藍色の研究

sunrisek6.exblog.jp
ブログトップ | ログイン

<   2013年 05月 ( 6 )   > この月の画像一覧


2013年 05月 29日

レコーディング

この二日間、池袋のスタジオ「Dede」でレコーディングでした。
かねてよりお知らせしていた、音楽テキストをリットー・ミュージックから出版するためのものです。

ジャズのアドリブ初心者のために(サックス初心者ではありません)、ジャズ・スタンダード曲をピアノとのデュオという形で録音しました。
そしてサックスもピアノも採譜して楽譜を製作します。
CDは2枚組で、一枚はデュオ、二枚目はピアノ伴奏のみの音源となります。

曲数は、なんと20曲!
色々な制限があるのは、テキストの宿命です。

b0094826_2273231.jpg


楽譜の量の問題で、一曲は3分以内での録音です。
そして16分音符は極力排除して、なだらかなラインを作ります。
しかも即興演奏が楽譜になるのですから、コードシンボルを尊重せねばなりません。
そして最も重要なことは、それでもジャズとして音楽的でなければなりません。
一日目は信頼できる友人に来てもらい、リードの選択を助言してもらいました。

無論、大変なのはピアニストも同じです。
b0094826_22141910.jpg


椎名豊も、このような録音は初めてのことです。
実はピアノデュオのテキストは、日本初となるのです。
それでも随所に美しいジャズハーモニーを演奏してくれました。

b0094826_22164711.jpg


何とか無事に全20曲にボーナス・トラックまで録音完了。
リットー・ミュージックの河原氏には、一日中お世話になりました。

b0094826_22194171.jpg


左よりジャズドラマーで「Studio Dede」の社長である吉川氏。リットー・ミュージックの河原氏。前列はエンジニアの岡本氏。
12日にはミックス、マスタリングで最終的な音を作ります。

しかし自分の音を聴くと、反省ばかりで楽しめません。
自分のCDを聴きながらリラックスできる日など、多分来ることはないのでしょう。

by sunrisek6 | 2013-05-29 21:58 | 録音
2013年 05月 26日

仙台・東北福祉大学

東北福祉大学の「けやきホール」でのコンサートでした。
奥田建設会長、奥田和男氏による復興支援の一環です。

演奏前には小学生・中学生そして『大学生を対象にしたクリニックもやります。
今回はサキソフォンの生徒を指導しました。
彼女たちに音楽の楽しさを伝えることが、もっとも重要な役目です。
b0094826_1858487.jpg

最後まで熱心に僕の話を聞いてくれました。
またサウンドも良くなったように感じます。

その後、4校と僕のセプテットでの合同リハーサル。
人数が多いので最初は混沌していましたが、あっという間にまとまりました。
大学生のサポートが嬉しかったです。
さすが有名な東北福祉大学ですね。

b0094826_1935411.jpg


いつものレギュラー7人での演奏は、ますます良くなってきたように思います。
最後の100人以上の合同演奏も大盛況のうちに終了しました。

by sunrisek6 | 2013-05-26 19:05 | コンサート
2013年 05月 26日

六本木・サテンドール

23日は草加シュガーヒルでのデュオ。
24日は久々にサテンドール・スペシャルセッションでした。
今回は完全なその場のセッションではなく、リハーサルを行いました。
やはり演奏の質は格段に上がります。

b0094826_185368.jpg


このようなセッションはどんどん増えてほしいものです。

by sunrisek6 | 2013-05-26 18:53 | ライブ
2013年 05月 18日

銀座・スイング

北村英治氏との共演、銀座スイングでした。
北村さんは昨年に心筋梗塞で入院もされましたが、完全に復活されました。
つい最近はイギリスで行われたジャズフェスティバルへご出演されたそうです。
精力的に活動されていることに、頭が下がります。

僕はリー・コニッツを聴いてから、またひとつ扉が開いた気がしています。
サキソフォンの音の中で、その部分は使ってはいけないという考えがありました。
しかしコニッツ氏はすごく使っているし、しかも実に美しい。
そんな馬鹿な・・と思い、数々のアナログレコードを取り出して片っ端から再確認すると、驚くことにみんなやっている。
そのような理由で、長らく封印していた部分を解くことになったわけです。
b0094826_10234956.jpg


