藍色の研究

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2014年 11月 24日

草加・シュガーヒル

草加シュガーヒルでのカルテットでの演奏でした。
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殆どメモリーでのセッションになりました。レギュラーのバンドであれば、譜面であれヘッドであれアレンジメントを施してオーガナイズせねばなりません。しかしジャズの即興性においては、取り決め無しのセッションが重要です。自分の都合ではなく4人のサウンドを聴きながら最善のポジションへ移動することは、サッカーやバレーボールなどの集団競技に共通性がありますが、相手の音を聞き分けて自分の考えを伝えることは討論に似ています。セッション中は音楽的な事象がたくさん発生して、他のプレーヤーの言葉を聴きとります。普段の生活においても話がすれ違う、或いは通じないことは双方の責任でもありますが、とにかく相手の言葉が聴き取れなければセッションの意味はありません。今日も良い経験ができたことに感謝します。

by sunrisek6 | 2014-11-24 11:05 | ライブ
2014年 11月 19日

宮崎ツアー(3)スカイホーム&ブラスコ

カルテットでの二日間のステージを終了後に、僕とピアノの椎名豊は居残りで更に二つのステージを持ちました。
昼間からのライブは、介護付き老人ホームである「大王谷スカイホーム」でのコンサート。考えてみたら高齢者のためのマンションのロビーコンサートは何度もやっていますが、車椅子の方々が多い老人施設での演奏は初めてです。
最初に依頼があったときに椎名豊に打診して、この場所での演奏について意見を聞きました。すると彼は「僕らは人に何かを感じてもらうために演奏しているのですから、この場所でやらない理由はありません。」と言われました。さすがに世界中でジャズを演奏している人間は、音楽家の存在理由が明確に意識されているのですね。
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選曲は躊躇うことなく、いつもデュオで演奏するようなレパートリです。オリジナルこそ外しましたが、ジャズそのものの演奏を皆さんにお聴かせしたかったのです。少し反応が無い方もいらっしゃったのですが、それでも音楽の力は確実に何か熱いもの伝えたような実感があります。一時間弱のステージですが、大きな掛け声を掛けてくれる男性もあり、僕らも遠慮なくスイングさせてもらいました。
僕がこのような施設に入居したら、椎名が慰問に来てくれることを約束させて次の会場へ。

しばらく休憩して、夜は市内中心部の繁華街?にある「ブラスコ」というお店です。ここは定員20名の限定でのライブで、もちろん満席です。昼間とは逆に、すごく音を圧縮して静かながら濃いブルースフィーリングを伝えるように努力しました。
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皆さんは実に熱心にお聴きになられて、近い距離での音楽的なコミニュケーションを楽しみました。終了後は珍しいことですが、皆さん御帰りにならずそのまま打上げ状態に。
たくさんのお話ができて、有意義な時間を過ごしました。
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椎名豊は間が悪く着信中。かれは今月末の大プロジェクトに向けて、大変に多忙なのです。詳しくは彼のHPをご覧ください。

そのような訳で3日間の宮崎のツアーは終了。今回も多くの人々との出会いが自分の人生を豊かにしてくれましたし、親族や友人の暖かさに触れて自分の幸せを再認識しました。人生とは辛いことも絶対的に多いのですが、だからこそ有難味を感じるのですね。来年のコンサートまで、もうひとつ高いところを理解すべく精進します。

