藍色の研究

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2012年 10月 28日

銀座・シグナス

ケン岡本(ドラムス)のクインテット。
銀座のシグナスでした。
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ハードパップのショーケースのようなバンドです。
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ヴォーカルのeikoさんのファンがたくさん。
僕は、もっと自分のやりやいように演奏すべきだと感じました。
しかし演奏はアンサンブルです。
そこが難しいところですね。

by sunrisek6 | 2012-10-28 00:32 | ライブ
2012年 10月 27日

大宮・アコースティックハウス・ジャム

若手ミュージシャンとの共演の場、大宮・アコースティックハウス・ジャムでのカルテットでした。
考えてみれば、このところセクステットやセプテットでの演奏が圧倒的に多く、カルテットは久しぶり。
しかしこの編成は、いつの時代にも自分の演奏家としての存在を確認する重要な演奏形態でであることは間違えありません。

実は3週間ほど喉の調子が悪く、ずっと風邪をひいている状態です。
医者ににも二回ほど行き、今回は強めの抗生剤を処方されました。
ステージで咳が出るのは困りますが、吹いている時は何とかなるものです。

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そんな中での久々のクインテットは、少しばかり不安もありました。
ところが始まってみると、以外に上手く行く。

この店は3カ月毎に出演していますから、この演奏会場の空間と前回の自分の演奏状態は克明に記憶しています。
前回と比較して考えることができます。
演奏中に自由になれるかどうか?
それは自分にとって新鮮な状態で演奏できているかどうか。
全ては前回よりも、どこかひとつでも良いから向上しているか否かによります。

3か月前より、多少は音楽的な視野が広がったかもしれません。
ずっと読書をして、音楽以外の世の中の疑問を考えていたのが良かったのかもしれません。

今はマクニールの「世界史」を半分ほど読み終えたところです。
オスマントルコの隆盛が終わり、ローマ帝国が名前ばかりとなり、ヨーロッパは近代に向けて再編。
中国は蒙古人の脅威を駆逐し安定した国を作り{明)、インドはヒンズー社会となる。
日本は世界史においても、特異で秀でた文化を作る。
16世紀ごろの話です。

歴史は様々なことを教えてくれます。
前にも言いましたが、
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。」
そのように言ったら言い返されました。
「愚者は教えたがり、賢者は学びたがる。」
「・・・・・・・・。」

肝に銘じます。

by sunrisek6 | 2012-10-27 11:05 | ライブ
2012年 10月 25日

丹後の新聞記事

去る10/18に行われた、京都府立網野高校での芸術観賞教室での演奏が報道されました。
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産経新聞はコンサートの模様を、毎日は終了後のクリニックを記事にしてあります。
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復興支援などでもそうですが、このところ非常に多くなってきた子供達との音楽的な接触。
これまででクリニックは100回を超えていると思いますが、すこしずつ教え方が分かってきました。
金銭ではなく教育を第一にマネージメントができる組織があれば、喜んで協力したいところです。
我が国の音楽教育と文化の向上に、行動力のある人物を切望します。
音楽家は両方やると、その人の音楽は止まってしまいます。

by sunrisek6 | 2012-10-25 11:32 | コンサート
2012年 10月 23日

復興支援コンサート&クリニック2days 1

今年11回の復興支援も、残すところ最後の3回となりました。
二日続けての宮城県、初日は大崎市鹿島台中学校です。

この学校では文化祭が行われており、体育館での演奏は全校生徒とご父兄。
芸術観賞教室のようなコンサートとなりました。

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いつものように全員で作戦会議。
今日はステージが文化祭のため使用できません。
吹奏楽団との共演は音楽室でやることに決定。

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奥田会長が見守る中、クリニックと合奏を同時にこなしていきます。
なんせ時間がありませんで、大忙しです。

最初は僕らの演奏。
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正直言って、演奏する前は生徒に戸惑いがありました。
最前列では、足を椅子に上げている子もいました。
良くあることです。
これからが僕らの音楽的技量となります。

マイクロフォンの調子も悪く、スピーカーの音は割れています。
しかし最も重要なことは、機械ではありません。
学校公演でも、メンバーはいつもと同じように前向きな演奏をします。
中学生には分かり易いジャズを、などと考えると負けてしまいます。
大人の建前的な迎合したジャズなど、子供に聞かせちゃいけません。

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数曲演奏後、ラッキーにも子供達の姿勢が変わりました。
ここまでくれば、あとは音楽の楽しさを知ってもらうようにするだけです。

