藍色の研究

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2013年 06月 28日

NHK SESSION 2013

NHK-FMの番組、SESSION 2013の収録でした。
トランペットの高瀬龍一セクステットでの出演。
昨日は訃報が届きましたが、気持ちを切り替えてのステージです。
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写真はリハーサル中のものです。
高瀬龍一はトランペットの柔らかく、女性が歌っているようなエレガントさを持っています。
この楽器は高い音と大きな音も出せますが、ジャズはこのようなスタイルが絶対に必要なのです。
メンバーは河村秀樹(ts)、三木成能(p)、高瀬裕(b)、田鹿雅裕(ds)
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静かな中に熱いブルースを表現しました。
放送日をもう一度お伝えします。

放送は8/11(日曜) 22:30-23:30
再放送、8/16(金曜) 10:00-11:00

最近はパソコンなどのインターネット端末でラジオが聴けます。
中でも有名なのが「らじるらじる」

http://www3.nhk.or.jp/netradio/

お試しください。

by sunrisek6 | 2013-06-28 19:01 | コンサート
2013年 06月 27日

訃報

福山市は日本でも有数のジャズバンドを有する街です。
人口に対してのビッグバンドの数は日本一だと思われます。
この福山のジャズシーンを長年牽引された桑田隼登氏がご逝去されました。
テナーサックスの名手で、福山のミュージシャンの心の支えであり、トンさんの愛称で誰からも愛される人柄でした。
昨年もお会いしたとき、ジャズを熱く語り、しかいし決して持論を押しつけることはありませんでした。

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僕も個人的に色々とお世話になり、音楽的にも勉強させていただきました。
福山で演奏後は、必ずトンさんのお店「デュオ」を訪ね、数曲でも演奏しました。
新しいやり方がわかった時など、その批評を楽しみにしておりましたが、今年はついにお会いできずじまいでした。
ジャズを正面から見据える尊敬できる先輩を一人失い、大きな喪失感を感じております。
僕も含めて、次の世代がトンさんの遺志を継がねばなりません。
合掌。

by sunrisek6 | 2013-06-27 00:56 | 友人
2013年 06月 22日

NHK Session

高瀬龍一セクステットで、NHK-FMの「The Session 2013」に出演します。
3年以上前から新宿のサムデイで演奏してきました。
今日はそのリハーサルを、NHKの504スタジオで行いました。

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高瀬龍一(tp)、河村英樹(ts)、三木成能(p)、高瀬裕(b)、田鹿正裕(ds)のレギュラー。
曲目はMo Joe,502 Blues,Love For Sale,Rubby My Dear,So What,Phill Not Billなど、ジャズファンにはお馴染みのレパートリが多く含まれています。

前回も担当していただいたのが、番組ディレクターの三浦こずえ氏。
彼女は現場のライブハウスまで出かけて行き、生のミュージシャンのサウンドもチェックします。
お金絡まないと決して動かない批評家より、ずっと頼りになります。

6/27に渋谷のNHK放送局内、「ふれあいホール」において収録。(整理券が必要)
18:30開場、19:00開演。

放送は8/11(日曜) 22:30-22:30
再放送、8/16(金曜) 10:00-11:00です。

お聴きになっていただければ幸いです。

by sunrisek6 | 2013-06-22 08:31 | リハーサル
2013年 06月 15日

大宮・アコースティックハウス・ジャム

前回の記事でお伝えした正確な録音は、今日のライブにも反映されました。
若手トリオとの共演、大宮のアコースティックハウス・ジャムでの演奏です。
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自分の演奏上で、基準に達しているところ、いないところ。
音楽を優先していれば、何かが表現できているという結果。
これまでの音楽的経験と演奏中の判断は、ステー上で培われたものが最も真実に近いことを、今回の録音に証明されました。
自分が考えるように吹いても、こんな風に聴こえてしまうのではないだろうか。
また考えていないことを吹いても、意外とこんな風に聴こえているのではないだろうか。
このような詰らない刹那的な計算など、即興演奏には無縁のものであるはず。
秀逸なジャズの録音技師は、演奏者と同様に真剣勝負であることを知りました。
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若手のリズムセクションは、基本的に正しいビートを持っています。
基底値に満たないプロも多い中、実に立派なことだと思います。
彼らとのセッションは、今後も続けて行きたいものです。

by sunrisek6 | 2013-06-15 12:39 | ライブ
2013年 06月 13日

マスタリング・ミックス

先月末に録音した音源のマスタリングでした。
正直言ってどのような録音においても、自分の音を聴くのは苦痛でした。
録音とは唯一自分の音楽を聴くことのできる行為です。
言わば自己の音楽の成績表でもあり、結果でもあります。
これまではライブでの演奏の評価と録音に、かなりの差がありました。
ですから良い評価も、なんとなく慰めにように感じることも否めません。

