藍色の研究

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2012年 12月 31日

赤坂・ビーフラット

今年最後のライブ。
赤坂のビーフラットで、椎名豊クインテットでした。

まず、本年で最高の演奏になったことを申し上げねばなりません。
満員の観客の皆さんも満足されただろうと思えます。

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それぞれのメンバーが全員実力を出した感があります。
リーダーの椎名豊の音楽的な姿勢が、この演奏を生みましたが、もうひとつ重要な要素があります。

それはドラマーのジーン・ジャクソンの加入です。
彼の実に大きな音楽性と、人間的にも素晴らしい人柄は、ドラムセットから信じられないようなサウンドを引き出します。
それはバンド全体に絶対的な力を与えてくれました。

僕はソロを吹いている時に、楽園のような世界を見たのは初めてです。

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(ジーンはたまたま険しい顔ですが、普通はもっと穏やかでチャーミングです)

何人かの友人が聴きにきてくれましたが、皆さん同様にこの演奏について感想を述べられていました。

このような最高の形で年を終えることができ、非常に嬉しく思います。
僕はどんなに演奏が上手く行って、聴衆の評判が良くても、たいがいの翌朝は少しダウン気味です。
刹那的なピークは虚しいものです。
しかし昨夜の演奏は必ず明日に繋がり、これまでの方向性を確認できるものでした。

来年は日本も変わります。
安倍政権には内政面でも外交面でも期待しています。
麻生太郎氏を中心とした、日本の経済の再生も大きな希望があります。
平成の高橋是清となることを信じています。

国民は一次メディア(テレビ、ラジオ、新聞)で判断してはいけません。
テレビ、ラジオの情報を思想の基盤にする人々を信じることができません。
ライブ演奏を聴かないジャズファンと同じです。
興味のあることは、必ず本を読むことです。
嘘の書いてある本は、見識を重ねていけば見抜けます。

何も知らずにマスメディアの言うことを真に受けるぐらいなら、何もせずに指導者を信じていた方が国家は確実に良くなります。
しかし僕は何も知らず、何もしない側には居たくありません。

これは音楽にも繋がります。
これから日本が良い方向へ向くことを!

皆様、どうぞ良いお年をお迎えください。

by sunrisek6 | 2012-12-31 15:08 | ライブ
2012年 12月 24日

カフェスペース・風音(カノン)

ギターのカポネさんと辻堂でのライブ。
このお店の佐藤悦子さんとは、かれこれ15年以上のお付き合いです。
昨年に引き続き、今年もこの「カフェスペース・風音」での演奏です。

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ディナーつきのコンサート。
お客さまはワインなど飲みながら、リラックス。
二人でジャズのスタンダードをたくさん演奏しました。

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終了後に、このようにおっしゃる方がいました。
「最近のライブで、『Round Midnight』や『Whisper Not』を聴けたのは珍しい。この前なんか『テネシーワルツ』を聴かされて、ジャズファンを馬鹿にしているのかと思った。」

僕が一番落ち込むのは、難しくて分からないという意見より、保守的で前向きでは無い演奏を指摘された時です。

さてこのような気持ちの良い演奏ができるのも、ひとえにお店の経営者のお陰です。
最後に素晴らしく美味しいコーヒーとパスタを頂きました。
娘さんの未歩さんは、写真のプロです。
お店の手伝いの合間に撮影してもらいました。
プロフィールにも使えそうです。

最後は皆で記念撮影。
これはセルフタイマーなので、トリミングはさせて頂きました。
b0094826_17505250.jpg来年もやりたいお店です。

by sunrisek6 | 2012-12-24 17:53 | ライブ
2012年 12月 21日

新宿・サムデイ 草加・シュガーヒル

サムデイはビッグバンド。
コンサートマスターを務めているために、事前の準備が必要です。
曲順とソロの割り振りだけではなく、音楽の方向性もある程度研究せねばなりません。
しかしながら忙しいメンバーを集めているため、当日しかリハーサルの日取りがとれません。
3時間強で音楽をまとめるには、実に大変なことです。