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そして合同演奏。
Sing.Sing.Singは生徒達とスイング。

終わってみれば、ステージから去る僕らに暖かい拍手に加え、手まで振ってくれました。
本当は皆良い子ばかり。
大人が如何に指導できる余裕と信念があるかに掛っていますね。
今の文科省は即刻解体して、日教組の影響など消し去って欲しいところです。
大事な子供達を任せてられません。
誤った歴史観を教えられるのは、僕らの世代まででたくさんです。

大崎市長も来て下さり、帰りには大崎平野で採れた新米を頂きました。
感謝申し上げます。
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by sunrisek6 | 2012-10-23 16:50 | 復興支援
2012年 10月 22日

復興支援コンサート&クリニック2days 2

二日目は仙台市内に戻り、青葉区での復興支援コンサート&クリニックです。
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場所は広瀬文化センターの大ホール。
参加校は広瀬中学、広瀬高校、そして奥田会長の母校である大沢中学の3校。
このうち2校は吹奏楽コンクールの全国大会に出場する程の名門校です。
まあ、甲子園に出場する野球部のようなものですね。

総勢168名の大所帯となりましたが、生徒達のモチベーションも高くクリニックにも力が入ります。
メンバー紹介も含め、クリニックの模様をご覧に入れたいと思います。
トロンボーンは不動の片岡雄三。
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特別参加の中村新太郎氏は、実に熱心にクリニックをやって頂きました。
彼に依頼して大正解です。
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いつもながら熱血先生は椎名豊。
後半の復興支援に無くてはならない存在です。
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トランペットの高瀬龍一も良くやってくれます。
アンサンブルも彼だからこそ、細かい要求ができます。
部屋が足りなくて、なんと野外練習。
ご苦労様です!
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ドラムスは稲垣貴庸。
生徒にも人気があります。
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彼のお父さんは、なんと国学院短期大学の元学長。
教育者の素養があるのですね。
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僕はカポネさんと木管セクションをクリニック。
ギターのリズムは、生徒の理解を高めます。
フルートやクラリネット、オーボエなどの繊細な楽器群には抜群の効果があります。

終了後にメンバー全員口をそろえて言ったことは、「この子たちは凄い」。
子供に優劣をつけてはいけませんが、努力は認めるべきでしょう。
この子たちは、より一層の努力によって楽器の技量を身に付けたのです。

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この人数での演奏。
全員で合わせるのは容易ではありません。
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これまでで一番の大オーケストラとなりました。

さあ、本番です。
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会場には多くの観客の皆さんが足を運んでくれました。
いつものように演奏を進めていきます。
やはりコンサートホールの音響は、やっていて気持ちが良い。
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そして合同演奏のレベルも高く、生徒達もスイングします。
クラリネットのソロは、初めて完全なソリストが出てきました。
最後のHighBまで外さずに、完璧なソロ。
たいしたものです。
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万雷の拍手の下、アンコールまで一気に演奏。
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主催の奥田会長も満足されたご様子。
最近氏は舞台監督も務められております。
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個人的には、しつこい風邪に悩まされながらの2週間程に渡る断続的なツアーが終了。
まだ治っていないのですが、今はひたすら回復を待ちます。
まだまだ次にやらねばならないことが控えていますから。

by sunrisek6 | 2012-10-22 16:50 | 復興支援
2012年 10月 18日

丹後の3日間

後藤卓三氏は、京都府峰山高校の教諭を長年勤められました。
熱心に教育に係わることだけでも非常に素晴らしいことですが、氏には大きな功績があります。

それは30年近く前、独力で原信夫とシャープス&フラッツを峰山高校に招聘したことです。
今でこそジャズバンドの学校公演は珍しくありませんが、当時は実に革新的な出来事でした。
また同校吹奏楽団との合同演奏を果たしたこと、また音楽家と学生が舞台で心を通わせたことは特筆に値します。
そのような経緯で、後藤氏により今回は僕のセクステットでの学校公演が実現しました。

