藍色の研究

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2014年 07月 28日

草加・シュガーヒル

ドラムの長谷部健一氏がリーダーを務める、オーナーズデイ。
山岸笙子(p)、石川隆一(b)のカルテットです。

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最初はトリオで演奏を開始したのですが、皆さんそれぞれが前回の共演時よりも向上しています。
聴きながら今日の演奏は上手くいくようなイメージを作ることができました。

そしてこのところ考えている、自分なりの語り方を恥ずることなく最初の一音を発することから演奏の入口に入ります。その後は、まず演奏すべき曲と、自分なりの曲の解釈に偽りなくテーマを演奏します。
この時に、リズムセクションのスイングの種類との融和を図ります。考えが大きく異なっていたら、このようセッションの場合は自我を押し通すことは控えます。そしてファーストコーラスの即興演奏に移りますが、ここでもまだ曲の和声的な流れを確認しながら少しずつ話題を広げます。いきなり本論から飛躍しないように、そしてある程度のリズムセクションとの会話が成立しているかも確認します。
もしここまで上手くいけば、2コーラス目は、メロディーの流れに正直に身を任せますが、必ず少し先の展開だけは予想します。もしリズムセクションと少し意見がく違っても、大局的に許されるなら細かいことにかかずらうことは避けます。そしてある程度の展開が、リズムセクションと飽和状態になれば、議論が煮詰まれば、ソロを終了することを躊躇いません。
「議論が煮詰まる」は、話が出尽くして総意が固まる、の意ですので誤解無きように。
一曲で全てを語ろうとせず、極々一部のみを表現すればそれで良しです。無論10数曲演奏すれば、予定通りに行かないこともあります。失敗が根本的なものか、表層的なものかは判別して、次の機会にどうするかを考えておきます。
まあいつものことですが、この日の一部分の演奏家の心理状態を公開してみました。たまには良いかもしれません。

by sunrisek6 | 2014-07-28 13:54 | ライブ
2014年 07月 28日

ヨコスカジャズドリーム

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毎年よこすか芸術劇場で開かれるジャズフェスティバルでした。
今回はエキストラとして野口久和ビッグバンドに参加しました。

by sunrisek6 | 2014-07-28 13:29 | コンサート
2014年 07月 21日

銀座・シグナス

交通事故の外傷のため硬膜下出血で入院されていたドラムスのケン・岡本さんの復帰ライブでした。
ご回復を心よりお喜び申し上げます。

さて個人的な演奏は、これまでの狭量な考えから様々な表現を・・・という部分が功を奏しました。
まだまだ気が付くことは多いようですね。

小林秀雄の論評を読み始めました。
名前は知っていましたが、本格的に読むのは初めてであるという恥を告白せねばなりません。
夏目漱石の草枕以来の衝撃です。
批評とは、かくも論理的で魅力的で、まるで冒険活劇のようです。
ジャズ界にもこのような文章が書ける人間がいたら、今の状況は大きく変化していたでしょう。
余りにも多くの収穫があり、鉛筆で棒線を付けているとキリがないので止めました。
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その中でこんなものがあります。
福澤諭吉論。
友人からどのような姿勢で文章を書いているかと福澤が尋ねられれ、「僕はサルに読ませるつもりで書いている」と言い放ち、友人を激怒させる話。
福澤は俗な言葉で文章を書くことを提唱し、実行しました。俗とは言え、それでも現代人には高貴で難解です。当時の漢学者にとっては、実に「俗」だったのでしょう。
しかしながら深く読むと、その思想は俗ではなく貴い精神に支えられている。
ニュアンスは俗だが、内容は俗ではない。
成程。
自分は実に俗な存在ですが、このことは狭量な音楽性である種のニュアンスを封印していた自分の愚を戒めているのではないか。
つまらん解釈をするな!と小林から叱責されそうですが、このようなヒントを演奏に取り入れるのもジャズ屋の性かもしれません。
もし考えを進めて間違えに気づけば、また引き返しましょう。

by sunrisek6 | 2014-07-21 14:46 | ライブ
2014年 07月 17日

銀座スイング

北村英治さんとの共演です。
氏のジャズに対する思いは、まず美しいメロディーです。美しいメロディーを美しくスイングさせる、ということに尽きるのではないでしょうか。また特定の人間に聴かせるのではなく、その会場にいらっしゃる全てのリスナーへ音楽を届けることに労を惜しまれません。
今日は僕のことを紹介されるときに、このように追加されました。
「彼は本来僕のようなスタイルで、今日のような曲目を演奏するプレイヤーではないのだが、いやな顔もせずに付き合ってくれる。」
北村さん一流のスピーチを真に受けている訳ではありませんが、共演することは吝かではないのです。(最近の国語力低下で、「吝かでない」は積極的な賛成の意味ですから誤解のなきように)
正直申し上げて、実にためになっているのです。僕は「即興演奏のためのソルフェージュ」というコラムを雑誌に書いていますが、北村さんとの共演はこの能力を最大限に活用するものです。楽譜がなく、すべて耳でメロディーを作りますが、ある部分では最も緊張するバンドと言えます。
そして今宵も御歳85の北村さんは、益々明確な音色で美しいメロディーを紡ぎだされていらっしゃいました。
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最近英国のジャズ誌の表紙を飾った写真です。クラリネットはサーベルです。ヨーロッパの何と粋なことでしょう。

