藍色の研究

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2013年 04月 29日

ブルーノート東京オールスター・ジャズ・オーケストラ

エリック・ミヤシロをリーダーとした新しいバンドの旗揚げ公演となりました。
お茶の水に新しくできたワテラスの広場で行われた、ジャズ・オーディトリウム。
3日間の皮切りに、当バンドが出演しました。
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このバンドのメンバーは、客観的に考えてオールスターの名前を冠することに異を唱える人々は少ないのではないでしょうか。
また選曲されたアレンジメントは、2.3日で仕上がるような簡単なものではありません。
僕はこの一週間、時間を作って練習してきました。
サックスセクションだけを考えても、小池修、多田誠司、本間雅人、宮本大路、単に名手という表現では語れない音楽家がそろっています。
全てのセクションにソリスト、アンサンブルのスペシャリストを配し盤石の布陣と言えるでしょう。
またリズムセクションも、大坂昌彦、治浩一、林正樹という豪華な配役。
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先日に麻布で行われた6時間に及ぶリハーサルから、このバンドは始まりました。

リーダーのエリック・ミヤシロの的確な示唆により、一見不可能かとも思われる複雑なアレンジメントが明快に解明されていきます。
彼のリハーサルテクニックは秀逸で、恰もシンフォニーオーケストラの指揮者のように事前に綿密な計算がなされています。
これが無ければ、ビッグバンドの演奏家は無益に過ぎる時間と不必要な練習に、神経と体力と気力をすり減らす結果となります。
万全なリハーサルは、当日も3回場所を移動しながら行われました。
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本番は3千人を超えると思われる鈴なりの聴衆で、周辺が埋め尽くされました。
我が国に音楽を愛する方々がこれほどたくさんいらっしゃることが、僕らの大きな励みとなります。
プログラムの最後には、ゲストとして小曽根真氏も加わり、客席は最高潮に達しました。
練習を含めてハードなスケジュールでしたが、大きな勇気と充実感を与えてくださったお客様と仲間に深く感謝したいと思います。

by sunrisek6 | 2013-04-29 11:17 | コンサート
2013年 04月 29日

新宿・サムデイ

トランペットのマイク・プライスのビッグバンドでした。
今回は特別にジェラルド・ウィルソンのアレンジメントを多く演奏しました。
各ソリストをフィーチャーしたラフな編曲が多いために、即興演奏の良しあしと自然発生的で臨機応変な音楽性が求められるために、このバンドに向いているかどうか憂慮されるところです。
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それでも僕の両隣のジェームス・マホーン(テナー)と土井徳広(アルト・クラリネット)などの素晴らしいソロに助けられ、何とか形になったようです。

by sunrisek6 | 2013-04-29 10:51 | ライブ
2013年 04月 23日

BLUE NOTE TOKYO ALL-STARS JAZZ ORCHESTRA

という名称のバンドが発足しました。
高度なアンサンブル・テクニックと独創的なソロが可能なジャズミュージシャンを一堂に会した新たなバンドです。
リーダーはエリック・ミヤシロ(宮城)です。
4/28(日)にお茶の水ワテラスでJAZZ AUDITORIAというコンサートがあり、このバンドのお披露目となりました。

今日は6時間近くのリハーサル。
90分のステージですが、内容は非常に濃く、全く気が抜けません。
事前に数時間かけて個人練習をしても追いつけない難しさです。
しかしリーダーであるエリックの的確な音楽的な方向性の示唆で、バンドはどんどんまとまって行きました。

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ハイノート・トランペッターとして有名なエリック・ミヤシロですが、彼はビッグバンドのアレンジメントにも造詣が深い。
例えば、メイジャー7thは圧縮された感じで、フラット9thは解放された感じ。
またクレッシェンドは、大きくなるのではなく、おとそのものの色が変わる。
このようなことは、音楽に深く向き合っていなければ理解できないことです。
彼のリードプレイにも大きく感じ入るところが多々ありました。

エリックには24年前に初めて出会い様々なことを教えてもらいましたが、今回も実に刺激的です。
このバンドが継続されることを期待しています。

by sunrisek6 | 2013-04-23 18:22 | リハーサル
2013年 04月 19日

谷山忠男氏書道展

草加シュガーヒルなどのライブの合間をぬって、今日は展覧会へ行きました。
このような作品を鑑賞することは、音楽に直接関係することです。

谷山忠男氏は、#&♭の名トロンボーンであるというより日本トロンボーン界の至宝とも言うべき方。
稀に天は二物を与えることもあります。
氏には書道家としての顔もあるのです。
仏教を基にした独自の哲学をお持ちで、この点に関しては僕も大いに薫陶を受けるところです。
これまでは合同の展覧会でしたが、今回は個展です。
銀座のど真ん中にある大黒屋ギャラリーでの開催でした。

いつもは注釈を付けながらご紹介するのですが、説明なしで自由に鑑賞していただきたいので敢えて何も書きません。
しばらく谷山忠男の書をお楽しみください。
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多くの方々が訪れ、氏の作品を楽しんでいました。
氏は82歳におなりですが、いまだに毎日10キロの散歩を欠かしません。
まだまだお元気で、来年も楽しみです。

by sunrisek6 | 2013-04-19 17:55 | 文化芸術
2013年 04月 14日

大宮・BIS

年に一度の大宮BISでの演奏でした。
今回はピアノに椎名豊、ベースに本川悠平、ドラムスには敬愛する村上寛氏という完璧な布陣でした。

完全に古き良き時代のアメリカンポップスを排除したラインナップになり、このお店の観客の皆様の理解が得られるかが不安でしたが、最後まで熱心に聴いていただけたようです。

