藍色の研究

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2014年 08月 24日

宮城県・塩竈市

もう復興支援とは言いますまい。
二十数回続けてきたコンサートとクリニックですが、子供達への音楽の指導と地域住民の方へのコンサートが主眼です。
宮城県塩竈(しおがま)市は、仙台市と松島のほぼ中間に位置する町です。
日本酒の好きな方々には、「うらかすみ」の蔵元があると言えばお分かりになるかもしれません。
震災の際は市内でさえ、一階部分は水没しました。

さて今日は東京を8時過ぎに出発する東北新幹線に乗車し、仙台駅へ。車に乗り継ぎ、約40分強で塩竈市の遊ホールへ到着。
大山日出男セプテットのメンバーは、1時間半ほどのパート別クリニックに入りました。
レギュラーメンバーは高瀬龍一(tp)、片岡雄三(tb)、宮崎信義(gt)、椎名豊(p)、佐瀬正(b)、稲垣貴庸(ds)。
参加した学校は塩竈市立第一中学校はじめ全4校でした。

コンクールが終了したばかりで、合同演奏の練習は決して十分とは言えません。生徒のモチベーションも高くは無いのですが、僕の担当したサックスパートは徐々に温度を上げてきました。

そこから全体練習に入ります。メンバーには演奏してもらい、僕は指揮と全体の指導です。
「教育とは統制と訓練である」(小林秀雄)
生徒の意志を尊重しますが、厳しくするところは保たねばなりません。教育者は自由と教育とは矛盾した言葉であることを知るべきです。

最初はかなりバラバラだった演奏も、少しずつ音楽の形を取り始めました。
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パート練習後のショット。少しジャズに興味が出てきて、笑顔もこぼれ始めました。

そして本番。昨年もここで演奏したのですが、残念ながら僕は参加できませんでした。今回は僕にとって初めての塩竈でしたが、このバンドでは最高点に近い演奏になりました。
その後に生徒達をステージに誘い、合同演奏。練習とは全く違う目の輝きと、音の出方になりました。
もちろんそれでも、まだまだ上手いとは言い難い。
しかし次のチャンスには、一段上のアンサンブルを聴かせてくれると信じています。

夕方にコンサートが終わり、僕と椎名豊は残業。
仙台市内に戻り、デュオでの演奏。財界人が集まるクラブで小一時間のステージ。お世話になっている奥田建設会長の依頼は断れません。どんな場所なのだろうか把握していなかったのですが、やってみればジャズファンが多く、やり易いジャズクラブでのライブのようでした。椎名豊との音楽的呼吸もかなり深化しています。ギリギリまで演奏して最終の新幹線に飛び乗りました。実に14時間労働。こんなスケジュールは、あと何年間可能なのか不安になる一日でした。

by sunrisek6 | 2014-08-24 23:03 | コンサート
2014年 08月 22日

草加・シュガーヒル

今泉正明とのデュオ、草加シュガーヒルでした。
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このところ色々と発見があります。
それは音楽的なことだけに限らず、その周辺のことが多いようです。そしてそれは全て音楽に関わってくる。
最近はかなりの勢いで小林秀雄の著作をむさぼり読んでいます。頭をニュートラルにして、日本語の読解力を全開にしないと入ってこないパッセージが殆ど。
日本語と言う文章と音楽は相対する事象だと考えていたのですが、どうも間違えていたようです。読んでいる時の方が、メロディーは思い浮かびやすいし、また歌い方にもアイディアが出る。
今宵も反省すべき点はあるのですが、方向としてはこのやり方で努力することを確認しました。

by sunrisek6 | 2014-08-22 21:47 | ライブ
2014年 08月 20日

吉祥寺・サムタイム

吉祥寺サムタイム、ヴォーカルの西村知恵を中心としたバンドです。
二回目となり、演奏もこなれてきたようです。

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今回はCDの収録曲だけではなく、アレンジメント無しのセッションも多く演奏しました。
制約が外れたことで西村知恵のヴォーカルも自由度が増したように感じ、観客の皆さんにもそれが伝わっているようでした。
個人的にも、遠慮せずに自分の言葉でアルトを吹けることは幸せなことです。
全体的に楽しいライブとなったことを、皆さんに感謝いたします。

by sunrisek6 | 2014-08-20 11:35 | ライブ
2014年 08月 17日

セッション2014 プレゼンツ 未放送音源セレクション


直前の告知ですが、8月18日(月)~21日(木)の4日間連続、午後4時から6時まで「セッション2014 プレゼンツ 未放送音源セレクション」をNHK-FMで放送します。

アンコール曲などの未放送曲を40グループ、全46曲。
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僕は初日18日に「高瀬龍一セクステット」として9番目の演奏。
20日に「ジャズ・フォア・東北スペシャルバンド」として、その日の最後の演奏に加わっています。
お聴きになっていただければ幸いです。

by sunrisek6 | 2014-08-17 23:36 | コンサート
2014年 08月 16日

靖国神社へ参拝

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今日も暑い一日でした。地下鉄の九段下駅を出るといつもの風景です。通年は正午近くに到着するのですが、今年は昼間の仕事のみで夜はオフ。午後5時を目安に靖国神社に詣でました。この日の夜の仕事はもとよりキャンセルです。
「チャンネル桜」の呼びかけで、多数の日章旗を掲げた団体に遭遇しました。彼らは静かに、粛々と行進をしていました。ヘイトスピーチや横断幕は一切なく、日の丸を掲げているだけ。実に日本人的な態度に感心しました。
いつもは12時ごろに参拝するので、夏の直射日光を浴びながら40分ほど参道で待ちます。夕方に到着すると、比較的空いているのですね。初めて手水舎を使い身を清めます。
靖国でいつも感じることは参拝者が譲り合い、割り込む人間などは一人もなく、実に日本人らしい清々しい気持ちになることです。ここに参拝する人々は、日本人の高い民度を持った選ばれた人々なのです。僕は選ばれた人間ではないので、参拝の邪魔にならぬように道を譲ります。もしかしたら、皆さん同じような気持ちを持っているかもしれません。
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このような静かな気持ちになることが、戦没者への供養と感謝に繋がるのかもしれません。
改めて国を護るために命を落とした英霊の方々に、深い感謝の念を持たずにはいられません。ありがとうございました。