by sunrisek6 | 2014-07-17 12:27 | ライブ
2014年 07月 12日

めぐろ・パーシモンホール

年間で6回ほどの指導に当たらせて頂く社会人ビッグバンド、ジョリー・フェローズ。
毎年リサイタルを開きますが、今年度はめぐろパーシモン小ホールでの開催となりました。
大ホールでは何度も演奏しましたが、小ホールも実に落ち着いた音響の素晴らしい空間でした。
メンバーは皆さん大人で(人間的に!)、クリニックはいつも楽しくやっております。
それに僕のライブなんかも良く聴きに来ていただき、非常に感謝しています。

全体的に、毎年向上しています。
今回は会場の音響と、素晴らしいPAチームのお陰で良い音で演奏できました。

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僕はサミー・ネスティコのアレンジメントで「Lover Man」でフューチャーされました。
この曲は特に思い入れの深いナンバーで、愛奏曲のひとつ。気持ちをストレートに入れることができたようです。

終了後は楽しい打上げ。
メンバーの皆さんとのひと時は至福の瞬間です。実に謙虚な方々ばかりで、日本人とはかくあるべきと勉強になります。自分が経験したことをやたら(場合によっては何度も同じことを)自慢する人が多い中、このバンドの方々の何とCoolなことでしょう。

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このワインのラベルには、僕が出版した「Study In Blue」のデザインが印刷されています。もったいなくて飲めません、一週間ぐらいは・・・(*^^)v

写真はメンバーの方のFBから拝借しました。ありがとうござます。

by sunrisek6 | 2014-07-12 23:26 | コンサート
2014年 07月 11日

六本木・サテンドール

台風接近のために、当然お客さんは少なめです。
しかしこのような時に来て頂いたかたからの、何らかのエネルギーを掴むことができます。
結果的に僕は個人的に、このところ最も意味のある演奏ができたように感じ、アルト・サックスでの表現が一定のレベルに近づきつつある予感を持ちました。
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もう少しです。
このところは多くのアルト・サックス奏者を聴いて、自分に足りないところ、あるいは自分の狭量な音楽性で切り捨ていた表現方法をもう一度吟味しているところです。

もう少しです。

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写真は写真家の後藤徹雄氏から戴きました。
素晴らしい作品に、感謝申し上げます。

by sunrisek6 | 2014-07-11 11:59 | ライブ
2014年 07月 09日

浅草・スマイル

今日の浅草スマイルはトリオ。
変則的ですが、高瀬龍一(tp)と今泉正明(p)に僕のアルトです。
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良い勉強になりました。
ピアノの今泉正明はジャズ的なリズムと、ブルースフィーリングでトリオをまとめます。
高瀬龍一のトランペットは、まるでヴォーカルのようなヴォイスで均整のとれた即興演奏を展開しました。
またドラムスの井川晃もシットインし、ますます充実した演奏となったことが嬉しいです。


二人の演奏からジャズ的なエッセンスを抽出して取り入れたいものです。
10日は六本木サテンドール、以上の二人に佐藤春樹(tb)、生沼邦夫(b)、海老澤幸二(ds)が加わりセクステットでの演奏です。

by sunrisek6 | 2014-07-09 11:43 | ライブ
2014年 07月 05日

三鷹・ブルームーン

三鷹駅近くにある「ブルー・ムーン」でのライブでした。
西村知恵(vo)に、続木徹(p)と僕がサポートというトリオです。
西村さんとお店のお客さんで、店内は満杯。補助席や立ち見の方もいらっしゃいました。
アンコールも多くかかり、西村さんを中心に充実したステージになりました。
ヴォーカルのバックは、ピアノのビートの上に乗りつつ歌に寄り添うところが凄く難しい。
なかなか満足の行く結果にはならないのですが、諦めずに考えてみます。
僕は11:04三鷹駅発の電車に乗らねばならないため、終了後にすぐ店を後にせねばならなかったのが残念。

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(写真は当日のものではありません)

by sunrisek6 | 2014-07-05 10:32 | ライブ