演奏は、このバンドとして最高に良かったと思います。
できればアンサンブルをもっと高めて、本当にスイングさせたいと切に思います。

翌日はシュガーヒルでデュオ。
ビッグバンドからデュオとは極端ですが、こんなこともあります。

このところ、また新しい要素が演奏に加わりました。
いつも書いていますが、この歳になっても新たな発見があるのです。
それも根本的な奏法に関わることもあり、まったく音楽とは先が読めない新鮮さに満ちています。

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久々に天野丘とのデュオ。
今日は比較的モダンなジャズチューンを中心に、ラインナップを組みました。
スポンテイナスな演奏になり、個人的には満足しています。
この方向で、これまで積み残した課題を表現して行きたいと思っています。

by sunrisek6 | 2012-12-21 23:59 | ライブ
2012年 12月 17日

赤坂・草月ホール

しゅうさえこさんの30周年コンサートを、赤坂草月ホールで行いました。

彼女は1981年頃にNHK「おかあさんといっしょ」の歌のお姉さん。
その後は日本の抒情歌を中心に活動し、また作詞作曲家としても活躍しています。
同局「みんなのうた」にも多くの楽曲を提供し、僕も知っている作品が数多くありました。

30曲のプログラムだったので、8時間のリハーサルを二日間行いました。
音楽監督は昔の相方だった、ピアニストの西直樹。

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僕はジャズ以外の仕事をやることはめったにありません。
自分のアイデンティティーに不安が生じるからです。
しかし今日はコンサートを楽しんで演奏できました。

彼女の歌は、心の琴線に触れるからです。
ジャズミュージシャンは、良い音楽には敏感です。
今日のバックはベースの加藤真一とパーカッションの菅原裕樹。
西直樹の何も書かれていない譜面に当惑しましたが、即興演奏で歌のフィルインをやることになるために、かえって音楽的な室は高くなったようです。
勿論、けがの功名ですが。

実は昔から涙腺がゆるい方で、懐かしい歌には必要以上に反応してしまいます。
普通は歌手が音程をはずした時点で、ハッと我に帰るのですが、彼女の場合はそれがありません。

東京芸術大学の声楽科を卒業、しかも安宅賞を受賞ですから僕なんかとは違います。

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観客の皆さんも心から歌を楽しんでいるようでした。
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終了後は少人数で打ち上げ。
殆どのスタッフは多くの荷物の整理などがあり、出席できません。
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飲みながら色々と話をしましたが、彼女は大学で僕の一級下です。
在学時に会ったことはありませんが、多分学食などですれちがっていたことでしょう。
御主人も芸大で、美校の建築だそうです。
僕の右は彼女の息子さん、村田匠君。
自らラテンバンドを主催して精力的に活動しています。
情操教育の重要性を教えられました。

ところでしゅうさんは「周」が旧姓なのですが、全く中国系ではありません。
まあ日本人は複合民族ですから、4つ以上の民族が混ざっています。
因みに僕は間違えなくミクロネシアがルーツでしょう。

機会があれば、またコンサートに参加したいと思います。
やはり歌は、最もインパクトの強い音楽表現の手段かもしれません。
久し振りで、そう思いました。

by sunrisek6 | 2012-12-17 19:44 | コンサート
2012年 12月 13日

六本木・サテンドール

非常に久し振りで六本木サテンドールのライブでした。
今日はランデル洋子さんの、CD発売イヴェント。
豪華に5管編成です。
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ピアニストの山岸笙子さんとランデルさん。
前作のレコーディングに参加しました。
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彼女が専属歌手を務める、社会人バンド「ジョリーフェローズ」のメンバー。
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ランデルさんの友人知人で、お店は満員になりました。

by sunrisek6 | 2012-12-13 22:41 | ライブ
2012年 12月 11日

赤坂・ビーフラット

年に一回の増田一朗スーパージャズグループ。
スーパーかどうかは分かりませんが、僕にとっては懐かしい戦友との同窓会みたいなものでもあります。
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アルト・サックスの澤田一範氏とは、23歳のころに「ダン池田とニューブリード」で一緒でした。
入団した月には、一か月に70本を超える仕事がありましたが、その合間にジャズの練習をしていました。
昔から才能が豊かで、3番アルトの僕はいろいろと音楽的に注意されましたが、その殆どは現在の糧となっています。
現在も尊敬できるアルト奏者であることが非常に嬉しく思うし、決してジャズの演奏など多くなかったバンドに在籍したことも暗い過去ではない理由です。

