藍色の研究

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2011年 10月 30日

栗原市産業まつり

13回目となる東北での復興支援コンサート。
今回は新幹線で仙台の二つ先、「くりこま高原」から車で更に北へ向かいます。
そこにある栗原市での演奏。
「栗原産業まつり」と銘打った集まりは凄い活気でした。
出店も並び、あちらが見えないほどの長さ。
その中で広場に多くの方々に演奏を聴きに集まって頂けました。
このように活気が出てきたことは、復興の一つの兆しです。
4月から毎月何度か東北へ訪れてきた僕にとっても、これは驚きです。
多くの方々の勇気と力と智恵の貴重な結果なのでしょう。
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あまり多くは語る必要がありません。
写真を中心にお伝えいたします。
今回のフロントは僕と佐久間勲。
彼はセクション中心で活躍していますが、スモールもなかなかのもの。
信頼がおける演奏です。
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ベースの佐瀬正は殆どのコンサートに同行してくれている、非常に頼もしい存在です。
アルコソロでバラード。
心の琴線に触れる「What a wonderful world」を聴かせてくれました。
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初めて同行する安藤正則。
彼を抜擢して大正解です。
広い会場でも、彼のソロは観客の心に大きな元気を与えます。
しかも音楽的にも高いレベルを維持します。
現在の若手のドラマーのトップクラスであることに異論を唱える人は少ないでしょう。
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ピアノの田中裕士はこんな時でも、ジャズマンとしても立場を変えません。
しかもそれが空回りせず、観客に気持ちを届けることができる。
たいしたものです。

「Take five」のイントロダクションはまるでエクソシストのテーマのようでしたが、お陰で僕もマンネリズムに陥ることなくソロが展開できました。
観客の皆さんは、実にしっかりした音楽を見抜く力を持っているのです。
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栗原市の佐藤勇市長もはっぴを着て参加されていました。
復興への意気込みが感じられます。

演奏会は大成功です。
今回も奥田建設の会長をはじめ、幹部の皆さん自らのお出迎えや車の運転。
また様々な会場の設営に関してお世話になりました。
いつも本当にありがとうございます!
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演奏終了後、駅前で撮影。
年内にあと2回行きます。

復興に向けて確実な足取りの東北ですが、その悲しみが癒えた訳では決してありません。
舞台裏に無くなったお孫さんの遺影をもった女性が訪ねて来られました。
まだ高校生の女の子でした。
お名前は葵(あおい)さんです。
「この音楽を聴いたことで、明日から泣かずに生きて行きたい」とおっしゃっていました。
言葉がありません。
ただただ遺影に合掌し、ご冥福をお祈りするばかりです。
復興支援はまだまだ続くのです。

by sunrisek6 | 2011-10-30 17:59 | 復興支援
2011年 10月 30日

阿佐ヶ谷ジャズストリート

昨年に続けて、今回も阿佐ヶ谷ジャズストリートで演奏しました。
トランペットのマイク・プライス氏のクインテットです。
彼とは#&♭で長く共演し、また彼自身のビッグバンドにも加わって演奏しています。
今日は5人編成のバンドでした。

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ピアノに田中裕士を擁したリズムセクションは、まとまりがあります。
大半はマイクさんのオリジナルの楽曲でしたが、これがなかなか一筋縄ではいかない難曲が続きます。
ジャズとして僕にとって興味深く、且つまた好きな曲でもあります。
それでも非常に高いレベルでの演奏が可能でした。
ベースの佐瀬正のビートに乗って、様々なメロディーや拡大したリズムを演奏できました。

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ジャズの先鋭性を包含できない会場や観客が増えて、僕らも理解しやすい曲目ばかり並べることに自戒の念を持ち、今宵の原点に返ったコンサートを振り返りました。

by sunrisek6 | 2011-10-30 17:16 | コンサート
2011年 10月 26日

吉祥寺・サムタイム

今月2回目の吉祥寺サムタイム。
今晩はピアノの続木徹さんのバンドです。
非常に思慮深く、実に紳士です。
このことがピアノの演奏に深く影響しています。

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ドラムスの安藤正則は今月3回の共演。
彼の音は非常に美しく、且つまたパワフルです。
ダイナミクスの幅の広さと、アイディアを確実に表現できる心根は魅力的です。