後藤氏は自宅をコンサートも可能な間取りで設計されました。
名前も「シャープス&フラッツの館」。
ここで二日間のコンサートが開かれ、両日ともに満席。

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一回のコンサートに70名以上の観客。
普通の自宅では考えられません。
奥様のすづ代さんも、長年教職についておられ、料理や飲み物の、また地域の方の接待なども担当されています。
正にご夫婦での共同作業ですが、これに加えて近辺のボランティア・スタッフが素晴らしい。
この地方は紳士淑女が多いのです。
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僕はこのコンサートを、自分達の想像力が最も出るジャズのナンバーのみで構成しました。
殆どは一般の方々に馴染みの薄い曲ばかりです。
しかしこの直球勝負は大成功でした。
アメリカンポップス、古き良き時代の米国歌謡より、音楽的に芸術として後世に残して欲しい多くの曲を優先した訳です。
何故なら僕はエンターテイメントよりも、ジャズをやるために生きているからです。

丹後のリスナーは、この音楽を実に理解し惜しみない喝采をしてくださいました。

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二日目終了後の打ち上げ、スタッフやお客様と。
前列右から、後藤卓三氏・椎名豊・広瀬潤次・僕・中路英明・その後ろの藍色の着物、後藤すづ代さん、ルイス・パジェ、最後列の左、川村竜。

そして三日目は、京都府立網野高校での芸術鑑賞教室。

この日の為に後藤氏はPAの機械を購入。
音響に詳しい広瀬潤次と、会場での音を作ります。

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そして本番。
僕はここでも、いつものライブハウスと全く同じ選曲をしました。
問題は演奏家の熱い誠実な想いが、どれほど生徒たちへ届くかということです。

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昼食後の音楽鑑賞は、特に眠気を誘うもの。
しかし網野高校の生徒達は、最高の聴衆でした。
彼らの目を見ていれば分かります。
最初はこちらから誘導した手拍子が自発的に出始め、最後は掛け声も掛りました。
間違えなく、これまでの学校公演の中でも記憶に残るものとなりました。

ひとつ残念だったことは、こちらからの合同演奏の企画が通らなかったことです。
色々と学校には行事などもあり、難しいのでしょう。

しかし終了後、電車の時間ギリギリまで楽器別にクリニックだけはやってきました。
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やはりこのような交流は重要です。

後藤夫妻を始め、スタッフの皆さまに感謝いたします。
網野駅17:12の特急に乗り、京都で新幹線、自宅には23:30到着。

長旅ですが、ここは丹後半島や天橋立の美しい景観と共に、人と文化の重要な地域です。
来年も是非とも再来したい。
メンバーの表情が演奏の満足感と、この地域への想いを物語っています。
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by sunrisek6 | 2012-10-18 18:07 | コンサート
2012年 10月 14日

宮城県復興支援コンサート&クリニック

本年の宮城県復興支援コンサート&クリニックも、残すところあと4回。
今回は初めての場所、岩沼市へ赴きました。

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この岩沼市も、素晴らしい受け入れ態勢。
市長さん自らが積極的に行動されます。

最初は奥田会長を交えて、合同演奏する4校の顧問と綿密に打ち合わせ。

そして僕たちはサウンドチェックを始めます。
せっかくなので、生徒達に至近距離で演奏を聴いてもらいます。

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このあと楽器別にクリニック。
僕も含めて、メンバー全員慣れてきました。
皆、中学生に音楽を教える方法を確立してきたようです。

そして本番。
演奏もこなれてきて、会場の観客と一体感が生まれてきます。
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そして生徒たちとの合同演奏。
いつもに増して、感動的な舞台となりました。
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演奏家と客席のコミニュケーションがとれれば、コンサートは成功です。
またひとつ、良い経験をさせて頂きました。

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左から、椎名豊・宮崎信義・大山・佐瀬正・高瀬龍一・片岡雄三・稲垣貴庸

by sunrisek6 | 2012-10-14 10:26 | 復興支援
2012年 10月 13日

新宿・サムデイ

トランペットの高瀬龍一のセクステット。
新宿サムデイでの久々の演奏でした。

演奏の内容は全体的にも個人的にも、非常に楽しいものとなりました。

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ただ残念なことに、お客さんは少なかったです。

このところ経済に関して、多少ですが新たな知識を持ちました。
今の日本はデフレです。
公共事業や国債の発行を悪だと糾弾する論調が多いようですが、完全に間違えています。
素人の市民レベルで、一国の実に複雑多岐な経済戦略を唱えてはなりません。
殆どは、無責任なメディアに思考停止にさせられているだけです。