今日お見えになった方々で、音色に審美眼がおありの方々は理解されたことと思います。
まだまだ新たな発見があることは、実に幸せなことです。

by sunrisek6 | 2013-05-18 10:25 | ライブ
2013年 05月 06日

高槻ジャズストリート

今年も街ぐるみで企画された高槻ジャズストリートに参加してきました。
高槻を音楽あふれる明るく楽しい街にしようという思いから、1999年に始ま、毎年ゴールデンウィークの2日間、すべての会場が入場無料で誰でも気軽に音楽を楽しむことのできる、日本最大級の手づくり音楽イベントです。

3日は「大山日出男のジャズ講座」と銘打ったワークショップ。
短い時間ですがジャズの起源などを考え、またハーモニーの変化やフレーズの変化をサックスとピアノを使用して講義しました。
終了後は日本が誇るピアニスト、穐吉敏子氏のソロ・コンサートに滑り込みで間に合いました。
後半の数曲を聴くことができましたが、特に「Just One Of Those Things」はアップテンポでの演奏。
これはバッド・パウエルの十八番ですが、穐吉さんの若いころのジャズへの想いが感じられ胸に迫るものがありました。
その後出演ミュージシャンのためのレセプションがあり、日野皓正氏や川島哲郎氏、中本マリ氏などとお話をしました。
また今回はリー・コニッツ氏も参加されていて、初めてお会いして言葉を交わすことができました。
あなたのことを心から尊敬しております、とお伝えしたら「君はサキソフォニストだろう」と見抜かれてしまいました。
眼光は鋭く、氏の音楽における独自性と自由さは86歳の今でもまるで若者のようです。

4日は市役所のホールでのコンサート。
フィリップ・ストレンジャー、高瀬裕、広瀬潤次という最高のメンバーとの演奏は、コンサートホールでの今年一番の刺激的な演奏になりました。

b0094826_15181668.jpg


去年もこのイベントに参加しているため、今年の自分と比較することは容易です。
立ち見を含め満員のお客さんに助けられた側面も大きいのですが、また新たな音楽の到達点を垣間見ることができたように思います。
b0094826_15292450.jpg

その後いったんホテルへ戻り、今度はリー・コニッツ氏の演奏を聴きに行きました。
メイン会場は2.000の大ホールでしたが、氏のサウンドは衰えるどころか益々輝きを増しているように感じました。
ノー・マイクで僕の座っている2階席まで十分に響いてきます。
至近距離では大きな音ではありません。
このマジックは、実際に生で経験しなければ決して解らないでしょう。

b0094826_15243320.jpg


終了後に中本マリさんと歓談。
仙台出身のマリさんですから、復興支援にご一緒したく思いました。

今回の高槻ジャズストリートも多くの音楽的収穫がありました。
次回は9月に西日本ツアーで、この地を訪れます。
また来年1月には、スチューデント・ジャズ・コンペティションの審査員として高槻に行く予定です。

by sunrisek6 | 2013-05-06 15:29 | コンサート
2013年 05月 02日

サムデイ・ジャズ・ビッグバンド

またまたビッグバンド。
3つ続いたビッグバンドの最後はサムデイのバンドです。
b0094826_1483268.jpg

僕はここでコンサート・マスターを勤めています。
主な仕事は、事前にソリストとそのソロの長さを決定すること。
曲に順番を決めること。
曲に対して複数の可能性のある解釈がある場合、そのうち一つに絞り込んで特定すること。

そして本番前のリハーサルでそれを伝え、決められた時間内に実行すること。
本番中は演奏の進行やソリストの調子を見て、次のセクションへ進むサインを出すこと。
b0094826_14124684.jpg


テンポの変化する編曲が多いために、コンダクトすること。
場合によっては譜面に記載されていない指示も出すこと。
最後に、リードアルトとしてのアンサンブルパートをしっかり吹くこと。

メンバーの皆は、実に協力的に僕を支えてくれました。
自己がしっかりしているミュージシャンは、とかく人の指示には従いたくないもの。
しかし自我と自己を把握している立派なミュージシャンに囲まれたことが、実に幸運なことでした。

このバンドとして、これまでとは一線を画する演奏になりました。
しかし肉体的には疲れました。
何かの仕事を分業しないと、これからは無理かもしれません。

by sunrisek6 | 2013-05-02 14:19 | ライブ