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椎名豊は電子ピアノでのブルース的な表現も立派なものでした。
また本川悠平の成長にも目覚ましいものがあります。














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村上寛氏の非常に音楽的なドラミングは聴いていて実に心地よく、そして力強くソロをサポートしてくれます。
こちらも吹いていて、生半可な結論で話を終えるわけにはいきません。














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6月はこのメンバーで、宮崎県日向市でコンサートをやります。
近隣の方がたのご来場をお待ちしております。

by sunrisek6 | 2013-04-14 16:34 | ライブ
2013年 04月 11日

フランシス・ベーコン展

練習ばかりしていても、自己中心的に世界を狭める結果になることも間々あります。
本も読みます。
最近の主だったものは、
「世界史」マクニール、「罪と罰」ドストエフスキー、「スペードの女王」他プーシキン、「猟人日記、他」ツルゲーネフ、
「なぜ朝鮮民族は日本が嫌いなのか」杉山徹宗、「奇妙な果実」ビリー・ホリデイ、
「金閣寺」、「美徳のよろめき」、「仮面の告白」三島由紀夫など。

今日は東京国立近代美術館へ、20世紀の重要な画家であるフランシス・ベーコン展を観に行ってきました。

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アイルランドのダブリンに生まれたフランシス・ベーコン(1909‒1992)は、ロンドンを拠点にして世界的に活躍した画家。
その人生が20世紀とほぼ重なるベーコンは、ピカソと並んで、20世紀を代表する画家と評されています。
(展覧会の案内より)

僕は美術についてあれこれ論じる資格はありませんから、感想だけをお伝えします。

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自分が年齢を重ねて多少の鑑識眼とでもいうべきものができたせいかもしれませんが、どの絵にも強く惹きつけられました。
絵画を見ることが、これほどまでに心が豊かに幸せになって行くことを久々に感じました。
ベーコンの芸術の対する極めて真摯な、そして独創的で芸術や人間の営みを俯瞰しうる力が作品の一枚一枚に強く表出しているからでしょう。

僕の好きな映画監督であるデヴィッド・リンチ(昨日も彼の作品にヒントを得たオリジナルを演奏したばかり)も、ベーコンには少なからず影響を受けていることを知りました。

20世紀の芸術に大衆は追いついてはいません。
フランツ・カフカが後の膨大な数の作家に影響を与えたように、ベーコンの残した絵画の価値には計り知れないものがあるようです。
無論、ジャズにも同じことが言えます。

by sunrisek6 | 2013-04-11 21:01 | 文化芸術
2013年 04月 11日

新宿・サムデイ

新宿サムデイでの僕のセクステットでした。
お馴染みのメンバー、ルイス・パジェ、片岡雄三、椎名豊、佐瀬正、広瀬潤次。

それぞれのミュージシャンは、この数カ月の進歩がわかりました。
それだけ日々音楽的に研鑽を積んでいるのでしょう。
このような音楽家に囲まれていれば、希望を失うことは決してありません。

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演奏の内容もこれまでで最も良いものになりました。
今度はこれを越えて行かねばなりません。
さらなる理会(理解より深く)と、楽器の本当の習熟が求められます。

by sunrisek6 | 2013-04-11 20:25 | ライブ
2013年 04月 07日

仙台市・農耕舎

宮城県復興支援の一環でお世話になった奥田会長。
氏の自宅内にある90人ほど収容できるサロンでのコンサートを行いました。
ルイス・パジェ、片岡雄三、宮崎信義、椎名豊、中村新太郎、稲垣貴庸を擁したセプテット。
ライブハウスのような雰囲気なので、いつもよりソロは長め。
各人の技量が良く分かる結果となりました。
ジョギングをフルスピードに変えたようなものです。
写真は後日アップいたします。

by sunrisek6 | 2013-04-07 12:35 | コンサート
2013年 04月 05日

浅草・スマイル

スカイツリーを正面に臨む、浅草スマイルでの演奏。
宮崎信義氏とのデュオでした。
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この場所は、楽器の音が非常に良く聴こえます。
概して日本のクラブは、その防音効果としての理由からか、音の響きが足りません。
ニューヨークにいるときに感じたのですが、天井の高いアパートは響き、ジャズクラブも日本に比べれば数段ライブ(残響が多い)です。
路上でも高い石造りのビルに囲まれて響きます。
つまりデッド(残響のない)空間のほうが存在しがたいわけです。

そのせいか、今夜も演奏上で多くの発見ができましたし、またこのところの課題をクリアできました。
つまり良いライブだったわけです。

by sunrisek6 | 2013-04-05 13:45 | ライブ
2013年 04月 04日

新宿・サムデイ

高瀬龍一セクステット、新宿サムデイでのライブでした。
このバンドは、6月にNHK-FMのジャズ番組「セッション2013」への収録が決定しています。
放送日は未定ですが、公開収録はNHKに観覧を応募することで「ふれあいホール」に無料で入場できます。

心なしかバンドのサウンドも練れたものになったように感じました。

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リーダーの高瀬龍一は4月11日が誕生日。
友人からバースデーケーキのプレゼントがあり、僕たちも演奏でお祝いしました。

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彼も日々努力をしているジャズメンであることは、今夜のリズムの乗り方と楽器のサウンドに表れています。
今後が楽しみです。

by sunrisek6 | 2013-04-04 11:36 | ライブ