しかしながら今日は1時から9時まで、ほぼ休憩なしにマスタリングに立ち会うことが辛くなかったのです。
多分僕が急に上手くなったり、その日だけ調子が良かったのではなく、マスタリング・エンジニアが僕の音を理解し正しく記録してくれたせいです。
当たり前のようですが、我が国では実に稀なことです。
CDは最初の3秒でその音の質が分かります。
エンジニアの数だけ個性がありますが、普遍性を持っているか、あるいは基準より上でなければなりません。

今日のマスタリン・エンジニアであり[Studio Dede]の社長でもある吉川昭仁氏は、それができるのです。
演奏家にとってエンジニアは、自分の演奏能力あるいは音楽的表現力がどの程度であるかの判断の基準になる実に貴重な指標を与えてくれるものです。
過去の名演奏と客観的に比べ得ることが可能になるからです。
優れたエンジニアがいなければ、特に管楽器奏者は育ちにくいのではないでしょうか。

今回の録音は教則本的な側面を持ってはいますが、ジャズにおけるブルースの表現は、この優れた録音の結果により高められていると自負すると同時に、一曲はSPレコード並みの3分間と短いのですが十分鑑賞に堪えるものだと思います。
その意味で、吉川氏には最大の賛辞と謝辞を遅らせていただきます。

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一番右より吉川昭仁氏、担当ディレクターの河原賢一郎氏、サックス・アンド・ブラス・マガジンの湯川編集長。
長い時間、お世話になりました。
またこのような機会を与えて頂けたことに感謝します。
この本はCDと共に8月9日に発売予定です。
どうぞお楽しみに(^.^)/~~~

by sunrisek6 | 2013-06-13 19:34 | 録音
2013年 06月 08日

新国立美術館

このところのスケジュールで疲れは出ていたのですが、今日行かないと何時行けるか分からないので乃木坂の新国立美術館へ赴きました。
クリュニー美術館(中世美術館)の至宝、「貴婦人と一角獣」を観に行くためです。

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フランスにあるタピトリー(つづれ織り)の6枚からなる連作。
制作年や場所は不明ですが、パリで下絵が描かれ、15世紀末(1484年から1500年頃)のフランドルで織られたものとみられています。
タピスリー(フランス語ではTを発音しない)は英語ではタペストリーで、つづれ織りのことです。
僕は全くの門外漢。
しかし芸術文化に造詣が深く、ヨーロッパに仕事で足しげく通われた女性から「ぜひとも観るべきです」と勧められたことが鑑賞に至った理由です。

一般の情報では、タピスリーを観に行こうなどとは決して思いつきません。
文化を教えてくれる知人は貴重な存在です。

500年以上経過してる作品ですから、作られた当時とは変色しています。
しかし圧倒的な作品の質感の前に、長い時の隔たりは徐々に融解していきます。
織られたものが、絵画よりも実写のように中世ヨーロッパへ誘うというのは、まるで魔法の力に幻惑させられるような感があります。
せっかくなのでご紹介したいと思います。
一枚一枚は非常に大きく、盾も横も3メートル強から4メートル強もあります。
この大きさを想像しながらご覧ください。
6枚セットで、「触覚」「味覚」「嗅覚」「聴覚」「視覚」。
これは人間の五感を表わしていますが、宗教的あるいは哲学的な思想に関連します。
そして残る一枚が「我が唯一の望み」。
この真意は未だに諸説があり、確定されていません。
このミステリーも、芸術作品の魅力を高めこそすれ、俗人的な興味に品位を落とすことは決してありません。
実物を観れば、その気品に気圧されるかのようだからです。
文章は新国立美術館の作成したものを使用しました。

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触覚(tuch)
369X358
背すじを伸ばし堂々と立つ貴婦人が、右手で旗竿を持ちながら、左手で一角獣の角に軽く触れています。 動物が旗竿を支えていないのは、この画面だけです。 背景に描かれた猿もまた、自らの首輪の鎖に手を触れています。









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味覚(taste)
377X466
6面のうち2番めに大きなタピスリーです。 貴婦人は侍女の捧げる器から右手でお菓子を取り、左手にとまるオウムに与えています。オウムはお菓子をついばみ、また前景にいる猿も、何かを口に入れようとしています。









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嗅覚(smell)
318X322
貴婦人は、侍女が支える皿から花を選びながら、花冠を編んでいます。 ここにも猿は登場し、貴婦人の背後で花の香りをかいでいます。うつむいて花冠に眼をやる貴婦人は、物思いに沈んでいるようにも見えます。












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聴覚(hearling)
312X333
もっとも縦に細長いタピスリー。 豪華な織物を掛けたテーブルの上に、小さなパイプオルガンがのっています。 貴婦人はオルガンを演奏し、侍女がふいごを操作しています。一角獣と獅子は、振り返ってオルガンの音に耳を傾けています。














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視覚(sight)
312X330
草地の上に腰を下ろす貴婦人の膝に、一角獣が前脚をのせ、憩っています。貴婦人は、右手で鏡を支えながら、左手で一角獣のたてがみを撫でています。一角獣は、鏡に映る自らの姿に見入っています。