by sunrisek6 | 2014-08-16 23:27 | 社会
2014年 08月 14日

西荻窪・アケタの店

この老舗ジャズライブハウスは久しく来ていませんでした。
西荻窪駅の周辺は路地が多いのですが、その中の一つの小路に「アケタの店」があります。
僕が上京した40年前の昭和が、まるで時間の経つのを忘れたかのように生活していました。
今日は紙上理(しがみ・ただし)セプテットでの演奏。
メンバーは年上が3人、年下が3人。音楽に年齢は関係ないのですが、キャリアとジャズを始めた時代の差は少しばかり関係があります。その時の社会情勢や、同世代の考え方などの影響を切り捨てて考えることはできません。
それでもジャズは演奏が始まれば、音楽の中での会話となります。僕達にとって音楽とは言葉であり、詩人が言葉を完全に道具として扱うことできることと同様に、ある意味では音を道具として使えるべく修練した職人とも言えます。
自分の人生観念や形而上学的な観念を演繹させることが(小林秀雄)、僕らの目的ではありません。
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リーダーの紙上さんのベース、元岡一英さんのピアノ、高橋知己さんのテナー。それぞれの先輩方の演奏はこれまで数多く聴いてきましたが、今日は非常に冷静に聴いている自分がいます。安心して、彼らの言葉に頷きながら同意できる意見を一つずつ承認して行きます。年齢を重ねることで、切羽詰まった環境から多少とも抜け出せたことが余裕を持つことに繋がったのでしょうか。それだけ過去の自分が未成熟であったことを、そしてこの時間を巻き戻したような昭和を、と言うより若い頃の自分に重ね合わせることを味わっているのでしょう。

演奏した全曲はオーガナイズドされていて、テーマのアンサンブルだけでもジャズの愉しさを十分に伝えるものでした。気をてらうことなくホーンセクションを彩った元岡さんの編曲が好感を持てます。
もう若手では無いのですが、松島啓之の瑞々しいトランペットはアンサンブル、ソロとも類まれな才能を発揮していました。強いブルースフィーリングを感じます。
狭い店内ですが、ほぼ満席。変わったのは、現代の耳でジャズを感じる聴衆の方かもしれません。僕はこの方々を大切にしていきたいと感じます。

by sunrisek6 | 2014-08-14 12:07 | ライブ
2014年 08月 09日

宇都宮でのコンサート

今日は朝5時半起き。
宇都宮での演奏のためです。
市の夏休みイベントとして栃木産業技術センターでのコンサート。
ここは中々立派なホールで、10時スタートのせいで観客の入りは半分というところでしたが、落ち着いた音楽を演奏することができました。
共演は全て宇都宮のミュージシャンです。
もう少しリハーサルの時間が欲しいところですが、そうも言ってはいられません。
若いころは、このような状況だと自分の技量が至らないせいで演奏の質が落ちていました。
しかしここのところは、何か無心になる方法が分かった気がしています。
もちろん、駄目なところは要求したりアドバイスしたりもします。

これだけで終了ではなく、IPSという大型ショッピングモール内でも演奏しました。
今日のコンサートはジャズを始めて聴く方も多くいらっしゃいましたが、僕はこのような場所での演奏を好みます。l
いつも、では大変ですが、ジャズに対して先入観の無い聴衆にも理解されねば、音楽としては不備なのではないでしょうか。
ただ、もちろんジャズは初めてでも、人生に文化が必要だと知っている意識の高い人々を対象にしています。
どんな聴衆にでも受けるようにする気は毛頭なく、またそのような才覚も全く持ち合わせていないからです。

終わってみれば、全体的に良い演奏になったようです。
若手の進歩を見ることができるのは、実にしあわせなことです。

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プロデュースして頂いた、「とちぎ音の会」の代表、佐藤康弘氏に感謝申し上げます。

by sunrisek6 | 2014-08-09 10:00 | コンサート
2014年 08月 01日

新宿・サムデイ

現在のカルテットでのレギュラーメンバーをリズムセクションに迎えてのセクステット、新宿サムデイでした。
今回の演奏は、久々の記録更新。
もちろん演奏上の完成度においてです。
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楽器の奏法上の発見がひと段落して、今度は即興演奏のやり方に変化が表れました。
何がどうなったいるか説明し難いのですが、頭の中のイメージを時代性や慣用句から切り離す道程で湧き上がってくるメロディーを捕まえる、と言えば近いでしょうか。
何にしても広瀬潤次と本川悠平の大きく、そしてポイントの明確なビートの寄与があったからこそです。
そしてヨーロッパ3週間のコンサートツアーから帰国した、椎名豊の華麗で多彩なコードワークとソロ。
それに加えてルイス・パジェのアドリブ・ラインの大きな向上。トランペットの音とリズムに関しては既に突出した存在なので、益々楽しみです。また佐藤春樹の演奏は、氏の面目躍如たるもので実に堂々としたものです。
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このような共演者の中で演奏ができることは非常な幸せですが、日ごろの鍛錬と内にも外にも妥協を排除した態度を取ることが必要です。僕のような凡才は、そのことでしか音楽家としての自分を保持する術を知らないからです。

by sunrisek6 | 2014-08-01 18:15 | ライブ