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ベーシストの大御所、古野光昭さん。
古野さんのベースはそのオリジナリティーに溢れる素晴らしいソロだけではなく、バンドの方向を自在に操る音楽性にも驚かされます。
久々で、カルテットにおける即興的要素の濃い演奏を味わいました。
若い頃はとかく不正確になりがちだったこの方法ですが、このような演奏を可能にするために長らく練習してきたのかもしれません。
今日のようなメンバーがそろって、初めて表現できる印象的なジャズになりました。

by sunrisek6 | 2011-10-26 09:45 | ライブ
2011年 10月 25日

雅楽観賞

皇居の楽部において宮内庁式部職楽部による雅楽の演奏を聴いてきました。
これは一昨年に皇居内で天皇皇后両陛下の御前で演奏した関係で、招待状がまわって来たお陰です。
2回目になりますが、やはり一回目よりも理解が進むものです。

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(写真はイメージです)

今回の曲目です。
管弦 黄鐘調音取 喜春楽破 捨翠楽
舞楽 裏頭楽 長保楽

ハーモニーと根底に流れるサウンドは、主に笙が受け持ちます。
そこに3種類の笛、龍笛、高麗笛、神楽笛がメロディーを奏します。
この微妙なピッチの操作は、現代音楽に通じた演奏家でも困難なコントロールを要求されます。
またここに篳篥(ひちりき)-東洋のダブルリード楽器-が更なる自在なピッチで華麗に舞うのですが、これがまたソウルフル(こういう言い方は良くないかもしれませんが)で大きなエネルギーを感じます。
悠久の時を感じる音楽ではありますが、かなりの強さ、あるいは魂の歌が胸に迫るような気がします。
琴、琵琶に、鉦鼓(しょうこ)、太鼓、鞨鼓(かっこ)の3種類の鐘や太鼓はリズムセクション。
このタイミングの取り方は、非常に強く困難な一点に向かって集中します。
日本音楽のビートは、本来これほど厳格でスピード感溢れるものであることは驚きです。

来月13日に、東日本大震災のチャリティーコンサートでシャープス&フラッツが一夜限りの再結成をします。
その折に穐吉敏子さんの「すみ絵」を演奏予定ですが、僕はフルートで中間部のソロパートを担います。
この雅楽演奏の経験を、何とかジャズに反映し日本音楽との同一性を探りたいと思っています。

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(一昨年御前演奏した桃華楽堂前で)

by sunrisek6 | 2011-10-25 00:13 | 文化芸術
2011年 10月 24日

浜松無限大

先日リハーサルした浜松でのコンサートが本番。
主催はアクトシティ音楽院。
ここでは学生のクリニックでお世話になっています。

このコンサートはクリエート浜松の2階ホールで行われました。
ジャズクリニックを受けた学校のバンドが4校ほど演奏。
僕も休憩時間を利用して聴いていたのですが、皆素晴らしいパフォーマンスを繰り広げていました。

僕は原信夫氏指揮の、decress.&cressという臨時編成の市民バンド(多くの市民吹奏楽団やジャズビッグバンドからの選抜)に加わって演奏しました。
会場は空調が停止、非常に暑い中で熱い演奏が繰り広げられました。

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サックスセクションでのステージ写真。
音楽を愛好する人々との合奏は楽しいものです。
またこんな機会があることを楽しみにしています。

by sunrisek6 | 2011-10-24 12:29 | コンサート
2011年 10月 21日

草加・シュガーヒル

草加シュガーヒルのデュオ、今日はベーシスト本川悠平との共演。
ベースとのデュオは、音楽の骨格部分との共同作業になります。
ですからホーン奏者から言うと、実はやり易いのです。
色んな曲を演奏しましたが、滅多にコンボでは吹かないクラリネットも演奏しました。
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実は明日浜松市でクラリネットを吹かねばなりません。
少しずつですが、スケールから練習し直していました。
ある程度の甲斐があって、思ったよりはクラリネットでも自分の音楽を表現できたように思います。