経済と文化は両輪。
その音楽性の質で、演奏家や作品を語るメディアが無いことも問題。
正しく国益を考えるメディアが少ないことも問題。

これらが少しでも良い方向に行けば、日本の色んな文化に客足が遠のくことは無いでしょう。

by sunrisek6 | 2012-10-13 10:40 | ライブ
2012年 10月 13日

9月22日の河北新報

少し遅くなってしまいましたが、去る9月22日の河北新報の記事をご紹介します。
栗原市では佐藤勇市長を始め、職員の方々の暖かいおもてなしに感謝しております。
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この日はクラリネットの北村英治氏も共演の予定でしたが、急病のため中止となり非常に残念でした。
北村さんの、早いご復帰をお祈りします。

来る10月14日は、仙台岩沼市へ復興支援に参ります。
今年、11回中の8回目となります。
生徒たちとの交流、地域の方の前での演奏を楽しみにしております。

by sunrisek6 | 2012-10-13 10:25 | 復興支援
2012年 10月 09日

浜松でのクリニック

毎年3回ほど行う高校生から小学生を対象にしたジャズクリニック。
解散した#&bのリーダー原信夫氏を始め、メンバーだった橋本佳明(tb)、マイク・プライス(tp)、稲垣貴庸(ds)と共にクリニック。
二日間で5か所の強行軍でした。

合奏と分奏、特に分奏で細かく具体的な指導を行います。
初日は浜北高校。
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そして気賀高校。
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どちらも上手な学校でした。

今まで4年ほどクリニックをやってきて、大きな疑問点にぶつかっていました。
それはプロでさえ、ジャズの正確なアーティクレーションを演奏するのが難しいのに、如何にジャズと殆ど接したことの無い子供たちへ伝えるか。

漠然とした言葉で、生徒が理解できるとは考えにくい。
できたような気になることは、あるかもしれませんが。
しかし教育とは、そのようないい加減なものではない。

また本格的にジャズのビートを押し付けるのも考えものです。
何といっても、本番は吹奏楽コンクールであり、これはヨーロッパ音楽の基礎を持つ文化を基本にせねばなりません。
そこで考える訳です。
この短時間で、何をどのように子供達に伝え、何を音楽的な糧とするか。

4年目の結論はこうです。
吹いて教える。
歌っても教えますが、充分ではありません。
なんせヴォイストレーニングをしていない僕たちは、ニュアンスは伝えられるかもしれませんが、全く足りない。
吹かなければ、生徒にはわかりません。

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今回は同じ場所を何度も繰り返して交互に吹いたりします。
これは中部中学。
指導者同士の行き違いで、生徒は難しい譜面を初見演奏せねばならなくなりました。
例えばシのフラットの指はこう、というようなことからやらねばならない訳で、生徒にとっては先の見えない要求です。
それでも団体でのクリニックの場合、方針には従う義務が生じます。



南陽中学は小学生の頃からクリニックを受けていた子供達も多く、中学生になって見違えるほど成長した生徒達に驚きます。
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ここは難易度の高い曲をクリニックしました。
しかし一緒に何度も吹いていると、子供達はその柔軟な音楽的感性を最大限に発揮します。
これは社会人バンドには、殆ど見られない現象です。
ですから大人と子供は、教える側は完全に異なった方法論を理解せねばなりません。
社会人には、豊富な語彙でイメージを拡げ、論理的は分析を与えねばならない訳です。
しかし子供にそんなことを言っても、眠たくなるだけです。
眠たくなる授業は高校生の時毎日受けていました。
まさしく反面教師、まあ為になっている訳です。

最後の学校は、全国大会に出場する程の素晴らしい海の星高校でした。
生徒の技量も最高レベルで、指導される先生も人間的に深みのある方です。

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ひとつ気になったのは、アレンジメント。

今日の曲ではありませんが、僕が高校生の頃にマクベスという作曲家の吹奏楽作品が流行していました。
とにかくドラマティックなのです。
言い方を変えれば、派手でハッタリに満ちている。
最近プロの吹奏楽団の演奏で、彼の作品である「第7の封印」を聴きました。
内容は軽薄で、このようなものに高得点を与えた審査員の音楽的水準に疑問を持ちます。

これが昨今の子供達への悪影響を懸念します。
派手な作品が闊歩することは、音楽教育にとって剣呑です。
日本は文化的にアジアを牽引して欲しい。
マネージメントは、アーティスティックなものを支えこそすれ、邪魔をしてはなりません。
芸術と商業芸能を、同列に生徒に教えてはなりません。

by sunrisek6 | 2012-10-09 15:37 | クリニック・レッスン