンギャルドな作品に腐心しながらも、何とか型を保とうと努力しました。
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二つのバンドが交互に2セットずつのステージング。
これは1950年代に、ニューヨークのヴィレッジ・ゲイトなどがとったスタイル。
マイルス・カルテットとディジー・ガレスピー・カルテットが交互に出演などということもありました。

僕たちの2セット目は、往年のジャズメッセンジャーズやキャノンボール・バンドのレパートリーを加えて、バンドはスイングしました。

アンコールは、両バンドで合同です。
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トロンボーンの片岡雄三も、本領を発揮。
朗々とブルースを奏でます。

今日僕が印象に残ったことは、二つのバンドのピアニストです。
こちらは田中裕士氏。
彼とは20年前に、大阪のクラブでジャムセッションをして以来の再会。
これほどのピアニストに成長されていたことに、非常に驚きました。
伝統と革新が、これほど美しい形で共存していることは稀なのです。
彼が熱心にそのソロに耳を傾けていたのが、片倉真由子氏。
彼女も、非常に大事な型を持っている数少ない若手演奏家です。
演奏終了後に3人でしばらく歓談。
この瞬間の愉しさは、普段の努力への一瞬の御褒美です。

by sunrisek6 | 2011-03-04 10:44 | ライブ