You Tubeにはアルトで吹いた「Old Folks」がアップされています。
テーマだけですが、その晩の模様をお聴きください。
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=D4Zaom6P4ME#t=5s

by sunrisek6 | 2011-10-21 10:41 | ライブ
2011年 10月 20日

銀座・スイング

今日も北村英治さんのクラリネットに触発されたステージでした。
銀座スイングは、この日も満席。
この不況の中、北村さんの人気には驚かされます。
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フロントは北村さんと僕の2ホーンですから、いつもに増して息遣いや音楽の方向性、そのニュアンスなどが如実に分かります。
実に濃厚な歌い方と完成度の高い旋律の紡ぎだし方は、大いに参考になるところです。
「僕はもっと練習しないといけないけど、歳をとるとなかなかそうも行かなくてね。」
素晴らしいお言葉です。

僕の方は、このところ楽器の吹き方で新しい発見があります。
これまでの体の使い方で、非効率的な部分を排除したく思っています。
このことが不思議と音楽の流れに大きく影響してきています。
考えてみたら当たり前のことのようにも感じるのですが、やってみるまで、自分が己の身体で経験するまでは本当には理解しがたいものです。
有意義なライブの後は、お酒も美味しく飲めます。
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by sunrisek6 | 2011-10-20 10:05 | ライブ
2011年 10月 15日

同窓会

2年ぶりの同窓会。
東京芸大管楽器専攻の同窓生が13人集まりました。
多忙なために一人先に帰ったため、写真は12人です。
僕たちの代は30人程ですから、これは高い出席率と言えるでしょう。
福岡、広島、高松から来た友達もいます。
中には卒業して以来、初めて会う同窓生も。
何と32年ぶりの再会です。

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あっという間に学生時代へと遡って行きます。
皆それぞれ異なった人生を送ってきたのに、不思議とあの頃に戻ることができます。

そして全員が音楽に携わっています。
演奏家もいれば、教師もいます。
これは素晴らしいことだと思いました。
同窓生の、今後の活躍と健康を祈らずにはいられません。

by sunrisek6 | 2011-10-15 00:15 | 友人
2011年 10月 13日

前橋・中島楽器

今日は前橋の中島楽器でレッスンです。
レッスン後に、雑誌「The Sax」の取材が入りました。

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内容は中島社長と僕の対談。
カドソンというより、中島さんとの出会いを中心に話をしました。
僕の持論ですが、演奏家は楽器の開発や改良に深く係わるべきではないと思っています。
何故かというと音楽は楽器のエキスパートである必要はありますが、楽器製造に関しては素人同然だからです。

僕らが素人同然の観客に演奏を批判されても困ります。
筋の通った論理があれば取り入れますが、大概は実に感覚的、直感的、感情的なものです。

演奏家も自分の技量の不足を楽器に求めてはなりません。
話としては面白いのですが、高い文化はお互いに尊重し合う分業によって成り立ちえることを理解すべきです。
官僚と共同作業できないような駄目な政治家のようではいけません。

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取材は稲田耕嗣氏。
彼は僕のペンタトニックに関する連載を担当しています。
非常に難しい部分もあるのですが、読者に理解できるように多大な時間を割いて校正してくれます。

ところでカドソンから新製品が出ます。
今度はノーラッカーで、支柱を本体に固定するための金属板を極力除去。
反応を高め、響きを増やしています。
僕は今の楽器に慣れていてこれで満足していますが、また異なった新しい音色を持った楽器になりました。

by sunrisek6 | 2011-10-13 00:21 | 取材
2011年 10月 11日

大宮・アコースティックハウス・ジャム

この大宮にあるライブハウスでは、いつも若手とのセッションになります。
この日は初顔合わせが二人。

ピアノの今泉泰樹は、良く草加のライブハウスに聴きに来てくれました。
演奏を聴くのは初めて。
ドラムの海老沢幸二は初対面。
二人とも良い演奏でした。
これにツアーにも連れて行った石川隆一がベースで加わります。

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久々にモンクの「I Mean You」や「Well,You Needn't」、またバラードで初めての「How Deep Is The Ocean」などを演奏しました。

このところ姿勢をマイナーチェンジしています。
どうもこの方が良いようです。
いつも思うのですが、音楽や楽器はいくらやってもその先があります。
だから飽きずに新鮮な気持ちを持ち続けられるのでしょう。

by sunrisek6 | 2011-10-11 11:43 | ライブ