by sunrisek6 | 2014-11-19 13:40 | ライブ
2014年 11月 16日

宮崎ツアー(2)日向市交流館小ホール

今年で7回目となる日向でのライブ。日向市交流館小ホールで行われました。
例年は6月に開催されていたのですが、今年は11月になりました。演奏者の都合を申し上げれば、梅雨の時よりも空気の状態が音楽には適しています。湿度が多い時は、それぞれの楽器でいつも以上に調整することが多いのです。無論それは瑣末なことで、今回のステージがこのシリーズにおいて最高だったのは各ミュージシャンの努力と進歩によることが大でしょう。
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7回目になるとリピーターの方も多く、去年とのバンドサウンド違いを楽しむ方もいらっしゃいます。
前回のブログで従兄弟たちが企画立案、そして実行してこれたことをお知らせしましたが、この数年はPAのエンジニアも宮崎市でプロとして仕事をしている従兄弟がやってくれています。身内を褒めるのも気がひけますが、素晴らしく演奏しやすい環境に整えてくれます。
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そのお陰もあって、最後まで演奏は快調でした。
椎名豊、本川悠平、広瀬潤次には、確実に日向のファンがついたようです。
従兄弟たちには仕事の合間を縫って多大な負担を掛けるコンサートですが、何とか来年も開催してくれたらと希望しています。
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スタッフの皆さん、従兄弟の子供達も含めると一族16人とその友人。打上げまで残れない親族もいますが、皆さんのお陰です。

by sunrisek6 | 2014-11-16 20:12 | コンサート
2014年 11月 15日

宮崎ツアー(1)

毎年行われる宮崎県日向市でのコンサートも、今年で7回目を迎えました。
このコンサートの企画・実行は僕の父方の従兄弟たちがやってくれています。色々な形でのコンサートがありますが、このような親族でのプロジェクトはかなり珍しいことだと考えると共に、従兄弟たちに深く感謝する次第です。
一日目、宮崎空港に到着。
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南国宮崎は植物からしてこちらとは異なる景観があり、旅情を煽ります。

始めて演奏するライフタイムは、JR宮崎駅からすぐの繁華街にあります。
多くのジャズミュージシャンが東京から訪れ名演を繰り広げたライブハウスのマスターは草野賢次郎氏。歯に衣を着せない音楽評は、ライブハウスのマスターとして必要なことです。批評とは褒めることでは決してありませんが、最終的には言われた側が有難く感じるものです。それが無ければ批評家が対象の作品を理解していないか、恣意的な音楽的思想のみを主張しているに過ぎないでしょう。僕は草野さんと話をしていて、音楽的な方向性は異なっていても、真摯に音楽に接することに何らの差異を感じませんでした。多くの意見は非常に興味深く聞くことができ、このようなマスーがいる街は良いミュージシャンが育ちます。

僕らの演奏はいつも通りですが、良い緊張感の中で集中することができ、このカルテットの更なる可能性を感じた一夜でした。決して多いとは言えない観客数でしたが、その皆さんの音楽的感性は高く、僕らもお店の壁に吸い込まれた歴史や情念を感じながら会話を続けることができました。
以下はご夫婦で写真家の黒川ご夫妻が撮られたものです。ありがたく公開させて頂きます。
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個人のショットも追加します。
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またひとつ毎年演奏をしたいお店が追加されました。再演を楽しみにしております。

by sunrisek6 | 2014-11-15 22:36 | ライブ
2014年 11月 14日

誌上レッスン

 浜松や東北において、多くの吹奏楽部の生徒たちにクリックや合同演奏などで交流を深めてきました。そのため僕から見れば子供達のような彼らと接することに喜びも生まれ、そして教え方も多少は分かってきました。
 そのような中、今日はサックス・マガジン(リーットミュージック社)の企画でAKBのメンバーである古畑奈和(なお)さんの誌上レッスンをやってきました。場所は秋葉原の某スタジオです。

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 彼女は中学生のころから吹奏楽部でサキソフォンを吹かれていたようで、これは全国大会にも出場する名門校です。素直な音で、癖の無い吹き方は好感が持てます。僕の書いたピアノとのデュオの譜面を使ってのレッスンで、題材は「Moonlight Serenade」です。最初はロングトーンやヴィブラートの基礎から入ったのですが、すぐにコツを掴み、ヴィブラートはメトロノームを使って正確な数を入れることができるようになりました。さすがに表現をすることに関しては長けていますから、一時間強のレッスンは有意義だったと思います。想像通り非常に礼儀正しく、とても明るい性格は貴重ですね。そして想像以上に上手でした
 僕は基本的に美人奏者というだけの理由で売り出すメディアには、一人の音楽家として苦言を呈してきました。当初はこの企画を受けることに逡巡もあったのですが、全国の吹奏楽を愛する子供たちへの勇気になればと考えました。
 最後にチャーリー・パーカーやキャノンボール・アダレイを聴くことをアドバイスしてレッスンを終了しました。