テナーの貫田重夫氏は「岡本章生とゲイスターズ」で3年あまり共演しました。
少し年上の彼に向って散々生意気なことを言いましたが、最後は最も音楽的に多くのことを語り、そして多くのことを学びました。

今日のレパートリはジャズではなく、殆どがダンスミュージックでしたが、それでも実に楽しい時を過ごしました。
やはりアンサンブル、ビッグバンドはこうならなきゃ、と改めて感じた次第です。

by sunrisek6 | 2012-12-11 15:16 | ライブ
2012年 12月 10日

浜松でのクリニック2days

毎年3回行う浜松アクトスティ音楽院主催のジャズクリニック、本年度二回目。
元シャープス&フラッツリーダーの原信夫を中心として、片岡雄三、稲垣貴庸、マイク・プラスのメンバーで学生たちをジャズの世界へ誘います。
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快晴。
久しぶりで車窓から美しい富士山を望むことができました。

このところたくさん学生と接しているので、こちらも徐々にやり方が分かって来た感があります。
前よりも彼らと打ち解けるのにも時間が掛りません。
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ひとつは吹きながら教えることが重要です。
たまにはソロパフォーマンスも交え、ジャズの魅力を伝えます。
生徒達はこの日のために早くから集合を掛けられています。
疲れているはずですが、熱心に耳を傾けてくれます。
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二日間で学校4か所6校と社会人バンドひとつをクリニック。
学校には暖房設備がありませんので、夕方になると非常に寒いのですが音楽に集中すれば楽しいものです。
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火の気の無い体育館、寒い中生徒達も頑張ります。
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やっているときは大変です。
最後の高校などは、サックスセクションのソリにチャーリー・パーカーのようなダブルタイムの困難なフレーズまで出てきます。
しかし終わった後の彼らの満足な表情は、何にも替え難いものです。
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次回は2月、本年度の最後のクリニックです。

by sunrisek6 | 2012-12-10 13:57 | クリニック・レッスン
2012年 12月 02日

銀座・ノーバード

銀座にあるジャズクラブ、No Bird。
椎名豊カルテットでの出演でした。
初めてのお店でしたが、東京のジャズクラブの中でも最高なのではないでしょうか。
ステージ近くにテーブル席、それもパリのブルーノートを思い出すようなテーブルの配置。
そして遠くにはカンターバー。
ニューヨークのジャズクラブも、こんな配置が多かったのを思い出します。
そして実にちょうど良い広さで、マイクロフォンは使いますが生音のようなイメージで吹けます。
これほど吹き易い場所は珍しい。

そして重要な音楽的な内容ですが、久々に充実したサイドマンとしての演奏ができました。
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椎名豊のオリジナル曲の水準は高く、数日の個人練習と90分の当日リハーサルのみでは、僕の力で対処できません。
それでも演奏は実に 楽しく、若い頃の初心を思い出すに足るものでした。
リーダーの椎名豊は、メンバーに的確な音楽的指示を柔和な表情で出していました。
また彼のピアノ演奏の底力も見せられ、今年は彼と多くの演奏を共にできたことを改めて有難く思った次第です。

ひとつ残念だったことは、またしても観客が少なかったこと。
それでも来て頂いた方々の熱烈な声援で、寂しさは無縁でしたが。
自分のバンドでは無いのでストレートに評価できますが、これほどのレベルの演奏に対して、この状況であることに我が国の文化を取り巻く環境の劣化を感じずにはいられません。
無論僕たちはそんなことに全く関係なく、自分の音楽を高めることしか考えません。

現在の仕事を早めに終了して、次のことへ向 かわなければと切に感じました。

by sunrisek6 | 2012-12-02 17:13 | ライブ