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我が唯一の望み(Mon seul desir)
377X473
6面めの、もっとも大きなタピスリーは、「我が唯一の望み」と題されています。 これは、画面中央の背後に配された、青い大きな天幕の銘文から取られています。 この言葉は何を意味しているのでしょうか。 貴婦人は、侍女が捧げ持つ小箱から、宝石を選んで身につけようとしているようにも、また逆に箱に宝石を戻しているようにも、見えます。この最後の画面が何を意味しているかについては、様々に論じられてきました。 五感を統べる第六の感覚である、心、知性、精神であるとも言われますし、銘文からは、愛や結婚といった意味が導き出されています。 宝石が象徴するものに対する貴婦人の身振りも、どちらとも解釈することができます。最後に残された大きな謎。 それは、連作の魅力をいっそう高めているのではないでしょうか。


以上でご紹介が終わりましたが、興味のある方はぜひともご自分の目でご覧ください。
コノタピスリーの前に佇むと、不思議に心が安らぎ500年の時と東洋と西洋の距離感が一瞬消滅するかのような錯覚に陥ります。

フランス国立クリュニー中世美術館所蔵

貴婦人と一角獣展は新国立美術館(〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2)で7月15日(月・祝)まで開催。
火曜日は定休です。

by sunrisek6 | 2013-06-08 10:37 | 文化芸術
2013年 06月 07日

浅草・Smile

浅草のど真ん中にあるSmile。
東京スカイツリーをお店の窓から目の前に臨めます。
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今日は初めてピアノとのデュオです。
今泉正明は、ジャズのルーツと先端を熟知するピアニスト。
またヴァーチューゾ的なテクニックにも定評があります。
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スタンダードからホレス・シルバーやベニー・ゴルソンのナンバーを演奏しました。
音を変えてからのSmileの演奏は、想像以上に気持ちが良く新鮮でした。
またやりたいデュオです。

by sunrisek6 | 2013-06-07 09:06 | ライブ
2013年 06月 05日

銀座・スイング

銀座スイングの企画したセッションです。
日向から宮崎空港へ特急で1時間、飛行機で羽田まで1時間半強。
羽田から有楽町へ直入は、さすがに疲れました。
しかしながら、昔の仲間に若手を加えたセッションは想像以上に楽しいものでした。

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女性トロンボニストである駒野逸美は、若手で最も魅力的なラインを紡ぐことができます。
あとはブラスの音量の豊さと、ブルースフィーリングは年齢を重ねれば膨らんでいこのでしょう。

初対面のドラマー、山田玲(あきら)は21歳。
最初こそさすがに緊張気味ですが、プレイが進むにつれてその才能が分かってきました。
人間的にもしっかりしている彼は、多分重要なドラマーの一人となるでしょう。

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ベース奏者の中で、多分最も人が良い香川裕史は深いビートで演奏を助けてくれます。
そして級友の吉岡秀晃は、若いころから天才的なピアニストでしたが、年齢を重ねることで益々素晴らしい音楽的発展を聴かせてくれました。
オー実にオーソドックスな手法が基盤にあるのですが、不思議なことに僕のクロマティシズムを視聴したフレーズにも違和感を感じないのです。

勿論セッションですから、音楽的に最高のバンドとは言えません。
しかしジャズという音楽の性格上、これがなければ面白くない。
毎月でもやりたいステージに、疲れも忘れ観客の皆様と心を共有できたようです。

by sunrisek6 | 2013-06-05 18:22 | ライブ
2013年 06月 05日

Jazz live in Hyuga

なんと今年で6回目となりました。
僕のカルテットでの日向コンサートです。
今回も定員いっぱいのお客さま方が駆けつけてくださいました。
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メンバーも大幅に変わっています。
毎年同じミュージシャンを聴くのも良いのですが、我が国には優れたジャズミュージシャンがたくさんいます。
その才能を日向の皆さんに知って頂きたいとの思いも強く、今回の布陣となりました。

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椎名豊(P)、本川悠平(B)そして僕が非常に敬愛する村上寛(DS)。

160人ほどの入場者で、70枚以上のアンケートが回収されました。
この率は驚異的で、どのコメントも演奏に対する賛辞と、次回の開催にも期待という内容でした。
予想通り村上寛さんの評価は高く、個人的にも嬉しく思います。

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無論、椎名、本川の二人も惜しみない拍手を浴びていました。

さて毎回お伝えしていますが、このコンサートを企画してくれるのは僕の4人の従姉妹たちです。
3姉妹に長男が一人。
この集客と、円滑なコンサートの運営は素人の域を超えてきたようです。
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そしてその家族は増加していて、7年前より10人増えています。
少子化など、どこ吹く風というところでしょうか。
一年に一度しか訪れないために、子供たちの成長が早いこと。
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ファミリーを合算すると、この日向だけでも25人以上です。
今回は宮崎で音響のエンジニアをやっている従姉妹も参加してくれました。
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皆の大きな力で第6回のコンサートも好評のうちに終了。
心から御礼申し上げます。

by sunrisek6 | 2013-06-05 17:58 | コンサート