by sunrisek6 | 2014-11-14 23:41 | クリニック・レッスン
2014年 11月 13日

原信夫氏の米寿を祝う会

シャープス&フラッツのリーダー、原信夫氏は先日もお伝えしましたが今月で88歳になられます。僕が音頭を取り、上は古希を迎えられた谷山忠男氏や五十嵐明要氏を始め、僕からみたら若手のプレーヤーまでシャープス&フラッツにレギュラーとして在籍したミュージシャンに声を掛けました。一人では無理なので数人のミュージシャンにも連絡を取り合ってもらい、21人のジャズマンが集いました。
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幹事は意外と大変で写真を撮るのを忘れていましたが、数枚を公開します。
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アルトサックスの大先輩で現在でも多くを学ぶことができる五十嵐さんに、改めてステージでの気持ちの持ち方などを教えられました。
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最後まで残ったサックスセクション。
アルトが二人、テナーが二人、原田忠幸氏のバリトンを加えて完全にセクションができます。
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原さんも非常に喜んでいただけて、幹事をやった甲斐がありました。
忙しい中にお集まりいただいた皆様に、感謝申し上げます。
原さんはまだお元気ですから、次回は卒寿(90歳)のお祝いをやらねばなりませんね。
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by sunrisek6 | 2014-11-13 22:06 | 友人
2014年 11月 11日

池袋・インデペンデンス

レギュラーカルテットでの演奏、池袋のライブハウス「インデペンデンス」でした。
今回のライブはプログラムを決定して、事前に曲目を公表しました。有難いことに今回も満席です。
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実に質の高いトリオ(椎名豊・本川悠平・広瀬潤次)のサポートは盤石です。この歳になってこのようなミュージシャン達と共演できることに感謝したい気持ちです。
個人的にはまだまだ問題があります。ひとつがリードの選択。運が良ければリードの箱を開けて、順番に使って行けばそれで良いのですが、リードも農作物の一種であり良い時もあります。そしてその不運も連続する可能性があります。そのようなときに、果たしてリードが悪いのか己のサックス吹きとしての技量に問題があるのか判断することは簡単ではありません。それでも昔だったら制御できなかったかもしれない難局を乗り切るのは、多少は上達したのかもしれません。このバンドで宮崎へ行きます。意味のある良い演奏になることを期待します。

by sunrisek6 | 2014-11-11 21:52 | ライブ
2014年 11月 10日

浜松のクリニック

先月に引き続き浜松でのクリニックでした。
朝のうち雨模様だった東京ですが、浜松は好天に恵まれ暖かな陽気と言っても良いほどでした。
いつものように泊まりがけで二日間のクリニックでしたが、一日目はまず中部中学校へ向かいます。
僕は最近生徒達の指導をする機会が増えて、もう100校以上になると思いますが、逆に子供たちの顔や楽器の音、練習している曲を想い出せるようになってきました。
中部中学の現在の2年生は、最初のクリニックの時はまだ部に慣れていない1年生でした。一年前は小学生ですから。それが今年度には楽器の技量が上がっただけではなく、吹奏楽部員として音楽を演奏する自覚のようなものを強く感じます。
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3年目となる学校ですが、これまで何度もスイングの基本に対して説明してきました。確実に効果が上がったことは、今後の学校指導における大きな指標となります。生徒達に感謝せねばなりません。

浜松市内を移動して浜松工業高校へ到着。このクリニックは4つの会場で行われますが、これには取り決めがあり、高校一校、小学校を含む合同校一校、あとは中学です。実は参加希望校が多くて、なかなか順番が回らないのが実情です。さすがに音楽文化に力を入れている浜松市だと、いつも驚いてしまいます。
さて浜松工業は吹奏楽部として伝統のある優秀な学校です。高校生になれば、半分は大人の側面もでてきます。彼らと音楽を通して接するのは、僕が普段やっている個人のホームレッスンにも共通するものがあります。今回は特に細かくリズムの捉え方を説明しました。課題曲があり、時間は一時間弱なので、タイトな内容になってしまうのが返す返すも残念です。音楽に到達するためには、元来は音符から導入するのではなく人間の生活や文化芸術から入るべきです。でもそんな話をしていたら、具体的な演奏方法まで到達する前に時間切れになってしまいます。
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終了後に、中心になる原信夫氏の米寿の集まりがありました。最初はサプライズとして、生徒達が原さんの御祝いとして演奏。僕らもソロパートで参加して御祝いです。その後、市内中心部へ移動して数十名でのパーティーを開催。2時間半の間、多くの浜松市の名士との懇親会となりました。原さんを本当に大事に思う浜松の音楽関係者の気持ちが伝わります。偶々ですが僕の右隣は教員の皆さん、左隣は自衛隊音楽隊の隊長さんでした。一昔前なら、このような状況は考えられなかったかも知れません。現在は変わりました。教育者と自衛隊が共に日本のために考えを同じくするのは、何と素晴らしいことでしょうか。最近はイデオロギーという狭量な考え方から離れようとしています。確固たる思想は所持しているつもりですが、イデオロギーとは所属している団体或いは立場、個人の感情的な隘路に嵌っているにいるのに過ぎないように感じています。そのために、もっと読書をして知識と論理性を高めねばなりません。

翌日は午前中から、新しく参加した入野中学へ赴きます。b0094826_11112023.jpg
この学校は受講校のなかで部員数が最小です。そのために吹奏楽編成ではなく、ジャズバンド編成にしたそうです。これはフルートやクラリネットがサキソフォンへ、ホルンやユーフォニアムがトランペットやトロンボーンにコンバートせねばなりません。生徒達にも非常に大変なことで、前回はその惑乱を隠すことができませんでした。ところが生徒達の柔軟な若さとは、僕たち大人が想像する常識を軽く超えるものです。今回は見違えるほどジャズに対しての取り組み方が前向きになり、また実際にアンサンブルも大きく前進しました。次回以降も楽しみです。
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最後は篠原中学校。この学校は40数年前には、吹奏楽コンクールの全国大会で優勝しています。(当時は金賞銀賞ではなく、一位、二位という順番での評価。)僕は審査員が腹を括って、具体的な序列を付けて、その結果に対する責任は音楽家としての審査員が一切を持つ、とすべきだと考えています。
ところで現在の篠原中学は、実に素晴らしい校風を持っています。生徒達が素直で明るいのです。2年前に参加した時から感じていたのですが、この屈託なく笑顔を絶やさず、そして礼儀正しい部の雰囲気は伝統であるばかりではなく、先生のご指導の賜でしょう。前回とは異なり、3年生が全員引退した後での受講となりましたが、2年生は非常に頑張っています。これも3年生たちが伝統のバトンを次の世代に渡したからなのでしょう。この学校も、音楽の周辺の、というより音楽に至る人間の要素をもっと話したいと思います。今回も随分上手になりなしたから、次回はそんな話もしてみたいと思っています。生徒とご父兄から、このブログを読まれていると教えられました。感謝いたします。ところでそういってくれたドラムの生徒さん、写真で顔が下に切れていて申し訳ありません。撮影状況の関係でファインダーを見ないでシャッターを切ってしまいました。他意はありません(>_<)
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by sunrisek6 | 2014-11-10 11:32 | クリニック・レッスン
2014年 11月 10日

大宮・アコースティックハウス・ジャム

若手との共演は、彼らの進境を確認する楽しみがあります。大宮・アコースティックハウス・ジャムでのカルテットでした。
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そのことを特に感じたのが1セットで演奏したDays of wine and rosesでのソロ。リズムセクションがある一定の深いビートに収束されれば、その具体的な目印の上に自分の身を横たえることができます。それは音という空気の振動による波では無く、恰も有形の固形物で在るかのごとく鮮明な座席のようなものです。一流の音楽家達の演奏でも、常時そのような状態が持続することはあり得ません。この状況をスイングしている、という動詞に置き換えることは可能であり、この時に即興性は高まり雑念から遊離して音楽を演奏できるようになります。
今日は一瞬でもこのことが起こり得たことに感謝したいと思います。残念ながらまだまだ継続性はないのですが、それは自己責任。これからの課題です。

by sunrisek6 | 2014-11-10 10:27 | ライブ